体験記17
Vs Poison Master Part 1




 そして決戦の当日がやってきました。
 開始時刻の1時間前にもなると、協力者が次々とログインしてきます。

 私はその時どうしていたかというと、既にSteamfont Mountainであの人を捜していました。


愚連隊に囲まれるあの人

 その日もYendarはSteamfontを放浪していました。いなかったらQuestは進められなかったので、まずは一安心。こうして人が来るのを待ち続けます。

「Buffは何がいいかな」
「ん〜、とりあえず、敵は毒使いらしい」

 一通りBuffは必要なのですが、その中でも特に重要なのはSV Poisonを上げるBuffです。というのは、このEventで登場する敵、Renux Herkanorは毒の仕込まれた武器を常用しているからです。その麻痺性の毒を立て続けに受ければ、例え屈強な戦士と言えど成す術がありません。

 そんなわけでNecromancerのLatyesにDeadman Floatingを全員にかけてもらいます。装備もSV Posionを意識した物に変え、仕度はできました! 早速Eventを開始します。

You say, 'hail Yendar Starpyre'
Yendar Starpyre says 'Hail, traveler! I sense you did not simply chance upon my isolation here, but are instead seeking me for something.

「ども、Yendarさん」
「やあ、旅人よ! わしはお前さんが偶然ここに来たのではないことを感じるよ・・何か理由があって、わしを探しに来たのじゃろう?」


 その通りです、おじいちゃん! というわけでアイテムを渡します。渡すアイテムは二つ。Eldrethに訳してもらったScribbled Parchmentと、Plane of HateでMaestroの寝所から拝借してきたBook of Soulsです。

Yendar Starpyre says 'My, this is quite a large list! Yes, I can use the names and dates recorded here to help me understand the script. It should be a simple matter now. A moment, please. Aha, yes, there we go. Traslated as best I can! I do hope you're not involved in what is described here, as it is quite fiendish. Oi! You, woman! Give that back! Okota , that woman there took your letter! I think I should leave you to discuss it with her. Best of luck!

「おぉこいつは・・なんて膨大な資料じゃ! ふむ、これに記録された名前と記録を使えば・・何とかこの暗号を訳せそうじゃな。今となっては、こいつもそう難しい暗号ではない。少し待っとくれ・・はは、よし、持っていくがよい! これ以上ないというくらい完璧に訳せたぞ! これには大層ひどい、恐るべきことが書かれておる・・お前さんがそんなことに関わらないことを、わしは祈っておるよ。・・おい! そこのお前さんじゃ、女! そいつを返さんか! Okota、あの女がお前さんの手紙をスッていったぞ! お前さんが彼女と議論をする為に、わしは退散した方が良さそうじゃの。達者でな!」

 Yendarがdespawnし、皮鎧を纏った一人の女性がspawnしました。Yendarが苦労して訳した物を、彼女が持ち去ってしまったのです。彼女こそQeynosの犯罪組織、Circle of Unseen Handの幹部Renux Herkanorです! 組織の裏切り者、Stanosが秘密裏に行っていたことの正体を暴くため、幹部が自ら現場に乗り込んできたのです。

 Yendarが言う「議論」とは、もちろんその通りの意味ではありません。つまり彼はこう言っているのです。「彼女を倒し、手紙を取り返せ」と! もうこうなったらやる(殺る?)しかありません。と、その時!

「ぐあぁ!」

 協力者の一人、OgreのWarriorであるOurokが悲鳴を上げました!
 彼の身に何が?!



(ヒント)
 彼女はOgreがキライ(笑)。