ガンパレ妄想劇場2.9



「大丈夫?苦しくなかった?」
「いや、私は大丈夫だ」
「そう、よかった…」
「ならば、そのような事をするでない!本当はかなり痛かったのだぞ!」
「わっ、ご、ごめんよ…」
「だから、許すと言っているのだ!」


「…シーツが台無しであるな。済まぬ」
「いやいや、気にしないでよ」
「そうか?」
「僕達の愛情の証だもんね」
「たわけ!」


「のぉ、厚志よ」
「?」
「………人肌とは、ここまで心地よいものだとはな」
「そうだね」
「何か…そう、春の日溜りのような、穏やかで心地良く…だ」
「へぇ〜芝村は芝村でも、舞は案外詩的な所があるじゃん」
「たわけ!放っておけ!」


「…これも厚志だからであろうな」
「うん。僕も、舞だからだと思う」
「この侭で良いか?」
「うん、僕は構わないよ」
「そうか…」


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