川口デニム探検隊
第4話 恐怖!死者の宮殿に謎のマッドサイエンティストを見た?!


今週はプロ野球ヴァレリアシリーズ、ライムオクトパス対ハイムドラゴンズの放送の為…


カチュア「ちょっとちょっとちょっとぉ、何言ってるのよ〜!」

だってさ、ついこの間まで原稿描いてて、何もできなかったし、久々@みパもやりたいし、何よりネタ無いんだよね。

カチュア「愚民のくせに、生意気言わないの!ここの皆が、このヴァレリアの美しき支配者たる私の活躍を、今か遅しと待ってるのが解らないの?」

暴走の間違いだと思うんだけど…ま、いいか。



デニム 「ひぃ、ひぃ…姉さん、どこまで潜るつもりなの?」
カチュア「もうすぐ〜もうすぐ伝説の秘宝が私の手に〜〜♪」



死者Q地下100階



カチュア「遂に着いたわ、ここに私の求める伝説の秘宝が…(じゅるっ)」
デニム 「こんな溶岩だらけの所に、宝なんてあるの?それに、この看板『Drニバス屍術研究所』って書いてあるんだけど…」

??? 「デーービーール!!」

ドライアイスの煙と、スポットライトに照らされ、謎の怪(変)人登場

??? 「フハハハハーーー汝右の頬を打たれる前に、打つべし、打つべし!!」
デニム 「(絶句)…お、お前…ニバスだろ?…い、一体何やってるんだ?」

ニバス 「クックックッ…お久しぶりですねぇ、デニムくん。私が世界一の屍術師、マッドサイエンティストDrニバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!です」

デニム 「だから、何やってるんだよ?」
ニバス 「よくぞ聞いてくれましたねぇ」


カチュア「ちょっと…」


ニバス 「ここは、私のマイスイートな研究所でしてね…」


カチュア「ねえ、ねえ、聞いてるの?」


ニバス 「ここで私の、トロピカ〜ルな研究を進めていったンですよ」


カチュア「ちょっと〜!私を無視して話を進めないでよ!!」

ニバス 「おや、あなたはどちら様でしたかねぇ?」
カチュア「なによ〜ヴェルサリア様を知らないですって〜?この非国民!!」

ニバス 「ああ、あのドルガリア王の落胤でしたか。あなたのお父上には、お世話になりましたねぇ」
カチュア「?」

ニバス 「この内戦は、元はといえば、あなたのお父上の浮気が、全ての原因のようなものです。内戦で、実に豊富な実験材料を供給する事ができましてねぇ。私の研究に、大きく貢献したンですよ。全てはお父上の浮気性のお陰です。礼を言わせて頂きますよ?クックックッ…」

カチュア「だから?」

ニバス 「これは、これは…噂どおりですねぇ。傲慢で自己中心的、私の実験材料としては、極めて不適格ですねぇ」
カチュア「口だけは達者なようね、キ@ガイ屍術師」

ニバス 「クックックッ…いいでしょう。どのみち、あなた方とお会いするのは、これで最後なのですからねぇ…さあ、お遊びはここまでです!死して、我が実験材料となって下さい!我が研究成果よ、今ここに出でよ。サモンダークネス!!」

ゾンビの大群登場

カチュア「フッ、アンデットなんていくら来ても無駄よ!この美しき女王様にひざまつかない、愚かな死体を浄化したまえ〜スターティアラ!」

ゾンビ、数体を残し消滅

カチュア「残ってしまったわね。まあいいわ、それぐらい次で簡単に一掃してみせるわ!」
デニム 「何故か何体か残ってしまうんだよね」

ニバス 「あれを御覧なさい」
デニム 「!!」


溶岩の海の対岸にはゾンビの大群


ニバス 「いかがですか?私の研究成果です。ゾンビの大量生産に成功したンですよ。10万は下らないでしょうかねぇ。スターティアラは、目標数量が多くなると撃ち漏らしが出るンですよ(マジ)これだけのゾンビならば、例えスターティアラを行使したとしても、数であなた方を圧倒できるでしょう。しかも極秘に、ゾンビ格納庫としてこの死者Qを、もう1000階ぐらい増設してるンですよ」

