United States of America


11月29日 Washington D.C.

アメリカ旅行実質最終日です。
翌日は帰国便に乗りますからね。
この日はオールアバウトタウン社の観光バスで市内観光のため6時に起きる。
前の日の夜、暴風雨の音とけたたましくサイレンを鳴らして通りを走り抜けていく
パトカーだか消防車だかの音でよく眠れなかったため相当ねむい。

ホテルのロビーで待っていたら、予定通りの時間にバスがピックアップしに来ました。
同じホテルの滞在客でこのツアーに参加する人が何人か居たようで
みんな乗り込んだのを確認して出発。
ドライバーは予約した人の名前とホテルのルームナンバーを見ながら確認してました。
こっちのツアーだと、集合時間に遅れると置いていってしまうとかいうことが多々あるんですが
結構しっかりしているようです。

しばらく市内のホテルをぐるぐるして、参加者をピックアップした後ツアー開始。
まずはホワイトハウスに行きました。
昨日自分で行ったときは南側から見たのですけど
この日は北側から見たので北側からも写真を撮ってこられました。
ホワイトハウスの南側も回って少々時間をもらう。
ガイドさんの話によると、ホワイトハウスは前はこのツアーでも内部を見学していたのだけど
9.11の例の事件からセキュリティが厳しくなって、見学出来なくなったとのこと。

バスに乗って、U.S.CAPITAL(国会議事堂)へ。
ここは入場制限をしていて、整理券を貰わないと入れないらしいです。
整理券は1人1枚しか貰えないので、
ツアーに参加していようが並んで待ちます。
めちゃくちゃ寒かったです。
Washington D.C.には冬に来るものではございません。
いつも冬に旅行するものではないと書いている気がしますが、
ここはほんとに絶対お勧めしません。
セキュリティ強化のため、どの建物に入るにもチェックがありますから必然的に並ぶんです。
寒い中、外で。
夏は観光シーズンで寒くない分並ぶ時間がひどくかかるでしょうから
秋くらいがいいんじゃないでしょうか。
とにかくこの日が前日のような雨じゃなくてよかったです。

整理券をもらったあとコーヒーショップで軽く休憩して
その後アメリカ歴史博物館へ行きました。
でもすぐに先ほど貰った整理券の時間になったので
国会議事堂に向かいました。

整理券を配っている建物の近くは、先ほどは長蛇の列だったのに
戻ったら誰も居ませんでした。
見ると、「本日のツアーチケットはなくなりました」との表示が。
このときまだ11時。
国会議事堂内部を見学したい人は、朝一番で整理券とりに並びに行かないと駄目なようですよ。

国会議事堂内はそのへんの博物館と違って、ガイドの人の案内でまわる。
私が参加している観光ツアーのガイドじゃなくて、国会議事堂のスタッフの案内になります。
一般公開されているのは議事堂内のほんの一部で
ロタンダという円形の大広間と、彫像のホールくらいです。
数え切れないほどの彫像が飾ってありました。
内部見学ツアーの所要時間は一時間弱といったところです。

議事堂を見たあとはまた歴史博物館に戻る。
ここの見学で午前中は終了。
歴史博物館は、歴代のファーストレディの写真や衣装などが展示してありました。
歴代大統領の写真や資料はよく見ますが、
ファーストレディの資料まであるとこはここくらいしか見てません。

ツアーは実は午前と午後に分かれています。
本来午前半日のツアーと午後半日のツアーの2種類のツアーなんですが
それの両方に参加するコンビネーションもあって、2つばらばらに参加するより
料金が少し安いんです。
午前中のツアーは政府関連の建物や博物館を回るというものでしたから
ホワイトハウスや国会議事堂にいったわけですね。
ほかにも車窓からFBIの建物や最高裁判所なども見ました。

