'04夏 東北ぶらり旅 Vo.2
  


8月14日(土)

この時期の道の駅では、結構車中泊している人達がいる。中には家族連れの姿も。で、こー云う所ではエンジンは切っておくべきだと思うのだが、運が悪いのか少し離れた隣のアコードワゴンはエンジン掛けたままだった。自分達が寝る頃やって来たのだが、そのうち止めるだろうと思っていた。・・・少し寝たがAM2:00頃かみさんがブチ切れて移動する事に。身体の大きさの関係で自分が助手席、かみさんが運転席で寝てたのだがそのままかみさんが運転して移動。自分はど〜にも目が覚めずそのままzzzz....
暫く走った先の野辺地町のコンビニに辿り着く。店の人の了解を貰い端の方で再び寝る。ココは静かだ。。。

AM6:00前には起床。お店の人にお礼&朝食の買出し。ちなみにかみさんしか店には顔を出してないので、もしかしたら「女一人旅」と思われたかも。。。
朝食を済ませるとR4とは別れ今度はR279へ。空は曇っているがこれから晴れてきそう。始めのうちは海が見えていたが、そのうちほとんど見えなくなる。下北半島中頃まで来ると、北海道にも似た最果ての雰囲気プンプンの風景になってきた。いいねぇこの感じ。途中横浜町の「道の駅よこはま」で小休止。ここでも結構な人達が野宿やらキャンプやら車中泊していた。むつ市からはK174-K4に入り恐山を目指す。恐山の手前にあった湧き水、その名も「恐山の霊水」。冷たくて美味い!ペットボトルにも詰める。そして三途の川を渡り恐山・菩提寺前へ。そ〜いえば以前、秋田県・湯沢市の川原毛地獄に行った途中でも三途の川を渡った気がする。。。東北は極楽浄土かはたまた地獄か・・・??菩提寺駐車場に着くと土産物屋をのぞく。結構コアというかレアというか・・・。土産物屋のおばちゃんも結構キテるし。。。で、いくつか土産を買うと境内には入らず出発。K4をさらに走り薬研温泉のさらに先、奥薬研温泉の無料露天風呂『カッパの湯』へ。河原の露天風呂は広々としてて気持が良い。

その後更にK4を進み大畑町からR279を行く。目指す本州最北端・大間崎はもうすぐ。右手には津軽海峡、そのうちに北海道も見えてきた。天気が良いので恵山の雄姿などがハッキリと見渡せる。

大間崎に着くとやはりそこは観光地。結構賑わってて最果ての雰囲気はあまりない。まぁ宗谷岬よりはマシだけど。駐車場に車を止め、取敢えずはお決まりの本州最北端の碑の前で記念撮影。ココも写真撮るのに順番待ちしてた。その先の海の所では遠浅の海岸で遊べる。自分達はこーいった所で遊ぶのが大好き!特にかみさんが。ヤドカリやら貝やらが一杯いる。ウニもいる!と思ったら中身はヤドカリに食われてたり。。。でもそのうちかみさんが生きたウニを捕獲。「関係者以外採るな」のお決まりの看板も見当たらなかったので(まぁホントはいけないんだろうが)食べる事にする(笑)。で、車を止めた駐車場脇のキャンプ場で早速解体、半分ずつ食べる。小さいのでホンの少しだがそこはウニ。「メチャうめ〜!」。
その後ココへ来た最大の目的、「大間で大間産のマグロを食らう!」8月頃から地元産のマグロが出回るそうなので、早速いくつか店をのぞいて見る。「デブヤ」とかに出たという店もあったが自分達が良いと思った店はその隣の『海峡荘』という店。少し並んでたがそんなに待つ事無く入れた。しかも待ってる間に外で鉄板で焼いてるマグロ肉(コレがメチャウマ)タダで食わせてくれる。席に着くと自分は海鮮丼(大間産本マグロ・ウニ・いくら)かみさんはマグロ刺定食を注文。程なくしてど〜んと登場!大間産本マグロ。
「来て良かった〜〜!」メチャ美味い。普段はあまりマグロは好んで食べないが生マグロは別。特にこの大間産マグロは格別。東京だったら倍するね、値段。至福の時は足早に過ぎていく・・・。

