'05 春の強化合宿

〜2日目〜

東農林道 開通記念碑前にて


5月4日 (晴れ)

本日は8時過ぎ起床。

朝食後今日東京へ帰るM川氏を見送ると結構まったりとしてしまい、山小屋を出たのは11時頃。
今日1本目の林道は菅平から下る菅の沢林道。昨年夏に初めて行った時は、入口が判らずあちこちウロウロしたり地元の人に聞いたり…。
今回もあまり自信が無かったが、多分こっちだろーなぁ…と思い進むと入口発見。少し走った所で小休止。
そこから先はT田氏を先頭に自分は最後尾で団子になって進む。
昨年夏走った時は梅雨明けの時期だった為か、路面には縦横無尽に水の流れた跡が深くえぐれ、草も生い茂り荒れ放題のかなりハードな林道だった。しかしその後補修されたのか、今回はだいぶ走り易くなっていた。結構走り易いな〜と走っていると、2番目に走っていたFK氏が突然停止。見ると『!』リアタイヤがペシャンコ、パンクだ。見ればでかい釘のようなものが突き刺さっている。こんなのが刺さったらチューブだろうがチューブレスだろうがタイヤの種類に関係なくパンクするね。先頭のT田氏は気付かずに行ってしまったので自分が追いかける。

少し下った所でT田氏に追付きパンクした旨を伝える。丁度その辺りが程好く広くなっていて修理作業をするには良さそう。止まっている所は坂の傾斜もきついし狭いので、ココまで移動して作業したほうがよさそう。再度現場に戻りその事を伝える。そしてその広くなった所まで移動。パンクしたNOXと、ついでにウッシー氏もフサベルを押して移動。下り坂なので割りと楽?
しかし今日は中日で、荷物を軽くする為に必要最低限以外のものは山小屋に置いて来ている。朝、『チューブ置いていこうか?』との声もあったが、念の為持ってきていた。いやいや持ってきて正解だった。工具も重複してる事もあり、主に自分が持参していた。で、皆で手分けして修理の準備開始。適当な丸太や切り株等をそろえ、切り株はスタンド代わり、丸太や木材切り落とし等はその他の台などに。しかし都合良くスタンド代わりになる切り株があったのはラッキーだった。その他にも様々な便利素材があり、当に「絶好のパンク修理ポイント」。皆手馴れた手つきで手分けして作業を始める。まずはリアホイールを外しKLXのサイドスタンドを利用してビードを落とす(モタード用幅広17インチなので結構硬い)。
次にタイヤレバーを使いみみをリムから外してパンクしたチューブを取り出す。外したチューブには多少空気が残っていたが、目視で判るくらいの穴が開いていた。次に新しいチューブを用意して少々空気を入れタイヤの中に入れる・・・。とここでFK氏曰く『あれ?これ18インチ用のチューブだよ』どーやらチューブをスタンバイした人が間違えて自分が持参した18インチ用を出したらしい。同じDUNLOP製でパッケージングは全く同じ。ぱっと見は見分けがつかない。しかし気が付いて良かった。再度17インチ用チューブを用意してタイヤの中に組み込む。そして…一番大変なのが空気を入れる作業。交代でポンプ押して最後は炭酸ガスボンベを使用。すると『パンッ』という音と共にビードが上がる。皆拍手。こーゆー時人数いると良いね。半分楽しんでたりもする。けど最後片側のビードが上がってこない。まぁ走る事は出来るのでそのまま林道抜けて、GSで空気入れ借りて仕上げる事にして再び走り出す。掛かった時間は1時間位か?

再スタート後もT田氏を先頭に団子状態で走る。途中昨年走った時はフラットだった沢沿いの一部が、雪解け水で沢が増水したのか水が流れた跡などでかなり荒れていた。が無難にこなす。
そして林道を抜けると、最初にあったGSで給油&エアボンベを借りる。ここで無事ビードが上がり修理は完全に終了。
その先のレストランで昼食をとることにする。

昼食中、本日一人で菅平に向かっているかみさんとメールのやり取り。どーやら一人楽しくのんびりツーリングしているようで。

昼食後、来た道(K35)を戻り地蔵峠を目指す。こーゆーワインディングもビッグシングル・モタードはメチャメチャ速い。250ccシングルのKLXじゃぁ到底太刀打ち出来ん!

地蔵峠先から再び林道激走。今度は御林・東農林道アタック!
路面はフラットで走り易い。しかし乾いているため結構な砂埃。途中何度か休憩しながらも、一気に松代側の終点まで下る。特に中間を過ぎたあたりからの下り区間、適度な下り坂・路面・コーナーの為かリアブレーキを使ってのスライドがやり易い。もう走りが楽しくて楽しくて仕方がない感じ。皆で団子になってスライド!スライド!スライド!この区間は笑いながら走ってた気がする。
そしてあっと言う間に林道終点。今度は同じ道を登る。登りは登りでブレーキスライドはやり難いがそれでも楽しい。一部メンバーが単車をとっかえっこしてたが、それでも結構なペース。

途中分岐から菅平に抜けられると思しきルートがあり、今回はそこに初アタック。山の北側になる為か、所々雪が大量に残っていて単車一台分の幅しかない所が数箇所。しかし昨年のアドベンチャー的なのに比べたら比ではない。て事で楽々クリア。しかしこの区間の路面は結構砂利が深い。半ばトラウマになっている湯沢林道を思い起こさせる・・・。
途中開通記念碑が建っている広場があり、そこで休憩。ここでそれぞれの単車の試乗会が始まる。自分は初めてダートでモタード仕様の単車に乗った。けど意外に走り易い。ロードタイヤだ、という意識をしなくても結構普通に走れる。しかしビッグシングルはトンデモナイ加速をする。がこれが楽しい!一通り乗った感想は…自分が一番良いと思ったのはフサベルFE550e。次がハスクバーナSM450R。同じくハスクバーナのNOXは、、、設計が完全にロード用のため足は硬いしけどパワフルだし…自分には到底乗りこなせない。XR650R改は…バケモノ。よくこんなの林道で振り回せるね、と言うのが正直なところ。足回りがオフ向きなのが少しは良いけど。て事で自分の中でのランキングは
1位・フサベルFE550e/2位・ハスクバーナSM450R/3位・XR650R改/4位・ハスクバーナNOX
となった。下位2台は、つまりはかなり上級者向き、て事だね。もち上位2台も回すとかなり凶暴。自分にはKLXが良い、、、けどもう少しパワーが欲しい。

楽しい試乗会が終わったところで林道を抜け、飲み物を買って山小屋に戻る。山小屋にはすでにかみさんが到着しており、夕食の準備中。で、自分達は単車の修理大会。KLXの異音の原因を突き止めるべくFホイールを外し点検。ベアリングが少々渋いような…他に異常は見当たらない。次にシェルパ。ハンドルガードに特製カラーをはめ込んだりアクセルワイヤーの取り回しを変えたり…。

楽しい夜は更けていくのでした。

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