朝食後サンタ・マリア・ノッヴェラ駅へ。
チケット売り場でピサ行きのチケットを買う。
片道か、往復かと言われて往復で買ったら18200ITLだった。
チケット売り場がすいていたので予定の列車の1本前に乗れる。
列車に乗った後、チケットに刻印をするのを忘れたので、一度ホームに降りて刻印を押す。
これで戻るまでに発車しちゃったりしたら親とはぐれたね(笑)
刻印は忘れると罰金なんだって。
フィレンツェからピサまでは国鉄で約一時間くらい。
駅は3つくらいだったかな。
9:00すぎにはピサ中央駅に着きました。
車内アナウンスがないので、駅に着くたびに窓の外のホームの駅名表示を探さなければなりませんでしたが。
途中列車の中で署名を集めている人が居た。
イタリア語で一所懸命訴えていた。
多分反戦の署名だと思われる。
駅から斜塔まで歩く。
バスも出ていたらしいのだが、知らない街は歩きたい。
いろいろ細かい店とか見たいしね。
そして重要なことには、この日は天気も良かった。
雨の日にはあまり歩き回りたくないものだ。
駅から3、40分も歩いた頃、そろそろ(地図から推測するに)目の前に斜塔が見えてくるはずだったのだが
まだ見えなくておかしいなと思い、ふと交差点で足を止めて左のほうをみたら斜塔があった。
思っていた道と歩いていた道が1本ずれてた。
塔というとなんか無条件に高そうなイメージがある。
斜塔も勝手に考えた自分の中ではもっと背の高い建物だった。意外と低い。60mもないって。
あたりまえだけどえらく傾いていた。
この塔は今も傾きつづけているので、今の状態で倒れるまでの年数は200年から1000年とのこと。
いまだ建築途中であと200年はかかると言われるのサグラダファミリア(スペイン、バルセロナの聖家族教会)といい、
こっちの人ってなんと気の長いことを考えるのか。
ついでに自殺者は5年に1人だそうです。観光客に迷惑だって。飛び降りんなよなぁ・・・。
最近は修復工事で立ち入り禁止ですが。
ピサの街は広くない。
しかも見所は一箇所に固まっている。
斜塔のある一角である。
この旅行を申し込んだときにパンフレットに載っていたピサへのオプショナルツアーが半日となっていたわけがよくわかる。
半日でじゅうぶん回りきる。
美術館や洗礼堂、納骨堂など一通り見てまわり、天気も良かったので写真を撮ってからBarで昼ごはん。
母がお釣りを誤魔化されていたので抗議して返してもらう。
まぁ1600ITLくらいだったのだけどまったく油断もすきも無い。
そうそう。写真はピサの写真を撮ったのだけど、近くから広角レンズを目一杯引いて全体を撮ろうとした。
この撮り方はまぁ当然のように端のほうが歪むわけだが・・・
左に傾いている斜塔をフレームの左端に収めるような構成で撮ったら
傾いていない斜塔という絶対ありえない写真がとれた(笑)
ピサ中央駅からフィレンツェに戻る。
また国鉄を使うが、今度は停まる駅が多かった。
どうやら行きに乗ったのが急行で帰りは各駅だったらしい。
フィレンツェに戻ってからはサンタ・マリア・ノッヴェラ教会を見に行ってみたが入場料がかかったので入場はしなかった。
教会はだいたい心付になってるんだけどね。
そして親が昨日買ったうさぎがもっと欲しいと言い出したので昨日の店へ行く。
昨日の店?・・・美術館の帰り道に適当に歩いてたときにあった店だぞ。どこだっけ?
それでもなんとか辿り着いてさらに二匹買う。
ここで初めて買い物でユーロT/Cを使ってみた。
(前のときはリラの現金に替えてもらっただけ。)
こっちも使ったことなどなく、店の人も慣れてないのでかなり時間がかかる。
しかもお釣りはリラで戻ってくる。これはいいのだが、その計算が合わずに3回くらい計算をやり直させることになる。
今回は100EURで193000ITLになりました。
それにしてもかさばるー。荷物が増える。
夜はパスタを食べに行く。
ピッツェリアに行ってとんでもない量が出てきた前例があるのでBarで済ませる。
ピッツェリアのペンネはちょっと硬かった。
ここのスパゲッティはちょっとやわらかかった。
なかなかおいしいと思うところはないね。
夜ホテルでローマに着いたときに現地係員がくれたオプショナルツアーの表を見る。
フィレンツェからピサまでの半日観光は92000ITLだった。
私が今日使ったのは鉄道と美術館で34200ITL。
ぜんぜん安いね。オプションにしなくて良かった。
もしフィレンツェに行く方、ピサまで足を伸ばすなら自力で十分に行けますよ。