筑波宇宙センターは常磐道・桜土浦ICから四キロという近くにあります。「ツアー見学」を予約するとマイクロバスで場内を移動して「自由見学」で見られない施設内をガイドさん付きで見ることが出来ます。今回は予約なしで行ったのですが、運よく午前中のツアーコースに空きがあり「ツアー見学」に参加できました。ここはNHK朝のドラマ「まんてん」でも建物の内外が宇宙飛行士毛利さんと共に放映されました。
窓口で手続きを済ますと「見学者バッジ」を受け取り左胸に貼り付けます。最初の建物はロケットの模型やロケットエンジンの実物展示があり、ガイドさんの説明によってよく理解できました。人工衛星も色々あり気象衛星「ひまわり」も見ることができます。国際宇宙ステーション日本担当の実験棟「きぼう」も見学できます。最初、模型の「きぼう」を見学し、マイクロバスで別の棟に移動して一階にある実機「きぼう」の製作現場を三階の見学フロアからガラス越しに見下ろすことが出来ました。思ったより大きなものだったことに驚きました。実は「きぼう」は既にアメリカに輸送されていて、今作っているのは予備機とのことでした。「平日ツアー」では宇宙飛行士の訓練棟が見学できるそうです。
昼食は評判のとんかつ屋さんでとることになりましたが、二十分待ちという大変な人気のお店でした。千六百五十九円の「やまとロース定食・中」をオーダーし、インターネットで入手した「ソフトドリンクサービス券」でホットコーヒーを頂き、五穀米のご飯と評判通りのカツの味に三人とも舌鼓を打ちました。
次の見学先「つくばエキスポセンター」には五十二米のHUロケット模型がそそり立っておりすぐに分かりました。ここは「つくば万博」跡地の記念公園で科学技術、主に宇宙関係技術が展示されています。二階には世界のロケットの模型が同一縮尺で展示されているので各国のロケット(アメリカ、ソ連(現ロシア)、アリアンロケット、中国の長征、日本の全ロケット)の大きさを比較することも出来ます。連続した別棟には「世界最大級のプラレタリウム」もあり休憩をかねてゆっくり天空を楽しむことが出来ました。
この建物の他、小さなギャラリーやコーヒーショップもあり、周囲は緑の木々に囲まれて大変心癒される公園となっています。ここの大きな池には「ノアの箱舟」をイメージしたと思われるモニュメントがありました。
総走行距離は二四〇キロと程よいツーリングでした。