朝から、昨日時間を確認しに行ったフィッシャーマンズワーフへ。
この日はアルカトラズへ行くのです。
San Franciscoを目的地に選んだ理由は、このアルカトラズ観光です。
San Franciscoは私が初めてアメリカに行ったときに訪れた都市なのですけど
その時は夏の観光シーズン真っ盛りだったため、
アルカトラズに行くフェリーのチケットが取れなかったのです。
3日くらいしか居なかったし、その頃は自分で事前に手配するという行動力も語学力もなかったし。
アルカトラズ島は、San Franciscoの北に浮かぶ小さな島で、元連邦刑務所があります。
映画「アルカトラズからの脱出」、「ザ・ロック」に登場したのでご存知の方も多いと思います。
今はピア41というところから観光のフェリーが出ています。
このアルカトラズ観光は人気で、夏は2週間くらい前からチケットを予約しないととれないほどらしいです。
今回はちゃんと買えましたよ。
8時半くらいにボックスオフィスについてしまい、
まだ開いていなかったのですけど人は居たので並んで待っていました。
最初のフェリーの9時半のが無事買えました。
寒いですけど観光シーズンをはずした旅行はあまり並ばなくて済むのでいいです。
とはいえフェリーは満員でしたけど。
アルカトラズ島に着くと、一通り立ち入り禁止区域などの説明があって、
そのあとオーディオセットを受け取ってから各自適当にテープガイドを聞きつつ
自分のペースで刑務所内を見学です。
オーディオセットには日本語のものも用意されていますのでご安心を。
アルカトラズ刑務所は、他の刑務所で問題をおこしたような囚人を収容していた刑務所の刑務所といったところです。
島の周りは潮流も早く、水温が異常に低いので、仮に刑務所を抜けられても島から脱出できない
脱獄不可能な刑務所とされていました。
映画「アルカトラズからの脱出」は実際にあった話に基づいて作られた映画で
刑務所の壁を食堂から持ち出したスプーンで掘って逃げたエピソードが描かれています。
面白い映画なんでお勧めです。アルカトラズの様子もわかります。
アルカトラズの独房の中には、その穴を開けられたというのを再現していた房もありました。
テープガイドに従って刑務所内を見ていたら、アル・カポネの収容されていた独房なんてのがありました。
独房には「ここにアル・カポネが居た」なんて紙が貼ってありました。
かつての大罪人もいまや観光ポイントです。
アルカトラズ島からはゴールデンゲートブリッヂがたいへんよく見えたので写真を撮ってきました。
遠からず写真のほうもアップしたいと思います。
この日は幸いなことに天気がすごくよかったのです。
アルカトラズ島のフェリーは、行きは決まった時間の券を買うのですけど
帰りは適当なので、一通り見回ってからちょうどドックに来ていたフェリーに乗って島を後にしました。
フィッシャーマンズワーフに戻り、ピア39(第39埠頭)という、
ピアの中でも一番いろいろな店が入っていてにぎやかなところに行ってちょっと見てまわりました。
ハードロックカフェがあったのでTシャツを買ってみたりしましたが
帰国したら12月なので着られるのは来年になってしまいますね。
もっと違うものを買えばよかったかもしれません。
そして近くのお店で軽くお昼を食べました。珍しく。
clam chowder with bread bowlというのを頂きました。San Franciscoの名物料理です。
クラムチャウダーが丸いフランスパンの中をくりぬいた器に入っています。
そこの店は外に椅子とテーブルがあり外で食べられるようになっていたのですけど、
クラムチャウダーはパンの中に入っていてパンはもちろん食えるのですけど
パンを全部食べない方もいらっしゃいます。
残したパンはちゃんとごみ箱に捨ててから立ち去る方もいらっしゃれば
テーブルの上に放置していかれる方もいらっしゃいます。
そして、パンが席に置かれていった場合、たいへん喜ぶヤツらがいらっしゃいました。
私が自分の頼んだ分をゆっくり食しておりますと、斜め前の席の方が食べ終わって
パンの残りをそのままに席を離れていきました。
ほどなくそのクラムチャウダーの残りのパンに大量のハトが群がりました。
どこからともなく20羽以上のハトが飛来してパンの奪い合いです。
店の人がすぐにカウンターから出てきて
何事も無かったかのように大量のハトを追い払いパンの残りを片付けていました。
そんなことが私が食べている間に3回ほど繰り返されていました。
ハトもわかっていてどこかから狙っているのでしょう。
さて、食事も終わり、フィッシャーマンズワーフからまたケーブルカーでユニオンスクエアのほうに戻る。
デパートなどちょっといろいろ見回ってきました。
クリスマスのディスプレイがされていて、見ているだけでけっこう楽しいです。
暫くふらついたあとガイドブックをちょっと見たら、
ちょっと興味をひかれる小物や玩具を扱っている店があったので、
地下鉄でカストロというところに行ってみることにしました。
カストロまでは地下鉄ですぐです。
その店は駅を降りてからすぐ見つかったのですけど
いろいろ面白い小物など置いていましたが特にこれといった欲しいものは無かったし
玩具も置いてるみたいだったのでもし頼まれ物が置いてたら
ラッキーだから買っていこうなどと思っていたのですが無かったので
結局何も買わずに店を出ました。
そのままカストロ地区をふらふら見て回っていたのですけど
メインのとおりはちょっと変わった雰囲気でしたがそんなに危ないといった感じはなかったんですけど
一つ横道に入るとあやしそうな店がたくさんありました。
命に関わる危険の意味で怪しいのではなくて、風俗系の妖しい店がたくさんあったんですけど
それがなんか普通(?)じゃなくてねー。
あとでガイドブックを見たら
カストロ→アメリカのゲイの文化の発信地。
なんて書いてありました。
ふ・・・そりゃ大変個性的な店がたくさんありましたとも。
私こんなとこで何してるんだ?
