〜2日目〜
2日目朝6時半過ぎ起床。あ〜よく寝た! 朝食を済ませ準備に取り掛かる。食堂から、直ぐ前に止めた4台のモタードマシンを眺めてた時、kuri氏が一言。。。『ピンクが来ればゴレンジャーだな・・・』 確かに。kuri氏のXR650R改が赤・FK氏のWR250Fが青・ウッシー氏のフサベルFE550eが黄色・自分のKLXが緑。 そこで、、、 急募!桃色のモタードマシン。出来れば女性ライダーが望ましい。 そうすれば林道モタード戦隊ゴレンジャー誕生。。。今の所よんレンジャーだな。 8時半頃宿を出発。出掛けに昨日の謎を解くべく宿主に新山の読み方を聞く。するとニイヤマで良いそうだが、地元の古い人はニュウヤマと云うそう。何でも昔は丹生山と書いたそうで、今の新山は当て字だそう。何だ、新=Newじゃなかったんだ、納得。 今日はまず昨日も走った陣場形林道を逆からトレース。南側から入り本線部に入ると一旦右折し、昨日は行かなかった残りの部分を走破。その途中3番目を走行していたウッシー氏が柔らかい砂地の右コーナでフロントから滑って左側の側溝に落ちた!自分が追いついた時にはフサベルが深さ1メートルはありそうな側溝に直立したまま落ちてて、その上の林道上でウッシー氏が手を振って立ってた。で一見した所2人で持ち上げるのは無理そう。なので先に行った2人を呼びに「そのままで待ってて」と一旦そこを後にする。今思えば先にするべき事が有ったのに、その時の頭の中には『まずは救援を呼ばなければ!』という事しか無かった。。。 ここで自分までコケてしまっては元も子もない、と思い慎重に走る。ど〜も朝一は身体が鈍ってるのか今一キレイに走れない。昨日後半はイイ感じで走れてたのに一夜過ぎればその感覚がなかなか取り戻せない。なのでゆっくり目に走る。 でだいぶ走った所で止まってたXRとWRの2台に追い付く。で『ウッシーが側溝に落ちた〜!』と伝え即Uターン。でスタートして程なくすると前方からウッシー氏とフサベルが走ってきた。。。何でもフロントを持ち上げたら引っかかる所があったのでそのままリアも引っ張り上げそのまま引きずり出した、との事。スゲー力。よくあの状態で一人で引き上げられたもんだ。。。やはりまず最初に写真を撮っておくべきだった・・・と後悔。。。 で再びUターンして、、、とココでブレーキターンで向きを変えようとしたkuri氏が草の上でズデ〜ン!とスリップダウン。草の上って滑るからねぇ。(しかしまたしてもシャッターチャンスを逃す・・・) で林道終点まで走る。舗装路が見えた所でまたUターン。 Uターン場所からはそれぞれのマシンをシャッフルすることに。で自分はまずはWR250Fに乗る。だがはじめのうちはエンジンの始動が出来ない…ナサケナイ(キック始動のみ)。。。 WRはさすが純エンデューロレーサー。軽いしパワフルだしレスポンスは弾けてるしサスも良く動く。そしてフロントタイヤには、なんとkuri氏のお下がりのレーシングレインタイヤを装着してて、これがすこぶる良い。ダートだと言うのにコーナーでかなりバンク出来るし安定している。普通のロード用ラジアルだと結構アンダーステア気味なのだが、このタイヤだと信じられないくらい良く曲がる。こりゃ楽しいや!今度自分にも一本下さいレーシングレイン!余りに楽しいので、他のメンバーがとっかえひっかえする中、自分はこの林道の2/3位はずっとWRに乗る。 残り1/3程となった辺りから今度はkuri氏のXR650R改に乗る。このXR、HRCのフルキットを組み込んであり、その他にも色々と手が入ってて滅茶苦茶パワーがある。何せSUGOサウンドフェスティバル等の本物のレースで優勝もしているマシン。それを林道で試乗とは何と無謀な…。でもエンジンは割とすぐに掛けられた。モチキックのみ。でもって車重は結構重い。引き起こしは結構ずっしりとする。 恐る恐るクラッチを繋ぎ走り出す。とアイドリングよりチョイ回す位でも充分トルクが在りするすると走る。