'04 夏 東北ぶらり旅

2004.8.12〜8.15


今回はロドスタにテントを積んで行くという初の試み。
単車と違い車中泊も出来るので結構気楽。
さて、どんな行程になるのやら・・・。


8月12日(木)

朝出掛けると道が混むので仕事から帰って風呂入って荷物を積み込み午前2時頃自宅を出発。途中運転を替わって貰いながら東北道を北上。福島県・二本松ICを目指す。那須高原SAで休憩してる頃から夜が明け始めた。
二本松ICで東北道を降りるとR459を土湯方面へ。途中安達太良山が美しい。「道の駅つちゆ」も早朝のためかほとんど人がいない。天気も良く目の前には絶景が広がる。磐梯山も美しい。だがしかしここで発覚!デジカメにSDカードが入ってない・・・
/(ToT)\Oh,my god!  。。。よ〜くこの景色を目に焼き付けておいた。。。
土湯峠からは本日のルートのメイン『磐梯吾妻スカイライン』(\1570)へ。ここは路面もまぁまぁ良くタイトなコーナーが連続しててロドスタには丁度良い。朝早いので他の車も無くかなり気持ち良く走れる。景色も浄土平を始め標高もあるので福島市方面を見下ろせる所もありなかなか良い。
その後K70-K5-R4-K353-K46-R113と快調に走る。K46の途中にある上戸沢宿・下戸沢宿は、、、ただの田舎の集落といった感じで、ツーリングマップルに書いてある「宿場の風情」は感じられなかった。その後R113沿いの「道の駅七ヶ宿」で小休止。それからK51-R457-K12(エコーライン)で蔵王へ。駒草平・不帰の滝はなかなか壮観だった(写真ナシ)。蔵王のお釜を見た後温泉街へ行き、温泉街の上の方にある大露天風呂(\450)へ。結構混んではいたが開放感があって気持が良い。のんびり温泉に入ると昨晩は寝てないのでさすがに眠くなってきた。そろそろ今日の宿を考えねば。。。ツーリングマップルで捜すと(車の時も見易いのでコレ使ってる)近くに古竜湖キャンプ場ってのがある。料金は何と無料!早速山形市方面へ山を降りそこを目指す。着いてみれば湖(池?沼?)の辺の気持ちの良いキャンプ場。トイレ・炊事場等もあり管理人も常駐してて「ホントにこれで無料?」てな感じ。(ちなみにバンガローもありそちらは有料)
受付を済ませサイトにテントを立てて夕食の買出しへ。ココへ来る途中にショッピングセンターをチェックしてたのでスムーズに済ませられた。ついでにデジカメのSDカードも購入。キャンプ場に戻ると食事の用意をし、缶チュウハイをのんでとっとと沈没。

これは翌朝とったもの。
テント脇には設営時と撤収時のみ車乗り入れ可。


8月13日(金)

6時前には起床。朝食を済ませ撤収開始。7時過ぎには走り出す。今日はまず前から行ってみたかった山寺を目指しR112-R13-K19-K24と走る。早々に山寺駅前に到着。まだ駐車場は何処も空いている。駅前の駐車場に車を置き散策開始。見上げれば絶壁の上方に寺の建物が見える。何時もは歩くのを嫌がるかみさんも珍しく乗り気。という訳でかみさんの気が変わらぬうちに歩き出す。まずは駅舎へ行き観光案内の地図を貰い情報収集。おおよそのルートを把握する。それによれば上まで登って降りて約2時間余。まだ時間は早く観光客もまばら。晴れててこれから暑くなりそうだけど今はかろうじてメチャ暑くはない。てなわけでまずは麓にある根本中堂へ。ここには比叡山・延暦寺から来たという千年以上燃え続けている灯がある。覗けば奥の方にその明かりが。。。なんかすごく厳粛な雰囲気。オリンピックの聖火よりすごいね。で、その根本中堂の建物自体も14世紀に建てられた物。かつてココを訪れた俳人・松尾芭蕉も同じものを見たはず。そんな事を考えていると面白い。
周りを深い木立に囲まれた千段余りあるという石段を登り始めると、先程から聞こえてた蝉の鳴き声が更にも増して響いてくる。
『閑かさや 巌にしみ入る 蝉の声』
かつてこの地でそんな句を詠んだ芭蕉も、この様な風景・音を見聞きしたのだろうか。石段の途中には石段の幅が25cm程(実測)にもなる四寸道、芭蕉に因んだ蝉塚等があり飽きる事は無い。程無くすると仁王門に到着。ここで一休み。ここからあと一息でいわゆる山寺と呼ばれる所に到着。因みにココ山寺は正式には『立石寺(りっしゃくじ)』という。
でまずは下から見上げていた展望台のような五大堂へ。眼下の景色を見れば結構登って来たんだなぁ、と思う。高所恐怖症の人は見ない方が良いかも。。。見れば駐車場に止めたロドスタもミニミニカーのごとく見える。
右の写真のほぼ中央にある駐車場の左下隅にあるロドスタ。デジカメの最大ズームで撮ってみるとこんな感じ。(デジタルズームなのでピンボケです)

