川口デニム探検隊特別編
恐怖!フィダック城に暗黒騎士を見た?!


フィダック城黒ランス私室



暗黒騎士「団長。本国より、猊下直々の書簡であります」
黒ランス「ご苦労、下がれ」
暗黒騎士「ハっ」

黒ランス「ふぅ…今度は何やら」
部屋より下がる暗黒騎士。しかしドアの向こうで、密かに盗み聞き

暗黒騎士「アレは確か、声が出る不思議な書簡。どんな機密があるのやら…ワクワク」
書簡を開く黒ランス。中から声が出る

サルディアン「おはよう、タルタロス君。次の指令だが、亡きドルガルア王の娘を、我がロスローリアンの元に、確保してくれたまえ。ヴァレリアの正統後継者を、我等の手中に収めれば、ヴァレリアを傀儡にする事も、最終的目標の達成も、容易となるだろう。尚この書簡は、メッセージ終了と同時に消滅する」

黒ランス「またか…」
転移石で脱出する黒ランス。

暗黒騎士「!!!!!!」
部屋が大爆発!!部屋の残骸から、黒コゲの暗黒騎士1体

黒ランス「ふむ、過ぎた野心は身を滅ぼす…か」



フィダック城地下司令室



バールゼフォン「よいではないか〜〜オズマよ。ぐへへへへ」
オズマ  「バールゼフォン様、お待ちください。このような所で…なりません、なりませんっ」

バールゼフォン「今更何を申すか〜体は、そうとは言ってはないではないか〜〜ほぉ〜ら、こっちへ参れぇ〜〜〜ぐふふふ」
オズマ  「なりません、なりません、あ〜〜れ〜〜〜〜〜」

盛りあがった所に暗黒騎士乱入

暗黒騎士「………バールゼフォン様、団長がお呼びです」
バールゼフォン「わかった、直ぐに行く」

暗黒騎士「ハッ、では失礼致します」

バールゼフォン「待て」
暗黒騎士「は?」

バールゼフォン「貴様の日頃の勲功の数々、耳にしておるぞ。そこで貴様の労に報い褒賞を与えようと思う」
暗黒騎士「あ、ありがとうございます!」

バールゼフォン「貴様への褒美はこれだっ、騎士の誇り受けてみよ!フレイミングデス!!!」
暗黒騎士瞬殺

バールゼフォン「これも機密保持の為だ」
オズマ 「名誉の戦死1名追加でございますね」



フォダック城秘密の部屋



黒ランス「実は、カクカクシカジカなのだ」
バールゼフォン「なるほど、マークしておいた例の娘を、いよいよ女王に仕立て上げるのですな」

黒ランス「そうだ、この件は私がやる」



港町ゴリアテ



カチュア「あ〜あ、こんな田舎にいても、退屈するだけね〜何か面白い事ないかしら?」
黒ランス「…(はて、情報によると、悲しみに打ちひしがれてるはずだが?)」

カチュア「誰?」
黒ランス「君は天涯孤独の…」

カチュア「知ってるわ」
黒ランス「え?」

カチュア「私の真の名は、ベルサリア・オヴェリス。ドルガルア王の娘にして、ヴァレリアの正統なる統治者よ」
黒ランス「(話しが違うではないか!)…君は何故、それを知っているのかね?」

カチュア「この首飾りよ、18年も身につけていれば、後ろの文字にぐらい気付くわよ。まさか貴方、この私がそれに気付かないようなバカな女と思って?」

黒ランス「…そ、それなら話しが早い。それでは、我々と一緒に来てもらおう。さ、プリンセス・カチュア、こちらへ」

カチュア「お〜ほほほほ〜ヴァレリアの女王たる私には、当然の処遇よねぇ〜ヴァレリアの全ての民は、私の前に跪くのよぉ〜お〜〜〜ほほほほほほほ〜〜〜〜〜〜〜」



かくして、暗黒騎士の手に渡ってしまったカチュアであった。果たして、ヴァレリアの未来はどうなるのか?!次回、川口デニム探検隊特別編は「戦慄!ウェオブリ山に謎の魔獣マニアを見た?!」をお送りします。お楽しみに。


黒ランス「これで…正しかったのだろうか?」


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