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【　私の趣味　】

日曜大工

【　スレート屋根の塗装工事　】　（2001年１０月）

　１０月はスレート屋根の塗装工事である。
　２５年程前に家を買って以来、１度しか塗装したことがなく、最近塗装屋さんがうるさく御用聞きに来る。「もうそろそろ塗装の時期です」とか、「上部のトタンが剥がれかかっているので挨拶代わりに無料で直してあげる」と言った売込みである。
　確かに、１０年以上塗装してないので気に掛かっていた。しかし、家族は「もう年だから自分で塗装するのでなくプロに任せなさい」という。しかし、プロに任せれば４０万円～６０万円はするだろう。
　今年の夏休みにオーストラリアのシドニーでクライム・ブリッジ・ツアーに参加して、１３４ｍのハーバーブリッジの弓状の頂上に登ったが、何ら問題なくむしろ快感でさえあった。従って、まだバランス感覚などの体力的な面では問題ないので、家族を説得して自分で塗装することにした。

［屋根塗装・作業手順］

①　塗料その他の材料購入
　　　　シーラー（下地材）、ペンキ、金属ブラシ、コーキング材　等
②　屋根の清掃
　　　　屋根には苔が沢山生えておりそれを取り除く。
③　屋根の水洗い
　　　　苔を取った後は細かい砂や土が残るので水洗いが一番。
④　ブリキ部分の補修
　　　　錆取り、錆止め塗装、重なった部分のコーキング材防水。
⑤　シーラーの塗装
　　　　直接ペンキを塗ると乾いた屋根材がペンキを吸ってしまい大量にペンキを
　　　　必要とするばかりか、ペンキが伸びないので塗りにくい。
　　　　そのため、下地材のシーラーを塗る。
⑤　ペンキを塗る。
　　　　屋根全体を塗装し終了。
　　　　念のため、塗り斑の確認と屋根の周囲のペンキ塗り。それで完了。

［作業日数］
　　　　材料購入からペンキ塗り完了まで、４日間、実質作業は２日半掛かった。

［第１日目］
　午前：塗料その他の材料購入。
　午後：ブリキ部分とひび割れ部分の補修。
　　　　　屋根の苔落とし作業。
　　　　　　　亀の子だわしでは取れないので鉄ブラシで取るのだが大変。腰が痛くなる。
　　　　　　　普通のマスクでは駄目で細かい塵を吸い込み夜喘息のような咳が出た。
　　　　　　　（要注意：身体を害したら元も子もなくなる）

ブリキ部分とひび割れの補修このように苔（茶色）が生える鉄ブラシで苔を除去（手前）

　南側（右）はひび割れが多い。北側は殆どひび割れがないが苔が全面に生えている。（茶色に見える）やはり、太陽の熱を正面に受けるのと、斜めに弱く受けるのとの違いらしい。

［第２日目］
　午前：ＤＩＹショップにて、防塵マスクと鉄ブラシにつける棒を購入。鉄ブラシにつける棒の取り付け作業。
　午後：この道具を使ったがうまく機能しない。そこで以前買った電動サンダーを使用し、効率よく苔が取れた。また、３０ｍの延長コードリールを持っているので屋根の上でも電源が取れる。
　防塵マスクの効果抜群で全くむせないばかりか、息つきも普通のマスクより楽である。１万分の１ｍｍの塵を９９％カットするという優れもの。（３５０円は安い）

電動サンダーで苔落とし

［第３日目］
　午前：屋根にシーラー塗装。（８：００～１３：００　５時間）
　午後：ペンキ塗り。（１４：００～１７：００　３時間）屋根半分で中断。

シーラーを塗るペンキを塗る（半分）ペンキを塗る（半分）

［第４日目］
　午前：ペンキ塗り。（１０：００～１３：００　３時間）残り屋根半分を塗装。完了。

足場（降り口）を残して塗る最後に全て塗り完了

［総費用］

項　　　目詳　　　　　細　費　用　（円）

　材　　　料 　　鉄ブラシ、棒、防塵マスク　　　　　９５０　

　コーキング材　　２本＋ＧＵＮ　　　　　９５０　

　シーラー　　１８リットル缶　　　５，６００

　ペ　ン　キ　　１８リットル缶　　　８，２００

　合　　　計　　　１５，７００

以上

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ブリキ部分とひび割れの補修	このように苔（茶色）が生える	鉄ブラシで苔を除去（手前）


シーラーを塗る	ペンキを塗る（半分）	ペンキを塗る（半分）


足場（降り口）を残して塗る	最後に全て塗り完了

項　　　目	詳　　　　　細	費　用　（円）
材　　　料	鉄ブラシ、棒、防塵マスク	９５０
コーキング材	２本＋ＧＵＮ	９５０
シーラー	１８リットル缶	５，６００
ペ　ン　キ	１８リットル缶	８，２００
合　　　計		１５，７００