久石譲全曲解説PROJECT
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PIANO STORIES II

  • 透明感あふれるさわやかなテイストの一枚
■ピアノ曲 ■アンサンブル曲 ■オーケストラ曲 ■シンセ曲 ■ボーカル曲 ■複合曲・その他


■Sunday
中学生のころきいていた
ローカル局の深夜ラジオ
日曜日のPM11:00
番組名などとっくに忘れてる
「告白コーナー」に流れていた音楽
ゆっくりと伝えられる数々の思い
ハガキ出したこともあったっけ
でもやっと出せたの高校3年だった

Written by アリエス

作品データ

作曲 編曲 演奏久石 譲
Piano 久石 譲
Guitar Masayoshi Furukawa
Horn Hiroyuki Minami、Syuntaro Matsuda
Strings Pan Strings
収録時間 4分34秒


■Angel Spring
大江千里のファンだったこともあった
イントロ〜コードの動きって何だろう?って
ずっとさがしてた〜さがさなくてもいいのにね

君と見る夕映えが
こんなふうに激しいなら
これからもう進めない
君なしじゃ生きてゆけない
その部分の歌詞はこうだった

ライブバージョンはピアノ弾き語りで
アコースティック一色で
スローバラードだった
そのBassの動きがわたしのまぶたを
開かせた

絶望感と孤独感をゆっくりと浮き上がらせていく
まるで沈んだ船を海底から引き上げるように
そして「悲愴」からカタルシスを得るように
ステージの床の色をじっとみつめてから
ピアノ椅子にすわった

Written by アリエス



とっても美しくって繊細。
自分が普段の生活で悩んでいるコトなんかがとってもちっぽけなコトのように思えてきます。
何回聴いても涙が出ちゃう。
いつも私を元気付けてくれる・・・大好きな曲です。

Written by なな

作品データ

作曲 編曲 演奏久石 譲
Piano 久石 譲
Strings Pan Strings
収録時間 3分14秒


■Kid's Return
-プロローグ-
娘が言った
「けんかしてるみたいね」

副題「春のインドにて。虎狩りの祭典」

セロ弾きのゴーシュは言った
「では弾くよ」
猫を大いに狂わせ
苦しめた「インドの虎狩り」という曲
最初のチェロのうごめきは
猫にとっての
異様な予兆なのか
まさつの火花が散っている

グルグル
ぐるぐる回る猫のからだ
そして胡椒のピリピリきいたリズムの中に
打ちのめされていく

ズダ!ズズ・ダ!ズズズ・ダ!ズズズ・ズダ!ズズ

春の祭典が革命というならば
インドの虎狩りはゴーシュの噴火と
新山誕生というべきか

いつのまにか
トマト泥棒の猫は
虎になって
捕まる運命だったことになっている

Written by アリエス

作品データ

作曲 編曲 演奏久石 譲
Piano 久石 譲
Strings Pan Strings
収録時間 3分14秒



Written by アリエス at 2000.7.18 最終改訂2002.9.22
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