デニム 「うっ!な、なんてことだ!」

ニバス 「さあ、あなた方はもうお終いです、諦めてください。もがくだけ無駄というものです。早く彼等と同じ道に堕ち、楽になって下さい!」
デニム 「くっそー、これだけのゾンビにいつの間に、スパークガードを用意したのかぁー!」

ニバス 「そのようなものは、ありませンよ」
デニム 「えっ、だってゾンビは溶岩渡れないし、向こうの溶岩から渡ってくるのには、それが必要じゃあ…」

ニバス 「し、しまったアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!私としたことが何たる不覚!」

デニム 「…バカか、こいつ。まあいいや…」

げしっ!!

ニバス「ううっ、私にはまだ、まだやる事が…ガクッ」

デニムに殴られ崩れるニバス 

デニム 「隊長、これでいい?で、ニバスどうするの?」



ニバス 「う…ん、私は…?」
カチュア「お目覚めかしら、屍術師さん(はあと)」

黒のボンテージに身を包み、羽仮面をつけ、手にはブラッドウィップという、かなり怪しい姿のカチュア登場

ギルダス「いいぞ〜ね〜ちゃん」
ミルディン「オウガ的ダークプリースト、といったところでしょうか」

カチュア「さて、ちょっとあなたに聞きたいことがあるんだけどぉ〜」
ニバス 「王女ともあろう者が、そのような下卑な格好をするとは…王家の威厳も、地に堕ちたもので…あうっ!」

