朝からウフィッツィ美術館へ。
あ、もちろん朝食後です。
朝食はここでもアメリカンビュッフェスタイル。
でも前のホテルより選べるものがちょっと減った。
星の数1つ分かしら?(ここのホテルは3つ星ホテル)
美術館には日本から入館予約を入れてある。
なぜ入館するのに予約が必要なのかはわからないが、ガイドブックにも予約が必要と書いてあったし
美術館の入り口にも予約者のみという入り口と当日券の発売コーナーがあったからやはり予約は要るのだろう。
この美術館には「春」「ヴィーナスの誕生」という2つの有名な絵がある。
もちろんほかにもあるけど。
どちらも美術の教科書に必ず載っているような絵なので多分誰でも知っていると思う。
タイトルを知らなくても見ればわかる。
絵を見ていたら日本人団体客様ご一行に遭遇して絵の前に居座られたので良く見えなくなってしまったが
母はまぎれて日本語ガイドの絵の説明を聞いていた。
戻ってきて曰く、「説明がちっとも面白くなかった」
ガイドさんカタナシだね。
この名作を前にして私の頭に浮かんだものはいえばAdobe Illustratorである。
パッケージがこの絵なんだもの。仕事でよく使うからねー。
ほかの作品も堪能したあと出口近くで切手を売っているところをみつけた。
ポストカードを出す用に切手を買う。
1500ITLだと言われる。
ローマの駅の売店で買ったときは1000ITLと言われたので1000ITLの切手を貼って出した。なぜ?
多いとしたら別に500ITLくらいどうでもいいのだが、1500が合ってるとしたら
ローマで投函したあのポストカード着かないじゃん。
船便扱いで半年後くらいに着くかもね。ごめんよSさん。いちおう出したんだよ。
手持ちのリラの現金が少なくなってきたので両替へ。
ヴェッキオ橋近くのトーマスクックへ行く。
100ユーロのT/Cをリラに替えようとしたら129500リラになると言われた。
あまりに計算が合わないので思わず聞き返すと
聞き取れなかったと思われてご丁寧に紙に書いてくれたので間違いない。
1ユーロは1936.27リラ。(ユーロは固定相場)
何だその手数料の額は!
却下。他をあたることにする。
現金が無かろうがカードが使える。買い物にだってT/Cは使える(ところもある)
いざとなれば日本円だって使えるところがあるに違いないさ。
次にうちの親が行きたい店があるというので探す。
わりとすぐ見つかった。
頼まれていたものと欲しかったものは無かったらしいのだが、
ほかに気に入ったものがあったというので2点ほど購入していた。
私はその間レジのところに「No Commission(手数料なし)」という表示をみつけ、T/Cを現金に替えられないか聞いてみた。
手数料なしで替えてくれると言う。
さっきのところで替えずに正解。193650リラになりました。
23リラ多い?イタリアの出回ってる硬貨の最小単位は50リラである。
店の横にはサンタ・クローチェ広場があり、そこにそびえたっているのはサンタ・クローチェ教会。
けっこう広い。
内部にはいろいろな絵が飾ってあった。
教会を写真に撮ろうとしたら大きすぎて収まらなかった。
全体を収めるにはかなり広場の端まで下がらなければならなかった。
でも広場に面しているだけ撮りやすかったです。
他の教会とか通りに面してると通りの反対側から撮っても距離が足りなくて収まらないですから。
広場のすぐ近くのBarでちょっと休憩。
そしてまたアルノ川を渡り、対岸へ渡る。
目指すのはミケランジェロ広場。
広場は小高い丘の上にある。
そこからならフィレンツェの街が一望できるかなと。
途中柵があってどう考えても通行止めの道があったが、そこを通ったほうが明らかに早く着きそうだったので突破してみたりもした。
丘の上からの景色は最高でした。
写真も撮ったけど晴れじゃなかったから写真で見るとちょっと難ありですが。
丘の裏側に回ると教会があった。
