入学、そして入部。
クラスはC組、入部は科学部。

入学式当日、学校についた葛飾達夫は、壁に貼ってあったクラス分けの表を見ていた。
葛飾 (C組か・・・・ふーん。・・・・あっ!)
紐緒結奈の名前がC組にあるのを見ておどろいた葛飾。
そして、ちょうど後ろにいた当の紐緒結奈が葛飾達夫を呼ぶ。

紐緒「葛飾君。」
葛飾「あっ、紐緒さん。一緒のクラスになったみたいだね。」
紐緒「そうね。とりあえず、行くわよ。」

かくして、入学式が終わり、そのあとのホームルームも終わる。
そして、帰りながら・・。

紐緒「あなたの入学試験の成績、調べたわよ。」
葛飾「え?おれの?そんなことできるの?」
紐緒「ただハッキングして全員のデータを引っ張りだしただけよ。」
葛飾「へぇ。でも、そんなことしていいの?」
紐緒「私がいいと言ったらいいのよ。」
葛飾「そう(^^;; 。で、おれの成績はどうだったの?」
紐緒「国語・社会は平均くらい。でも、英語はサル以下ね。あれじゃミジンコよ。」
葛飾「あわわー。ところで、理科と数学は?」
紐緒「ふふふ。理科は完璧な1位タイよ。」
葛飾「完璧な1位・・タイ?」
紐緒「パーフェクトなのよ。理科でパーフェクトを捕ったのは2人しかいないわ。」
葛飾「もう1人が紐緒さん?」
紐緒「ふふっ。よくわかってるじゃない。」
葛飾「数学は?」
紐緒「私と2点差の2位よ。」
葛飾「ふーん。」
紐緒「ケアレスミスによるものだったのよ。そんなことじゃ私の部下は勤まらないわよ。」
葛飾「あちゃー。」
紐緒「でも、ドラゑもんの問題も出来ていたし、素質は十分にあるわ。」
葛飾「お褒めにあずかり光栄です。」
紐緒「そこで、なのよ。あなた、科学部に入りなさい。」
特に異論のあるわけではない葛飾は無言でうなずく。
紐緒「いずれ、あなたの頭脳も私のもの。ふふふふふ。」
葛飾「そろそろ、おひるだね。食事でも採りますか。」
紐緒「そうね。」
そんなこんなで紐緒さんと飯を食いに行った葛飾達夫だったが、
”あなたの頭脳は私のもの”という言葉に対して、
”頭脳だけ?” とはまだまだいえない葛飾達夫であった。
そして、ドラゑもんの問題とは何なのか?
次回、明らかになる・・はず。

そうね、かえりましょ。
それじゃ、そろそろかえるわよ。
さぁ、かえるわよ。