その後奥の院・大仏殿など一通り見学した後下山開始。登って来た時と違い距離感が判ってる為か結構短く感じた。にしても下から登ってくる人達がやたらと多くなってきた。やはり朝早く来て正解。混んじゃうと自分のペースで歩けないからね。下まで降りると腹が減ったので早めの昼食。山形は蕎麦も名産らしいので手打ちの蕎麦屋に入る。味はまぁまぁ、、、といったトコ。


 ↑仙山線・山寺駅 雰囲気があってイイ感じ

←駅前から見た山寺。
 結構高いトコにあるのが判るかな?

奥の細道 立石寺の碑

14世紀創建 根本中堂

深い木立に囲まれた参道。
思い切り森林浴が出来る。


ようやく到着。後方は下から見えていた
五大堂。

五大堂からみた山寺駅周辺
さて、この後はココに来るまで通ってきたK24をそのまま進み宮城県との県境を超えそのままK62(途中で番号が変わる)へと行こうかな、と考えていた。が持ってきた2000年度版ツーマプには途中9kmダート、とある。4年の間に舗装はされただろうか?と思い(ダートは走りたくない)淡い期待を抱いて地元の人に聞いてみると・・・。「辞めた方が良いよ、オフロードバイクなら通れるかもしれないけどね。相当狭いし荒れてるよ。」や〜めた。来た道を戻りR13を北上する。途中『道の駅むらやま』で小休止。尾花沢市に入りR347へと曲がると見た事のある景色。以前東北ツーリングに来た時、この近くの「徳良湖キャンプ場」でキャンプをしたからだ。その時に行きたくてけど時間無くて行けなかった「銀山温泉」へ行く事にする。R347-K29-K188と走ると銀山温泉手前2km程の所でマイカー規制。宿泊予約してる人意外はココに車を置いてかなければいけないらしい。けど駐車場は無料だし、そこから温泉街までこれまた無料のシャトルバスが出てるしで不便さは感じなかった。(自分達2人だけなのに乗せてってくれた)
温泉街に着くと写真で見ていたのと同じ(当たり前だ)川の両岸に大正レトロな木造3階建ての建物が並ぶ雰囲気の良い温泉街。車が入ってこないのでゆっくり散策できる。写真を撮ったり土産物屋をのぞいたりしながら温泉街の一番奥まで歩く。そして戻ってくる途中で共同浴場『大湯』(\100)に入る。
駐車場まで戻る時もまたまた無料シャトルバス。ココサービス良いねぇ。

その後、さて何処行こうか・・・と考える。走りながら「今まで行った事の無い所へ行きたいねぇ・・・」「大間のマグロ食いたいねぇ・・・」なんて話してたら「ヨシ大間へ行こう!」となった。。。話が決まればあとは走るだけ。R347を東へひた走り山形県から宮城県・古川市へ。古川ICから東北道に乗りひたすら北上。岩手県に入ってもひたすら走る。(東名の静岡県みたいに東北道の岩手県て長い)
途中岩手山がキレイだった。その少し前から雨が降ってきて時折激しく降る。安代から八戸道にスイッチし一戸ICにやっと辿り着く。もうここいらで日が暮れてきた。ココからはR4をまたまた北上。いかにも最北端目指してますって感じ。とにかく北上。日はとっくに暮れていた。十和田市に入ると地図では未完成のバイパスが出来ておりこれまた未記載の「道の駅とわだ」に寄る。でも食事する所は無い。そう、夜になり腹が減ってたので少し前から食事が出来る所をひたすら捜していた。で、市街へ行けば何かあるだろうと思い国道から外れて市街地へ向かう。すると途中でいわゆるスーパー銭湯を発見。中で飯も食えるかな?と期待して中を見る。しかしそこは”スーパー”が付いたところで銭湯。食事は出来そうに無い。しかし風呂にも入りたかったので(昨日の蔵王、本日の銀山と温泉には入ったがロクに身体や頭は洗えていない)入って行くことにする。浴場はなかなかスーパー、露天もあるし。のんびり風呂に入ったら余計に腹が減った。ファミレスの一つでもないかなぁ、と思い走り出すと24時間営業の大きなショッピングセンターと一緒にあるファミレス発見。迷わず入る(何時もならファミレスなんて滅多に行かないんだけどね。背に腹は変えられない)。ここでもゆっくり食事を済ませると向かいのスーパーに行き飲み物やら明日の朝食やらを買う。
その後またR4に戻り北上開始。今夜はどこかで車中泊にしよう、ということでR4をさらに北上して隣町・七戸の「道の駅しちのへ」へ。今日はここの駐車場で車中泊。ちなみにロドスタのシートはほとんどリクライニングしません!腰も膝も伸ばせない状態で寝る。zzzzz.......

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hidezou 2004.