で、チョイ不用意にアクセル明けようモンなら、、、その場で地面穴掘る。トラクション伝えようモンなら、、、多分暴れまくって大変なんでしょう。そんな事怖くて出来ません!それに足回りがターミネーター使用の為かなり硬い。のでほとんどスタンディングで乗ってた。こんな化け物とてもじゃないが自分には扱えない!それをkuri氏はズリズリドリフトしまくりで林道だろうがターマックだろうが振り回してるんだから、、、ただ唯一救いなのは、このXRもWR同様フロントにはレーシングレインを履いているので、コーナーでの旋回性はすこぶる良い。なので不用意にアクセルを開けないようにしてゆっくり走ってれば、何とか普通に走ることは出来た。こんなのが自在に振り回せたら楽しいだろーなぁ。。。 お次はフサベルFE550e。以前色々なモタードマシンに乗った際は一番好印象=乗り易かったこのマシン。さて今回は、、、相変わらず軽くてトルクフルでパワーのあるマシン。足回りもしなやかで良く動き乗りやすい。がいかんせんフロントにレーシングレインを履いたマシンに立て続けに乗った為か、コーナーが曲がらん!少しでも躊躇するとドアンダーでコーナーから飛び出しそう。こりゃレーシングレインの恩恵は相当凄いぞ!てのがよく判った。このフサベルにレーシングレイン履かせたら最強マシンだな。 てな訳で今回の仕様での自分の中でのランキング(除:KLX) 1位・・・・WR250F(とにかく軽いのがイイ) 2位・・・・XR650R改(あくまでゆっくりマイペースでフラットダートを走った場合) 3位・・・・フサベルFE550e(軽さ・パワー・足回りのしなやかさは最強だけど、やっぱタイヤの差は大きい) 陣場形林道を抜け舗装路に出るとまたまたWRに乗る。ターマックでも軽くてパワフルなWRはよく走る。ターマックではフルパワーを使って走れるのし、KLXと同じ様にバンク角もかなり深いのでこれまた楽しい! K49〜R152と走り、次の林道に行く前に道の駅南アルプス村長谷で休憩。今日も天気が良く暑い位。相変わらず南アルプスや周りの川・湖の水も澄んでてキレイ。思わず水の中に飛び込みたくなる。道の駅では芝の上の木陰で休憩。そのまま寝そべって昼寝したいのを我慢。。。一人だったら絶対寝てるなzzzz 出発して林道に入る前にガソリンをとスタンドを回って3軒目でやっと給油(一軒目=ハイオクがない:4台ともハイオク仕様・2軒目=休業:田舎だから仕方ない)で給油したスタンドのおっちゃんが判り難い林道の入り口を丁寧に教えてくれた。その脇では若いアンちゃんが「コレで林道行くんですかぁ〜??」とビックラこいてた。 お次の林道は町道高嶺線(ダート17km)。地図にも書いてあるが、結構がれてるし荒れている。おまけに水溜りも結構あるしでかなり走り応えがあった。勿論ここでは自分のKLXに乗る。しかし色々乗った後でKLXに乗ると、足回りがヘタッてるのか動きが悪いのがよく判る。ギャップが連続する場所等で最初のギャップを越えて次がくるまでに最初の動きを終えられない。なので結果として不安定になる。これがWRだと『コツッコツッ』て感じで一つ一つのショックを素早く吸収して動作が収まるのが早い。これは今後改善してかないと。 町道高嶺線を抜けターマック林道を暫く走り芝平峠から昨日は逆方向から登って来た金沢林道(ダート9km)を下る。下る時には登って来た時以上に結構な急勾配な感じがする。路面も荒れているし。 金沢林道を無事走り抜けると、すぐの中央道・諏訪南ICへ。で八ヶ岳PAで昼食。 その後FK氏は双葉JCTでバイバイ、栃木組は東京経由なので高井戸まで一緒に走る。 ・・・その後FK氏のWRはフライホイール破損のため途中でリタイア。FK氏はオフブーツのまま新幹線で帰る羽目に。。。で後日無事WRは回収・修理されたのでした。。。 |
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hidezou 2006.