【私の趣味】 俳句 Haiku


Ver.1.1 2011/01/29
 俳誌「白」11・12 / 2010 VOL248 P25に掲載された私のエッセーをご紹介します。

句会と私
福島雪雫   .

 今から二十二年前に光樹先生から勧められた俳句。私は俳句に全く関心がなく度重なる勧誘(笑)に義理参加。季語重ねで何度も恥をかき、それでも最初に入会させて頂いた三木句会で先輩達の作品に感激しているうちに俳句が面白くなりました。その後、町田の吟行、安曇野吟行、後楽園吟行に参加して段々自信がついてきました。
 その時、吟行に同行された皆様が、初対面で吟行の進め方も知らない私を優しくサポートして下さいました。これらの吟行を通して湯島句会にも仲間入りさせて頂き、その後、浜風句会にも歓迎ムードで迎えられました。
 三木句会は一時期閉会の危機に陥り、幹事の方々のご努力で再興を果たしたのですが、その間、白樺句会のお誘いもありましたが開催曜日が私の都合に合わず断念。
 湯島句会ではベテランばかりで私が出席してよいものかと躊躇しましたが先生のお薦めもあり分不相応と知りながら参加させて頂いております。「ずうずうしい奴」と思われているかもしれませんが、「恥より作句」の気持ちで挑戦中です。いつも「白」編集長には出句締切日に催促を頂いてから「背水の陣」で四句を二十分で作るという即席の駄作ゆえ一度も高得点は取れていません。
 しかし「継続は力なり」の諺通り、怖いもの知らずで第二十八回東京多摩地区現代俳句協会主催の「俳句大会」に初めて応募した結果、なんと、大会選者の特選句(七百八十句中二十四句 三%)に選ばれ驚きました。

接木してDNAの分かれ道  雪雫

 この成果は三木句会、湯島句会、浜風句会の皆様の作句術を盗み取り、自分の経験を加味して作ったものです。句会は勿論楽しいのですがその後の反省会とお茶会がそれにも増して私の楽しみになっています。そこでは色々な人生模様、色々な経験に基づく句の味わいを感じ、本当に俳句世界の一員である事の喜びを味わっております。今後ともよろしくご指導ください。

【註】本誌ではA5版・縦書き2段構成・1.5ページ
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