目的を果たし大満足した後、今度は北海道を左手に見て走る。次は尻屋崎を目指しR279-K266へ。このK266は所々ダートが残っていてロドスタ泣かせだった・・・。でも周囲の景色は原野でサロベツ原野を彷彿とさせる。擬似北の大地体験が出来た。K6に入ると反対側の大畑町からも見えていた巨大な風力発電の風車が並んでた。程なくして尻屋崎に到着。ココは寒立馬が有名。有名だけあって岬の広場というか草原にはたくさんの馬、巨大な寒立馬が。でもおとな〜しく草を食べてたり昼寝している馬も。近くに寄って触っても全然知らんフリ。恐る恐る触ってみる。なんか変な感じ。そして気を付けて歩かないと馬糞を踏んでしまう。。。
しばしお馬さんと遊んだ後南下開始。K6-K248-R338と進む。ここいらは周囲に何もなく原野だったり原生林だったりと淡々とした風景が延々と続く。海も全然見えない。ようやく六ヶ所村のコンビニに辿り着き小休止。この先はR394で内陸に入る。東北町・天間林村・七戸町と通り過ぎR394はいつしか八甲田山へ。天気は曇ってきたがそこそこ山々が見渡せる。ワインディングを堪能しながら酸ヶ湯温泉へ。がしかしココに着いたのは6時近く。外来入浴の受付は5時で終了・・・。泣く泣く諦めR103-R102で十和田湖へ向かう。途中の奥入瀬渓谷は人も車もほとんどいなくて少々薄暗くなってたが、それでも美しい渓谷美は堪能出来た。十和田湖に着くと目の前に大きな夕焼け。てことはもう暗くなる。取敢えず腹が減ったので、土産物屋の並ぶ中にあったラーメン屋でラーメンを食べる(不味かった・・・)。

さて、今宵の宿は何処にしよう?明日は八幡平方面へ行くつもりなので、なるべくその近くまで行っておきたい。で、もう少し走る事にする。車の場合、最悪駐車する所さえあればその場で寝られるから良いね。夜になっても気兼ねなく走れる。
R103-R282で鹿角へ向かう。で今日は宿は「道の駅かづの」に決定。場所を下見した後コンビニで買い物をする。先ほどのラーメンの口直し。プラスアルコールを少々・・・。ここの道の駅は道路沿いの駐車場の他に、中の方に建物に囲まれた駐車場があり同じ目的の方々が多数。中には単車も数台。自分達は建物の外廊下に車を横付けし、そこにテントを張る。これなら足伸ばして寝れるし、雨が降っても大丈夫。で、つまみ食って缶チュウハイ飲んでると後からも数組が野宿(?)しにやってくる。自分達と同じようにテントを張る人達も。でも皆エンジンは切ってるので(当たり前だが)今宵は静か。アルコールも手伝っていついしか睡眠へと誘われていくのでしたzzzz....



野辺地のコンビニ駐車場で車中泊。
慣れれば意外と快適!?

早朝の野辺地駅前。
な〜んにもない・・・
 

三途の川の太鼓橋。渡っちゃったぁ・・・

駐車場脇にずらりと並ぶ観音?さま。

菩提寺駐車場。全国のナンバーがありました。

河原に石を積んで作ってある露天風呂。
奥薬研温泉「かっぱの湯」

かっぱの湯の由来・・・

津軽海峡とその向こうにそびえる北海道・恵山

ウニ捕まえた〜

で、頂きま〜す!

