The United Kingdom


11月26日 LONDON/GREENWICH

5日目。もう半分です。はやい。

朝食をとったあと、ピカデリーサーカス近くの劇場へ。
昨日ホテルに戻るときに、地下鉄のエスカレータに乗っていたら、とある芝居のポスターを見かけまして、
これは見ていかなければ。と思いチケットを買いに行ったのです。
What the night is for という芝居です。たぶん誰も知らないと思います。
私も知りませんでした。ポスター見るまで。
これ、主演女優がジリアン・アンダーソンだったんです。
THE X-Filesのダナ・スカリー役の女優さんです。大好きなんですよね。
ということで、チケット買いにComedy劇場へ。

劇場には場所がわからず少々迷ったにもかかわらず10:00少し前についたのですが、
ボックスオフィスがまだ閉まっていまして、入れませんでした。
しかたないのでそのへんをうろうろして時間をつぶす。
プラネットハリウッドやHMVなど、知った店がけっこうありました。
ピカデリーサーカス付近ならなんでも揃いそうです。

10:00過ぎて劇場に戻ると開いていたのでさっそくチケットがあるか聞いてみる。
当日分のストール席(1階のS席クラスの席)はやはり完売。
前のほうが良かったのですが、前のほうの席は向こう3日くらい売り切れていて、
どうしようかなぁとちょっと考えていたら、今日の分で2階の最前列なら開いていると言われたのでそこにしました。
最前列なら前の人が邪魔にならないじゃないですか。
ちょっと舞台から遠いけどまぁいいか。

券を買った後は、グリニッジに向かいました。
旧王立天文台があるところです。東経0度、西経0度。
ロンドンの中心部から地下鉄と電車で40分から50分くらいです。
駅を出るとすぐにカティ・サーク号が目に入ります。
貿易に活躍した船だとか。
ウィスキーの名前としてのが有名ですかね。

デジカメで写真を撮ろうとしたら大きすぎて入りきらなかったので、一眼レフのほうで撮りました。
広角レンズの出番です。
端のほうが少しゆがみますが、なんとか収まりました。
この写真もすでにアップしてあります。

そして、旧王立天文台へ。
旧王立天文台への道はよくわかんなかったのですが、ガイドブックに「公園の中」と書いてあったので
とりあえずグリニッジ公園を目指しました。
駅から10分くらい歩いたら公園について、公園を入ると目前に小高い丘があり
その頂上に天文台らしき建物が見えました。
急な坂をのぼっていくと、ありましたよ。旧王立天文台。
経度0度地点です。
ここが子午線だというラインもちゃんとわかるようになってました。
地球の東半球と西半球に同時に立てますよ。

天文台の中は、計測のための機器の博物館のようになっていて
時計やコンパスなどいろいろあって面白かったです。
ロンドンの中心地からはちょっと時間がかかりますが、ここは来てみる価値があると思います。

出口でアンケートにつかまったのでちょっと解答して5分くらい費やしてから天文台をあとにする。
時刻は1:00くらいになっていた。
このあとウォーキングツアーに参加しようと思っていたのだが、集合時間は1:30。かなりぎりぎり。
地下鉄を乗り継いで、集合場所になっているベーカーストリート駅に向かいます。

ウォーキングツアーとは、ガイドがついて何人かのグループで説明を受けながら街の中を歩いて回る観光ツアーで
ロンドンのいたる頃で毎日のように行われています。
それぞれテーマがあって、シェイクスピアの縁の地を訪ねるツアーだったり、パブをめぐるツアーだったり。
私がこの日参加しようとしていたのは、シャーロックホームズのツアーでした。
参加するのに予約は不要。直接集合場所に行けばいいのです。
何のツアーが何時にどこで集合なのかは、情報誌がホテルとかにおいてあります。
参加費は£5.00です。

