【私の趣味】 映画


Ver.1.1 2007/05/28
【見た映画とその感想】  見た映画の自分なりの感想を簡単に報告します。

映画報告
年月日 劇 場 題 名 ジャンル 概 要  &  (詳 細)
07/05/25 立川シネマ 知覧特攻隊 ドラマ 07日 「俺は、君のためにこそ死ににいく」という題名のドラマ。

<解説>
 第二次大戦末期、特攻隊基地のあった鹿児島県知覧で隊員たちと交流を持ち支えとなったった女性の体験をドラマ化した感動巨編。出撃前の隊員たちの測り知れない苦悩や衝撃的な特攻シーンに言葉を失う。
製作年度 2007年 上映時間 140分
製作総指揮:石原慎太郎 脚本:石原慎太郎 監督 新城 卓 出演:岸 惠子、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、多部未華子、前川泰之
<感想>
 この映画は、隊員から母のように慕われた鳥濱トメさんに石原慎太郎本人が若い頃面談して聞いた話から戦争を知らない若者に当時の事実を伝えたいと石原が自ら脚本を書き上げたものである。一見、戦争映画ではあるが伝えたいのは「当時の特攻隊員は与えられた運命の中で如何に自分の愛する人を守るために戦ったか」という事実を感動ドラマで伝えている。また、岸惠子は戦争映画には出ないと決めて一旦断ったものの、石原の話を聞いて、当時の若者の生き様に感動し出演を引き受けたという逸話も残されている。
 兎に角、鳥濱トメさんは凄い人だ。心から特攻隊員の支援をして体を張って憲兵とも張り合ったりと、そのど根性を感じさせる。最後の場面では沢山の蛍が出て、死んでいった若者が出てくる幻想シーンでは思わず目頭が熱くなり、背景に聞こえてくる「海行かば♪」の曲は益々見る人の感情を高揚させ涙を抑えることが出来なかった。
【余談】
 知覧の街に入ると道路の両脇に兵隊の姿が彫られた大きな石灯籠が連綿と続く、この雰囲気は本当に異様な霊を感じる。この映画に関するTVで知ったのだがこの石灯籠は鳥濱トメさんが散っていった兵隊さんを偲んで自費で作られたものと知った。トメさんの一層の偉大さを改めて知ることとなった。

 ・1999年・ST−21ツーリング

4〜5月度(GW) 「九州(西廻り一周)ツーリング」

<私のツーリングレポートから抜粋>

(4)知覧の武家屋敷
 日本最大の鰹の水揚げ港(枕崎)を通り知覧に向かう。街を走っていると両側に石灯
籠が立ち並び異様な雰囲気だ。最初は単なるお寺の石灯籠かと思っていたらこれが延々
と何kmも続くので驚いた。よく見ると各石灯籠には人の形が刻まれていて、皆兵隊さ
んなのだ。そうか町中が特攻隊の悲しみを表しているのだ。ご存じの通り知覧は陸軍特
攻隊の出撃基地であったことで有名だ。
 途中知覧の「武家屋敷」を見学したが綺麗に整備された庭が大変良い。一般的に今住
んでいる家が多く、その中で、庭だけを開放して見学させている。一軒一軒はこじんま
りしており現在の郊外型一戸建て住宅と同じ位の広さだ。

知覧武家屋敷
(5)知覧特攻平和記念館
 本日の第一のビューポイント「知覧特攻平和記念館」に向かう。
 ここはJFさんによる話でも、見学者は皆涙するという。展示物の殆どが特攻隊兵の
遺書で占められており自由に閲覧できる。その殆どが直筆の遺書や手紙なのである。一
部見にくいものはコピーし拡大したものもある。
 ここに来ると、皆じっとそれらを読み、鼻水をすすっている。ある茶髪(チャパツ)
のお姐さんがここでは鼻をかむのが忙しい程涙を流しているのを見て意外に感じた。

            若き死に涙す知覧棕櫚の花

 この展示以外では、当時特攻に出た陸軍の戦闘機の復元機が色々展示されていた。9
9式、一式・隼、二式・飛燕、三式・疾風、四式・紫電改とどれも名機なので私が知っ
ている名前であった。ご存じの方も多いと思うが飛燕は倒立水冷12気筒エンジンでエ
ンジン部分が細くスマートだ。そして機体も大きく立派である。これと比べると朝鮮戦
争の時に活躍した米軍のF86F等は「おもちゃ」のように感じる。
 どの飛行機も1200馬力以上、最高飛行高度10,000mと当時としては大変な
能力だ。零戦(ゼロセン)は海軍の零式(正式名称は零式艦上戦闘機)なのでここには
展示されていなかった。

 (註)零式:皇紀2600年、即ち00年に開発された飛行機、一式は2601年に
開発された飛行機を意味する。

兵隊像と自衛隊練習機


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