サン・ミニアト・アル・モンテ教会。
いたるところ教会尽くし。
壁の大理石の細工が綺麗でした。
あと窓にはめられたステンドグラス。
あの青の光が好きです。
そしてバスでサンタ・マリア・ノッヴェラ駅まで帰る。
このバスはかなり失敗だった。
イタリアのバスは現金を払うのではなくチケットを買う。
バスのチケットはなぜかバス停の近くのBarで売ってる。
バスの運転手からも買うことができるらしいが倍額取られるとか。
私はバスのチケットを持っていなかったのだが、別に倍額取られたとしてもたいした額でなかったので
Barも近くに無かったしいいやと思い来たバスに乗る。
「チケットないんですけど。(英語)」
自分の財布(?)を探す運転手。
「いま一枚しかないよ。次の停留所で降りてBarで買ってくれ。(イタリア語)」
これはイタリア語だったが多分こんなことを言われたっぽい。
そして次の停留所。降りてBarへ。
1件目、ないと言われる。
2件目、ない。通りを渡ったところのBarにあるよと教えてもらう。
通りに信号がないのでなかなか渡れない。
3件目、チケットを購入。
やっぱりなかなか戻れない。無理やり車を停めて突破。
この間約10分。バス停に戻る。・・・バスまだいるじゃん。
2人の乗客のために15分に1本のバスが10分待つシステムって一体・・・。
フィレンツェに行ってバスに乗る人、チケットは運転手からも買えることになってますが、あらかじめ買っておきましょう。
駅に戻る。
近くのBarで軽く昼食を取り、ちょっと買い物もしたので一度荷物をホテルに置きに戻ったあとは
アカデミア美術館へ向かうことにした。
ここにはミケ・ランジェロのダヴィデ像がある。
かなり大きな彫刻なので写真で見たことがあっても実物を見るとぜんぜん違う印象を受ける。迫力だ。
床にはスケッチをしている学生がたくさん座り込んでいた。
このへんで美術を勉強する学生さんは近くにこんなすばらしい芸術品がたくさんあって得るものがとても多いだろうね。幸せな環境だ。
ここの入館料は15000ITLだった。
美術館の入館料はどこも日本と比べて安い。
美術館の帰りに親がふと足を止める。
何かと思えば、探していた品物のメーカを扱っている店を見つけたらしい。
アレッシというメーカ。知ってる人いるかな?
ようじを立てる容器や卵立て、バターを入れる容器などのキッチン用品があるのだが、
けっこうかわいい。
WEBで「アレッシ」で検索をかけるとけっこう出てきます。
うさぎの形をした楊枝立てを2つ購入。かわいい。
たぶん絵を見ないと何を言っているのかよくわからないので写真を撮ってみた。うさぎはこんなの。
うさぎのほかにも欲しいものはあったらしいのだが、大きすぎて断念したらしい。
かさばるからねー・・・。
帰り際駅の中のショッピングモールの中で、日本語でもOKなインターネット環境をみつける。
日本人の客が多いのかな。
利用してみようとも思ったが、時差の関係でやめた。
日本に帰ればいくらでもインターネットなど出来る。
ただ、日本語の使える環境があるってのは覚えとくと次回便利かもしれない。
次回はまずないとは思うが・・・。
この日一日でフィレンツェの街はだいたい回ってしまったので翌日はピサまで行ってみることにし、
帰りに駅まで行っていくらかかるのか聞いてくる。
ピサまで約1時間、10000ITLと言われた。
ん?安すぎない?
列車の出る時刻を確認してからホテルに戻る。
ホテルへ戻るとうちの母はさっきのうさぎとかがもっと欲しかったとぶつぶつ言っていた。
持って帰れるなら買ってきてくれ。スーツケースには入りきらない。
私の手はスーツケースでふさがってるから持つのはあなただー。
(今回はスーツケース1つにまとめてきてるので)
そんな母を無視して私はイタリア語吹き替えの「タイガーマスク」など見ながらお友達にポストカードを書く。
なんで私が見たことも無い日本のアニメばっかりやっているんだい?この国は。