まぐろ・うに・いくらの海鮮丼

まぐろ刺定食。手前の秋刀魚の煮付けも美味かった。

寒立馬とツーショット

尻屋崎全景
←酸ヶ湯では温泉に入れずがっかり・・・
8月15日(日)

夜半過ぎから小雨が降っていたようで、5時前に起き出すと外は雨模様。さっさと撤収して走り出し最初にあったコンビニで朝食。
R282-R341と走り本日のメイン、八幡平アスピーデラインへ。途中で道路脇に足湯を発見、見物がてら漬かる。で、再び走り出してその先の後生掛温泉へ。外来入浴受付は朝7時から。着いたのは6時半過ぎだったが普通に入れた。ここの大浴場は総ヒバ造りでかな〜りイイ感じ。普通の大きな木製の浴槽の他に名物の蒸し風呂・泡湯・打たせ湯・泥湯等がある。湯治で来てる人もいる温泉なので効能はバッチリでしょう。ゆっくり朝風呂に入って外へ出ると・・・大雨降ってやんの。今度は天然の水シャワーか・・・てんで車までダッシュ!
この辺りは多くの温泉が点在している。今度また時間あるときにゆっくり来たいね、なんて話しながらウェットな路面のアスピーデラインをそこそこのペースで攻める・・・いや走る。まだ朝早いので他の車はほとんどいない。やっぱ早起きは良いね〜。しかし標高が上がってくると深い霧。周りが見えん!峠からの岩手山の姿を楽しみにしてたのだが、これは次回までのお楽しみ。しかし峠を下ってくるといつしか霧は晴れ、目の前にど〜んと岩手山。山はいいねぇ、存在感があって。展望台で写真を撮ったりしながら山を下る。再びR282に出ると「道の駅にしね」で小休止。
盛岡の市街地を通るのは嫌なので、このすぐ先の滝沢ICから東北道へ。特に行先は決めてないが、先々を考えなるべく東京に近付く事にする。途中運転を替わり自分は助手席で地図を見ていると・・・。仙台を過ぎて菅生PAの少し手前でふとかみさんが「あ、ぶつかった」!えっ!と思い前方を見るが異変は無い。後ろを見るとミニバンが真横を向いていた。何でも自分達の斜め後ろを走ってたそのミニバン、何を思ったか突然ハンドル切って中央分離帯に向かいぶつかり、反動で道路左のガードレールにぶつかりまたまた中央分離帯にぶつかったらしい。かみさんはその一部始終をミラー越しに見てたらしい。自分が振り返ったときにはもうほとんど止まりかけてた。でも巻き込まれなくて良かった・・・。で、さすがに驚いてショックだったのかペースを落としてその先の菅生PAまで走る。後ろから来る車は皆無。かなり交通量多かったから多重事故になってる可能性大。
PAで運転交替。福島西ICで高速を降りる。この先渋滞ってあったから・・・。ここからはR115で猪苗代湖を目指す。途中行きにも寄った「道の駅つちゆ」へ。この前は朝早かったので殆ど人はいなかったが、今回は激混み。誘導の警備員までいた。ので写真は諦める。猪苗代に近付くと湖畔の国道は混むので農道をつないで湖の西側へ出る。
R294-K281-R4-K68-KK21と走り那須温泉へ。実はここ那須温泉には初めて来る。で殺生岩を見学した後、共同湯・鹿の湯へ。本日2湯目。ここもなかなか雰囲気のある良い感じの温泉。温度別に浴槽が別れているのも良い。入ったときは混んでたが、次第に空いてきてゆっくり出来た。
温泉を出ると外は薄暗くなり始めてた。で、何故か無性に焼肉が食いたくなってきた・・・。K30−R400-R4とつなぎ宇都宮へ。街に出れば焼肉屋があるだろうと。途中ですっかり日は暮れていた。
市街地へ入ると牛角発見!・・・しかし1時間半待ち・・・少し走った先に再び発見、焼肉屋。その時食べたい物を食べる。最高の贅沢だね!

焼肉食べて元気倍増!
結局焼肉”焼いた”から、って訳ではないけど矢板から再び東北道に乗り一気に東京まで。もう10時過ぎなので渋滞は皆無。首都高でさえ渋滞はなくスムーズに走り0時過ぎ無事帰宅。

今回も気ままに楽しい旅が出来た。しかし東北は広い。またまた行きたい所も増えたし!

   
道の駅かづので野宿。なかなか心地良かった。

後生掛温泉。雰囲気のあるなかなか良い温泉でした。

後方の山が岩手富士と呼ばれる岩手山

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hidezou 2004.