合気道の根本は「気」であるが、これをテーマに稽古することはあまりない。本来、基本技を習得しその中から「気」を取り入れていくものなのだろう。今回は特に「気」をテーマとして簡単なものから稽古した。
しかし、師範が行う技を見ているとまるで魔法のようだ。勿論我々はすぐそれが出来るわけもなく、その基本となる考え方を徹底的に頭に浸透させられた。
壱、 右手は左手で動かす。 (意識を他に移すことから始まる)
弐、 手は足で動かす。 (足捌きで手の動きを制御する)
参、 足は丹田で動かす。 (正柱線を保つことで足が動く)
これらが無意識に出来るようになれば技がついてくるのだろう。日頃の意識と稽古がこれをマスターする王道と思う。
「合気道の技」や「気」は他の日常的な事象に応用できそうだ。