移動日です。ローマからフィレンツェへ向かいます。
移動手段は列車。
指定席なので時間が決まっている。
11:30の列車なので朝食を食べたあとテルミニ駅近くを散策する。
まずは駅に行って列車の出るホームを確認。
案内板にはまだ出ていないので時刻表で確認。
4番ホームらしい。
そして近くの公園を写真をとりながらふらふらする。
この日はけっこういい天気でした。
途中ミネラルウォーターを買う。
あぁぁついにやってしまった。炭酸入り。
ヨーロッパでは水は二種類ある。炭酸入りの水と普通の水。
今までは店の人に確認して炭酸入りを買わないようにしてたのだが、
今日の店は時間がなくて確認できなくて、まぁいいや、二分の一の確率だしと思って買ったらはずれた。
嫌いなんですよこれ。
それにしても炭酸飲料という単語は英語、ドイツ語、イタリア語と知っているのに
ペットボトルのどこを見ても書いていないのはどういうわけだい?
見分けがつかない。
まずい。
振って炭酸をとばしてみる。
やっぱりまずい。むー。
そしてホテルに戻りチェックアウトして荷物を持って駅まで。
4番ホームに行くとまだ列車は入ってきていなかった。
同じ列車に乗るらしい旅行者とここのホームですよねなどと確認しあいながら(英語)しばらく待っていると
なにやらアナウンス(イタリア語)が入る。
「ミラノ行き」と「9」しか聞き取れない。
しかし乗る列車はフィレンツェ経由ミラノ行きなので、どうやらわれわれが乗る列車についてのアナウンスらしかった。
案内板のほうを見ると4が9に変わってる。
ホーム変更ですか?
さっきの旅行者とぶつぶつ文句をいいつつ荷物を転がして9番ホームに走る。
なんか今回こんなのばっかり。
ホームで乗車券に刻印をしてから車両を探す。
私の乗る6番車両はけっこう奥のほうだった。
また走る。もう3分前くらい。
なんとか乗り込んでスーツケースを荷物置きスペースに置いたあと席を探す。
私と親は51と52という番号の席だったのだが、見つけたそこはなぜか対角に配置されていた。
こんなかんじ。おかしい。58の人はどうしてこんなとこにいるの?
56 | 54 | 通路 | 58 | 52 |
55 | 57 | 51 | 53 |
しかも。
ちょっとスーツケースを棚にワイヤーで固定しに行っている間に別な人が私の席に座っている。
「すいません、そこ私の席なんですけど。(英語)」
「予約しているの?(英語)」
「してます。(英語)」
この列車は全席指定席です。どういうことだいったい。
そして列車はフィレンツェに向かう。
途中検札で車掌が回ってくる。
指定席のチケットを出す。
はさみを入れて返してくれるが、まだ「チケットは?」といわれる。
今はさみいれただろ!?
よくわからないので持っていた列車の券を全部渡してみる。
するともう1枚乗車券のほうにもはさみをいれて返してくれる。
両方にはさみを入れるのかー。なんか無駄。
フィレンツェで降りる。
ホテルの場所はよくわからなかったが住所から推測して適当に歩き出したら着いた。
ホテルクラブ。3つ星。
時間的に少し早かったのだが、チェックインできるか聞いてみた。
できるというのでキーをもらって部屋へ。
・・・ルームメイキングが済んでないじゃん。
フロントへ戻ってそのことを言ったら部屋を替えてくれた。
荷物を置いてフィレンツェの街を散策に出かける。
帰ってきてからの話だけど、フィレンツェは今が旬らしいね?
