私の第一の趣味はバイクツーリング。昨年視力が0.6となり運転免許が貰えないというので、急遽白内障手術を受けることにしました。世の中では「手術は三十分位で日帰りも出来る程」と言われます。しかし、個体差があり、私の場合は二時間半という長時間でした。手術の翌日、眼帯を取るとすぐにはっきり見えました。
これで安心と、翌月、右眼を手術する事になり「今度の手術は短時間」と期待したものの結果は二時間。しかも、大きなゴミが眼球内に落ちて、「場合により大学病院でないとゴミが取れないかも知れない」とのショッキングなもの。不安が広がるばかりでしたが、少ない可能性を探り、自然吸収の方法で解決しました。
結果は大変な手術でしたが、その後の回復は極めて順調で今裸眼視力は両眼共に1.5という高校生時代に戻りました。退院時の印象は雨上がりの青空が大変美しく「青空とはこんなに美しかったのか」と感激しました。
【註】本誌ではA5版・縦書き2段構成・1ページ