カストロからはバスに乗って戻ることにしました。
けっこううろうろ歩いたりケーブルカーに乗ったりしてなんとなく街の様子もわかってきたし
耳も英語に慣れてきましたからやっとバスに乗れます。
地下鉄と違って、慣れないところでバスに乗るのは怖いです。
電車や地下鉄なら車両の中から駅名の表示が見えますから大丈夫ですが、
停留所名はバスの中からはまず読み取れないので、降りたら「ここどこ?」ってことになりかねません。
旅行のときは初めて訪れたとこでいきなりバスに乗ることはしないのです。
バスも、昨日買った乗り物のパスポートが使えます。
バスでシビックセンター前(ホテルの近くの停留所)まで戻って、
シビックセンターをちょっと遠くから見たりして、ホテルに戻りました。
ホテルに戻ってからは、友人にポストカードなど書いてました。
ポストカードはこの日10枚1ドルにて購入しました。
けっこう安かった。
切手は、以前購入して使わなかったものを発掘したものがあったので
それを持ってきていましたから買わずに済みました。
日本までの郵便は、ハガキで70¢(セント)、封書で80¢です。
8年前よりも値上がりしていました。
この日に書いて翌日に投函したものは、私が日本に着くより早く日本に着いていたようです。
夜、ホテルのロビーまで降りて電話をかけました。
もちろん部屋にも電話ありますけど、部屋からかけるより安いからです。
エアポーターの予約をしました。
ホテルから空港まで戻らなければなりませんから。
向こうの人がホテルの電話番号を聞いてきたのですが、ここで問題が。
いえ、番号は手元のホテルのカードキーに書いてあったんですけど、読めなかったんです。
1-800-2RAMADAとか書いてあるんだもの。
お手元の携帯電話を見ていただくとわかるように、アルファベットがいくつずつか数字に当てられているんですけど
アメリカでは覚えやすいように数字の変わりにアルファベットで電話番号を記載することが多いんです。
2RAMADAは2726232なわけですが、そんなのとっさに読めません。
電話番号を読むのに少々手間取りましたが無事予約完了しました。
これで空港まで戻れます。
24日の14:00に迎えにきてくれることになりました。
そしてガイドブックなど眺めつつ2日目終了。
San Franciscoはそんなに広い街ではないので、二日あれば見て回れると思います。
私の今回のSan Franciscoでの目的は、ケーブルカーに乗るというのと、
アルカトラズ島に行くというのだったので、この日で両方クリアしました。
あと1日半、どうするつもりなんでしょうね(笑)
余談
アメリカの、いや、欧米のバスタブは浅い。
日本のように風呂に熱い湯を張って、体を茹でる習慣が無いからである。
バスタブから湯があふれない限界まで湯をためても
普通に入ったら腰くらいまでしかつかることはできなくて期せずして半身浴。
その代わり、長いんです。
バスタブの中に横になるとちょうどいいかんじに全身つかれます。
私の身長は162センチですが、横になるとちょうど首の後ろにバスタブの縁が来て、
足を伸ばしても逆側の縁にぶつからない程度です。
なので欧米ではホテルで風呂に使って温まって体を休めるなんて考えは
起こさないほうがいいと思います。