なんかここが舞台の映画か公開されたとか。
私はこの時点ではそんなことは知らないのだが、帰ってから話を聞いたら、私が立ち寄ったとこも映画に出てきているらしい。
なんて映画かタイトル聞くの忘れちゃったけど。
で、まずはドゥオーモ広場まで行く。
ここにはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂がある。
ここでおとといカプリ観光のツアーで一緒になった日本人の新婚カップルに遭遇。偶然って怖い。
クーポラにのぼることもできる。10000ITL。
入り口にはイタリア語、英語、スペイン語、ドイツ語で、「階段は464段、エレベータはありません。」との表示がある。
のぼってみることにする。
ちなみにクーポラの入り口は大聖堂のおもてにある。
なかなか見つからなくて困った。最終的には警備員に聞いてしまった。
正面左の受付で金を払って中に入り、464段の階段をのぼる。
通路は人が譲り合えばぎりぎりすれ違える程度の幅しかない。(一方通行。帰りは別な階段を降りる。)
薄暗い、永遠に続きそうな螺旋階段をひたすらのぼりきると、そこはクーポラの内部。
内壁に描かれた「最後の審判」を間近で見ることができる。
さらに上にものぼることが出来る。
ガイドブックによるとここにのぼるには2時間くらい並ぶ長蛇の列があるらしかったのだが、
観光シーズンでないためか、午後3:30という時間のためか、まったく並ばずに入ることができた。
帰りも階段。うちの親はへろへろになっていた。
そしてシニョリーア広場へ向かう。
広場に面した建物の前にはたくさんの彫刻が並んでいて美術館のようだったが
屋外のためどの彫刻にも頭にハトがとまっていてなにかまぬけだった。
ウフィッツィ美術館の前を通りアルノ川に出る。
ここの美術館は明日の朝来る予定。
アルノ川にかかるヴェッキオ橋という一風変わった橋を渡って対岸へ出る。
橋は写真を撮ってきているのでうまく撮れていたらアップしようと思っているが、
橋なのに両端に宝石店が並んでいて普通の商店街のようになっているのである。
昔は魚屋とかあったらしいけど、当時のえらい人が臭うのが気に入らなくて撤去させたとか。
対岸をしばらく散歩したあとはホテルに戻る。
このくらい歩き回るとガイドブックの地図から実際の距離感をつかむことができるようになる。
この街はそんなに広くないみたいだ。
帰りがけサンタ・マリア・ノッヴェラ駅の地下を通る。
ショッピングモールになっていた。
どんな店が入っているのか見回っていたらインターネットのサービスをやっている店を発見。
一時間で6000ITL。
日本でネットカフェを利用しないので高いのか安いのかよくわからん。
利用してみてもいいかなと思ったが、日本語が読めるわけ無いのでやめた。
PCに日本語が入っていない環境で日本語のサイトを読む方法もあるにはあるのだが・・・。
駅を出てホテルはすぐ。
信号を渡り歩いていると、背後で叫び声が。
またか、と思い振り向けば今度は2人の男が1人の男性を壁に押し付けてなにかもめていた。
物騒な国である。
この日の夜ごはんは親が疲れたといって早々に寝てしまったので
近くのBar(バール。喫茶店とまではいかないコーヒーショップみたいなとこ。テーブル席もあるけど立って食べてる人もいる。)で
サンドイッチを買ってきてホテルの部屋で食べる。
しかし飲み物は高かった。清涼飲料水が高いぞこの国。
ミネラルウォーターは500mlのペットボトルが2000から4000ITL。日本円にして120円くらい?一緒だね。
カプチーノを頼むとBarでは4000mlくらい。テーブル席に着くとちょっと高い。
いい喫茶店で飲むととても高い。10000ITLくらいとられる。でもこれも日本とあまり変わらない。
でも、コーラとかスプライトとかの350mlの缶が4000ITLもするのはなぜ?ペットボトルの水の倍?
この国では紅茶かカプチーノでも飲んでいろということらしい。
デザートは妙に安いけど。直径10cmくらいのフルーツのタルトは1800ITLで売っていた。水より安い。
そんなことを考えながら使った金を計算していると
100ITL硬貨が二種類あることに気づいた。
そりゃ日本の500円も二種類出回ってて片方つかえない自販機とかあるけど、
100ITL硬貨はぜんぜん違う大きさの硬貨だった。わかりにくい・・・。
夜は明日、明後日に行く場所のプランをたてつつ、Five Regretsの譜面を眺める。
いつだかの日記に持っていくと書いたやつである。ほんとに持っていきましたとも。
ここのサイトにいらっしゃる方には聞かれそうなことなので書いておくと、
ゲーセンはみつかりませんでした。いまのところ。
Five Regrets・・・動いている譜面を見てもできなかったが、
とまっているのを見ても一度EASYモードでクリアできたのが実に不思議なほどよくわからない。
こりゃEASYオプションなしではクリアできないわ。