ムチを打つカチュア

カチュア「言ってくれるじゃないのよ〜この生ミイラが」

ニバス 「私は別にハゲてませんし、緑の服は着てませンよ。それよりもあなた、紫の服は、どうなさったのですかねぇ」
カチュア「おだまりっ!」

ムチを連打するカチュア

カチュア「そ・れ・よ・り・も、秘宝ファイアクレストは、ど・こ・に・る・の・か・し・ら(はあと)」
ニバス 「何ですか、それは?知りませんねぇ」

ムチを激しく連打するカチュア

カチュア「とぼけてもム・ダ・よ☆で、一体ファイアクレストはどこかしら?」
ニバス 「うう…し、知りませんねぇ」

ムチを楽しそうに連打するカチュア

カチュア「もぉ、お・ち・ゃ・め・さ・ん☆お・ね・が・い・お・し・え・て(はあと)」
ニバス 「…………(絶命)」

カチュア「あらぁ〜やだぁ〜しんじゃった〜☆だらしないわね。神よりも偉い女王様の命令により、このゴミを復活させたまえ〜りザレクション!」

ニバス復活

ニバス 「……?!な、何故だ」
カチュア「勝手に死んでもらっても困るのよね〜在り処をゲロるまでは、死なせないわよ!」

ニバス 「ううっ…殺してくださ…」

カチュア「ついさっきまで、不死を求めておいて皮肉ね。どうかしら?念願の不死の心地は。さあ〜て、お楽しみはこ・れ・か・ら・よ(はあと)」

嬉々としてニバスを拷問するカチュア



デニム 「長くなりそうだね」
オリビア「うん、でも急がないし、いいんじゃない?」
デニム 「うん、ちょっと休もうか」


カチュア「お〜ほほほほほ〜どう、苦しい?苦しいかしら?もっと苦しめてあ・げ・る(はあと)」


オリビア「あ、私お弁当作ってきたの。ほら、食べる?」
デニム 「本当?わぁ、ありがとう。いただきまーす」


カチュア「ほ〜ら、蝋よ、蝋!熱い?熱い?熱いかしら〜そうよぉ〜私が熱くしてるんですもの〜〜〜〜」


オリビア「どう、おいしい?」
デニム 「うんっ、最高だよ」
オリビア「よかった〜沢山あるから、どんどん食べてね」
デニム 「ありがとう」


カチュア「どう、苦しいかしら?助けて欲しいかしら?許して欲しいかしら?ならこの私に跪きなさい!泣きなさい!泣き叫んで許しを請いなさい!ほら、跪きなさい!」


デニム 「ごちそうさま。おいしかったよ、ありがとう」
オリビア「クスッ…」
デニム 「どうしたんだい?」

オリビア「あのね、こうやってると私達、夫婦みたいだなって…そう思っちゃって」

デニム 「…あ、あのさ」
オリビア「なあに?」

デニム 「あ…あの、さっきの事だけど…あ…そ、そうなったら…い、いい…かな…って(赤面)」
オリビア「私もよ…」

オリビアの手がデニムの手をそっと握る


カチュア「はぁ、はぁ…しぶといわね〜さっきは爪やら皮やらを、ちょ〜っとだけ剥いでやったけど今度は指や腕を…」

ウォーレン「これから先は番組に不適切な表現が出ますので、カットさせて頂きます」



オリビア「まだ続いてるね」
デニム 「そりゃあ姉さんだもの。あ、あのさ」
オリビア「なあに、デニム」

デニム 「昔、父さんがハイムを離れることになってオリビアと別れた最後の日の事、覚えてる?」
オリビア「うん、覚えてる。あの時はとっても悲しかった。デニムなんか、クスクス…泣いてたわね」

デニム 「そうだったね。泣いてる僕にこう言ってたっけ『お父様が言ってたわ、神様は私たち人に、とっても難しい宿題を出すんだって。それが出来たら幸せになれるって。きっと神様が二人とも会うのを我慢しなさい、って宿題よ、だから泣かないで』ってね。そう言って、夕焼けで真っ赤になってた、いつも遊んでたあの丘で、また絶対に会おうって、指切りしたんだよね」

オリビア「そう、そう、よく覚えてるわね。それで私、早くデニムに会えるように、ずっと神様にお願いたわ。何時の間にかそんな事も忘れて、気付いた時には僧侶になってて…それからずっと教団のお仕事をしてたけど、何か物足りなかったの。それが何か解らない、解らないままお仕事に夢中になってたわ。そして戦争が始まって、噂の英雄が実はデニムだって知って、やっと思い出したわ。それで、こうやってまた会えて…私、嬉しかった。デニム、これからも…」

デニム 「すぅ…すぅ…(寝息)」
オリビア「クスッ…これからも一緒にいようね、デニム」


カチュア「私ね、あなたの不老不死の研究に、興味あるのよねぇ〜どうかしら?本当の事を話してくれたら、逃がしてあげるわ。研究のために生きていたいでしょ?」

ニバス 「クックック…それは良い提案ですねぇ、いいでしょう。ファイアクレストは、この死者Qをもう一度100階まで降りれば手に入りますよ」

カチュア「そうなのね。貴重な情報をありがとう。あなたには感謝してるわ!!」

カチュアの一撃で絶命するニバス

デニム 「終わったようだね。で、隊長、どうするの?」
カチュア「絶対命令!もう一回死者Qを降りるわよ〜」

デニム 「え〜っあんなに苦労したのに〜」
カチュア「ニバスみたいになりたい?」
デニム 「ちぇっ、わかったよ…」

カチュア「それじゃ、また頑張って死者Q探検にいくわよ〜(お宝も集められる、小娘も始末できるしまさに好都合〜☆それに、あのインチキ屍術師の不老不死の秘技など使わなくっても…)」



ようやく居り返し地点を越えたはいいが、作者までも完全に展開が読めなくなってしまった我等がカチュアは、果たして伝説の秘宝を手に入れる事が出来るのだろうか?次回、川口デニム探検体シリーズ「戦慄!死者の宮殿にガラス細工のカボチャを見た?!」をお送りします。お楽しみに。


カノープス「なあ、デニム。カマンダスガンって知ってるか?」


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