（２）敢えて確認の電話をせず
　万が一、休業と言うことも考えられたが「日曜日で繁盛していて欲しい」との思いと、今回のツーリングが中止になる可能性もあるので電話での確認は止めた。

（３）緑あふれる「道志みち」
　自宅を出て暫く国道２０号（R20）を走ると高尾だが、ここは緑あふれる気持ちの良い道路だ。大垂水峠は車も多く「暴走族防止の茶色のゼブラ」が貼られていてバイクがガタガタ揺れるので走行が快適ではない。
　相模湖ＩＣを過ぎて少しすると「道志みち」への分岐点になる。私の後にずっと着いてきたバイクとはここで別れた。湖上に渡る大橋を通過すると「道志みち」に繋がる。青根、月夜野を過ぎると緑豊かな山間部の曲がりくねった道を走る。
　緑の風が素敵で思わず、
「美空ひばり」の「三百六十五夜」（緑の風に〜♪後れ毛が〜♪♪　）を思い出し口ずさんだ。（今年はひばりの十七回忌：命日6/24）

（４）「道の駅どうし」
　「道の駅どうし」で休憩。久々のツーリング日和とあって、バイクが沢山駐車していた。（冒頭の写真参照）　特別にバイク用に確保された通常四輪車用の駐車エリアもバイクでいっぱいだ。ここの道の駅も地元の特産品販売で客も多い。特に買うものはないのでそこそこに出発した。

（５）山中湖
　いつ来ても富士山が湖面に映る景色は最高だが、今日は霞がかかってそれほどではなかった。湖北側の周遊道を通ってR138に出た。後は、河口湖IC付近を通って鳴沢村に向かうだけだ。

（６）「どさんこラーメン」に到着
　自宅を出てから２時間半で鳴沢村の「どさんこラーメン」に到着した。しかし、暖簾が出ていない。ということは休業中。がっかり。懸念したことが起きていた。
　入り口で声を掛けても留守のようだ。小さなお土産を買ってきたのでどうにか届けたい。西側の扉も鍵がかかっている。諦めようと一旦バイクに戻ったが隣の犬が吠えたのでもう一度家の裏側まで廻ったら居間のＴＶが映っていた。と言うことは誰かがいるはず。声を掛けるとご主人が留守番をしていた。奥様は出掛けているとのことで、ご主人と２０分ほど世間話をして出掛けた。

（７）昼飯探し
　ところで、ラーメンを食べ損なったのでどこかで昼食をと思いすぐ近くの「道の駅なるさわ」に行ってみたが自動販売機のカップラーメンと軽食堂のラーメン店しかない。しかも、食券を買うのに行列が出来ている。おいしそうもないのでここでの昼食を諦めてほかを探すことにした。ツーリングの走りを兼ねて本栖湖まで行くことにしたが昼食のためだけに走ると思うとエラく遠く感じる。14km 20分の走りで本栖湖に到着した。和風レストラン「本陣つかさ」が目に付いたので入ったが、１０分ほど待たされて座席に着いた。
　「ゴマだれそば」を注文したが、胡麻の香りと味が良くこのそばに満足した。一人では食べる以外は時間を過ごせないので早々に帰路に着いた。

（８）帰路は国道を２時間半
　本栖湖からまたR139を戻り「どさんこラーメン」前を通って河口湖IC付近（富士吉田市）から左折してR139を大月に向かう。富士吉田市から先のR139は信号が多く余り快適ではなかったが大月からR20に入りスムーズに走れた。自宅まで無休憩で２時間半の走りなのでかなり疲れを感じた。高速道路なら（国道分30分プラス）１時間ほどで到着できるのだが、今回のツーリングは高速道路を使わないことも目的の一つでもあったので国道をひた走った。
（所要時間：高速道路／一般道路＝１／２）

（９）21:00に奥様が来宅
　17:00に自宅に到着したので、ゆっくり後片付けが出来た。バイク、パニヤケース、ブーツを洗い、その他を片付け、ゆっくり入浴してビール付の夕食をとった。
　21:00　玄関チャイムが鳴った。家内が玄関口に出るとなんと「どさんこラーメン」の女将（奥様）だった。私が立ち寄ったことへの御礼と留守したお詫びとのこと。こちらが恐縮してしまった。その上、勝沼ワインの紅白を手土産にと持ってこられた。

＜余談＞
　今は「どさんこラーメン」の顧客が減少して休業しているが、ご子息の事業が繁盛して多忙なので女将（奥様）はその事務処理のお手伝いをしていると伺い安心した。

８、費　　用

項　　　目	費　　　　　用　　　（円）
ガ ソ リ ン	１，３３７
高速道路	使用せず
飲　　　食	９３０　　(ゴマだれそば）
合　　　計	２，２６７

　今回は意外な展開で強く記憶に残るツーリングとなった。