さて、集合時間の1:30の数分前、電車はベーカーストリート駅に到着・・・あら?停まらない!?
何故通過するのさ??かなり焦りました。時間もなかったしね。
別に間違えて快速に乗ったわけではありません。
なんかストライキとかで通過しやがったのです。おいおい。
隣の駅で降りて徒歩で一駅戻る。無駄なことさせんなよ・・・。
駅と駅は近かったので、ちょっと遅れただけで合流することが出来ました。

シャーロック・ホームズツアーは、作品に出てきた場所をいろいろ歩いて回る。
歩き回ること2時間くらいでしょうか。
こんな感想で申し訳ないが、なにしろ寒かった!
いえ、説明は面白かったんですよ。概ねわかりましたし。
でも、何を言ってるのかはわかるんですが、何のことを言ってるのかわかんないんです。
シャーロック・ホームズが出てくる作品は全部読んでるわけではないので
作品中の台詞とかコアなこと言われても何のことやら。

参加者はいろんな国の人10人くらいでした。
日本人っぽい人も2人くらい居ました。
観光客(英語が母国語でないかもしれない人)相手なので
ガイドの人は少しはゆっくり話してくれていたようです。
説明を聞きながら約2時間歩き回った後、食事のおいしいとこなどを案内してもらって解散になりました。
気づけば2駅隣の駅まで来ていました。
けっこう歩いた。

駅から地下鉄に乗って数駅、ハイドパークコーナー駅まで乗って下車。
この日はHard Rock Cafeで食事をしました。
かなり遅い昼食です。
ウエイターに夕食かと聞かれたけど昼食なんです。
一日二食になってしまった。
Hard Rock Cafeは世界中あちこちにありますが、
店内のディスプレイとか楽しいので旅先ではよく立ち寄ります。
去年は見当たらなかったので行きませんでしたがスペインに行ったときは食事をした覚えがあります。
なぜその国の伝統的な料理を食べて来ないのかなんて余計な突っ込みは受け付けません。
私の旅行記にグルメな描写を求めてはいかん。
食事はバーベキューなんとかとカクテルを頼んでかなりもてあましました。
でも隣のカップルは普通のパフェの3倍はあろうかという巨大なパフェを平気で食ってました。

食べ終わって、横にあった店でTシャツ買って、駅に向かう。
プレイ(芝居)ですよ。What the night is forです。
出演者は二人だけ。
昔恋人同士だった、いまでは別々に家庭を持っている男女が、あるホテルの一室で再会したという話なのですが
会話だけで話が展開していくのでかなり厳しかったです。
昨日のMAMMA MIA!は出演者も多く、舞台も変わっていったので
動きでストーリーがわかる部分もあったのですが・・・。
救いの点はといえば、主演女優の発音を聞きなれていたことでしょう。
さんざんXファイルで聞いてますから、問題なく聞き取れました。

話そのものは普通の(?)一夜の浮気の話なんですが
会話そのものも面白かったですが、会話の間の取り方とかリアクションとかでけっこう笑えました。
やはり途中で30分くらいの休憩を挟んでだいたい2時間半くらいでした。
前に人の居ない席だったので舞台よく見えたからかなり満足。

ここ何日かけっこう歩いたので、この日の帰りあたりは足がかなり痛かったです。
歩き回ったというより、階段の上り下りが多かったというべきか。
地下鉄使いまくりでしたので。
もう、会社で6階のフロアまで上り下りするのの比ではありません。
でもおかげでだいぶ地下鉄にも慣れ、地下鉄のマップが手放せない状態からは開放されつつあります。
地下鉄に慣れたところで、明日はロンドン市内観光予定です。
何か順番が違う気がしないでもないが気のせいということで・・・。

ちなみにあとでわかったことだがこの日の地下鉄はFIRE STRIKE(消防スト)であちこちの駅が閉鎖されていた。
消防士が待遇の改善を求めていたストらしいのだが、なんでそれで地下鉄駅が閉鎖になるのさ・・・。


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