ガンパレ妄想劇場2.13〜おまけ〜
戦闘後、帰宅の途につく瀬戸口とののみ。
「ねえ、ねえ、たかちゃん?」
「ん、何だい?」
「まいちゃんとあっちゃん、ちゅーしてたねぇ」
「うん。そうだね」
「なんで、あんなにちゅーするのかなぁ?」
ののみの視線までしゃがむ瀬戸口。
「それはねぇ…速水と芝村が、好き合ってるからだよ」
「ふぇぇ…すきすきさんになると、ちゅーしたりするんだぁ」
「そうだよ」
「ねぇねぇ、たかちゃん」
「何だい?」
「たかちゃんとののみは、すきすきさん?」
「……それはね」
瀬戸口は微笑むと、ののみのマシュマロほっぺに、そっとキスをする。
「ふぇぇ………」
夕焼けのせいなのか、赤面によるものなのか、ののみの顔は真っ赤に染まった。
「帰ろうか?」
「うん……」
夕日に照らされた、どぶ川沿いのいつもの帰り道。
大きいのと小さいのとのシルエットは、いつまでもそこに残っていた。