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【　私の趣味　】

日曜大工

【　空調機の移設・取付工事】（2001年６月）

　今回は空調機の移設である。２０年程前にも一度自分で取り外し自宅に取り付けたことがある。その時は前に住んでいたマンション１３Ｆのベランダの上に宙吊りになった空調機を取り外し、今の自宅に移設したものだ。
　この頃の空調機は冷媒ガスの充填無しに２回までは移設出来ると聞いた。配管を外すとシュッと少し音がするが自動的に栓が閉まる構造だった。
　今回は念のため家電販売店に電話して取り外し方法を教えて頂いた。
　大変親切に教えてくれて、１ステップずつ手順に従って作業を進めながらの説明である。順番に作業は進んだが、冷媒管の栓を締める段階で六角レンチ（ヘキサレンチ）が手元になかったので、その先の作業はせずに、説明だけ聞いて頭に記憶した。
　その後、道具を全て揃えて、手順に沿って作業を進めた。

［取り外し作業手順］
①　先ず冷房運転をする。
②　室外機のファンが回り始めたら冷房開始なので
③　細いほうのパイプ（高圧）の栓を閉める。
　（栓は大きな六角のネジ蓋を取ると中に小さな六角ネジ（メス）があるので、六角レンチで右回しに締める）
④　５分程するとポンプの音が僅かに重そうに変化する。（注意深く聴かないと分からない）
　　この時、室内機とパイプの中が真空状態になる。
⑤　太いパイプ（低圧）の栓を細いパイプのときと同様に閉める。
⑥　すぐに電源コンセントを抜く。
⑦　細いパイプと太いパイプを留めている夫々のネジを緩めて切り離す。（完了）
⑧　あとは、電源コード、アース線を外す。電源コードは電線２本と信号線２本の計４本（同じ太さ）があるのでコードの色をメモしておくこと。

［取り付け作業手順］
　上記の作業を逆の手順で進めるが、③～⑤の手順の逆は２本のパイプを完全に接続してから、２本の栓を開ける。　あとは、電源を入れてテスト。
　実際には、電源線やアース線が完璧か確認してから最終手順の電源ＯＮのテストをすること。　　特に、今のインバーター型のエアコンはアースが必須で、アースされていないとコンピューターがアースされているかをチェックしてその先に進まないようになっている。即ち、コンプレッサーの電源が入らないようになっている。

［設置工事のための事前準備］
①　空調機取り付け場所が物置同然となっていたのでこの方付けが大変であった。
②　パイプ類が外に出る部分には大型バイク、オフロードバイク、自転車２台がありそのスペースを空けること。
③　パイプ類が出る屋根に乗って作業しなければならず、ガレージ屋根の補強が必要。 ④　室外機を屋根に乗せる。
　スペースとパイプ長の制約から、室外機を下に置けず、玄関上の屋根の上に乗せるしかない。ここへ持ち上げるのが至難の業。知恵を使ってうまく上げる事が出来た。
　具体的には室内を通って二階のベランダまで持っていき、ベランダの手摺の上に一旦乗せ、それからひさしの屋根に降ろし、玄関の屋根まで移動する。その室外機が大人の男性１人でやっと持ち上がる重さゆえ、ベランダの手摺に乗せるのが難しく、手摺から降ろすのはもっと危険な作業であった。（狭いひさしに立っていて足場に余裕がない）ベランダの手摺に傷がつかぬよう色々な養生も必要。手伝いは家内の女手一つなのでベランダに乗せた機械を抑えるだけ、後は全て１人でやらなければならず、大変な作業となった。
　流石、家内は「もうこんな危険な作業は二度とやらないで」と懇願した。「了解」と言わざるを得なかった。

綺麗に付いた室内機配管配線出口（外側）室外機の取り付け

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綺麗に付いた室内機	配管配線出口（外側）	室外機の取り付け