午後はダウンタウン&アーリントン見学。
はじめはVietnam Veterans Memorial(ベトナム戦争戦没者慰霊碑)、
Korean War Veterans Memorial(朝鮮戦争戦没者慰霊碑)を訪れました。
犠牲者の名前が刻まれた石碑や、兵士の像が広い公園内に転々と置かれていました。
兵士の像はとてもリアルで、写真を撮っていた人も居たんですけど
私はとても写真を撮る気にはなれませんでした。リアルすぎて怖くて。

Lincoln Memorial(リンカーン記念館)にも行きました。
ここには巨大なリンカーンの座像があります。
映画In The Line Of Fire(ザ・シークレットサービス)に出てきた場所です。
この映画もけっこう面白いのでお勧めですよ。

そしてまたバスに乗ってアーリントン墓地へ。
途中車窓より、海兵隊戦争記念碑を見ました。
硫黄島記念碑とも言われています。
文字で書くと何のことかわからない人が多いと思いますが
6人の兵士が寄り添うようにして集まって、星条旗を立てようとしている石像です。
かなり有名なものなのでどこかしらでその写真を見かけたことがあると思います。
「海兵隊戦争記念碑」で検索するとすぐみつかります。

アーリントン墓地では、無名戦士の墓での衛兵の交代式を見ました。
30分に1回らしいです。
着いたタイミングがよかった。
ここは、第一次、第二次世界大戦と、ベトナム戦争、朝鮮戦争で亡くなった
身元が確認できなかった戦没者が埋葬されているそうです。
交代式は観光客が静かに見守る中厳粛に行われました。

35代大統領のケネディ氏のお墓にも行ってきました。
私が生まれる何年も前に凶弾に斃れた大統領の墓には、Eternal Flameという炎が灯されていました。
永遠に燃え続ける炎だとか。
ご婦人と弟さんもそこに眠っているそうです。

アーリントン墓地を後にして市の中心に戻り、陽も暮れかかってきた頃ツアーも終わりました。
常に50人くらいで移動だったので、いつも単独行動な私には少々ストレスでしたが
見所が点在しているWashingtonを効率よくまわれたので参加してよかったと思います。
整理券の配布とかも要領を得てないと無駄に時間ばかり使ってしまいますから。
(それで前日、国際スパイ博物館に入れてないしね。)
Washington観光であまり日数の取れない方は、こういったツアーもいいですよ。
ただし、説明が全部英語なので、英語が聞き取れない方はお勧めしませんが・・・。
説明がわからないだけならまだしもですね、バスを降りる時間、乗る時間、乗る場所がわからないのは致命的です。
駐車スペースの関係で、バスを降りる場所と乗る場所が違うときがあるんです。
これ、聞き取れなかったらアウトです。
まぁいちおう日本語のツアーもあるみたいですから、もし訪れる方はいろいろ探してみてください。
当然日本語のツアーのが高くつきますがね。

バスは、ホテルまで送ってくれました。
ホテルに着いて、カメラとか部屋に置いたあと夕食と、
まだ買っていなかったお土産を買いに外に出たのですけど、もう真っ暗。
途中小銭をせびってくるホームレスをかわしつつ歩いていたらだんだん遠くまで行くのがめんどくなったので
近くのドラッグストアで夕食を買って、おみやげもそこで適当にお菓子とか買ってホテルに戻る。
いや、ね、その辺のカフェで軽く食べて帰るつもりだったんですけどね、
軒並み閉まってたんですよ。土曜の営業は5:00まで。なんてとこが多くて。
使えねー・・・。
もしまたこの都市に訪れることがあるならば、
多少高かろうがもうすこしマシなロケーションのホテルを取ろうと心に誓いました。

ホテルの部屋でサンドイッチなど食べてたら、突然ノック。
「コーヒーやタオルは足りてますか?」
・・・って何?今頃ルームメイキングか?
コーヒーって今頃貰っても、もうサンドイッチ半分食べちゃったよ。
使えなすぎる・・・。

翌日は2時「起き」なので早々に寝る。
日本じゃ3時が「寝る」時間だっての。
さぁ、予約したエアポートシャトルは夜中の3時に無事迎えに来てくれるでしょうか?(笑)


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