地球の裏側でのお花見。やっと実現でき、それも満開の花が見られた幸運。
喜望峰、ビクトリアの滝、サファリなど天候に恵まれて自然を満喫した8日間だった。
13(日) 関空18:00<>香港21:00 4時間 時差1時間
香港23:50<>ヨハネスブルグ7:10 13時間20分 時差6時間
14(月) ヨハネスブルグ9:30<>プレトリア10:30 〜ホテル15:00
さまざまな人々と喧騒の空港からやっとバスに乗り込みプレトリアを目指す。
アフリカと思えないような街並みと共に、ジャカランダの花が目に飛び込んでくる。
この旅一番のお目当てはラッキーの一言。満開の紫色が車窓を流れていく。
郊外の通り、ここだけという白いジャカランダのおまけまで付く。
プレトリア市街はジャカランダが咲き競っているが見上げるほどの大木である。
120年ほど前にブラジルから輸入されたとのことで7万本を数えるという。
花の形は桐に似ているが、春を待って咲く桜にも似て人々に好まれるのだろう。
紫色で線をなす街を一望するユニオンビルは仏大統領が来ているとのことで、警備が厳しい。
昼食のレストランにはシマウマ、インパラ、ホロホロチョウ、ヤギなどが来て“さすがアフリカ”を感じる。
早めのホテル到着後は皆で近くにあるスーパーを見に行く。ショピングセンターにあり何でも揃っている。
部屋の外の樹にハタオリドリの巣があった。他の場所でも多く見られたが…
ジャカランダの並木 通りを染める満開の木
青空にも花が咲く 白いジャカランダ
市の中心部にあるチャーチ・スクエア 旧南アフリカ連邦議会議事堂
マンデラ大統領が就任式をしたユニオン・ビル レストランの敷地内に来るシマウマたち
サラダの後はケバブ 見た目も美味しいデザート
15(火) ホテル8:00<>ヨハネスブルグ<>ケープタウン<>テーブルマウンテン<>ホテル19:00
ヨハネスブルグまで戻り、国内線でケープタウンへ。
遅いお昼は味噌汁、てんぷらなど以外と美味しい日本食。
その後テーブルマウンテンへ向かうが、バスから望む山容にも納得する。
回転式のロープウェイで上った山頂は風が強いが360度見渡せ、海と市街の美しさに感動する。
1周出来る1時間ほどの散策では、様々な景色と共に花や鳥、トカゲなども近くで見られた。
下って車窓から市街を眺めながらホテルに戻るが、列を作ってバスを待つ人が多く見られる。
アメリカ人のコンサートがドームであるようで、大渋滞にかかりホテル到着は大幅に遅れた。
テーブルマウンテン(1087m) ケープ市街とライオンズ・ヘッド。ロベン島も見える
回転しながら上るロープウェイ 山頂から。スタジアムも左上部に
16(水) ホテル<>植物園<>ケ−プポイント<>ビーチ<>ウォーターフロント<>シグナルヒル<>ホテル
植物園は広々として柵もなく自由に見たり触ったり出来、様々な種類の花や樹木がある。
きれいな声の鳥も多く、リスも走り回っている。キング・プロテァはさすがに大きく貫禄がある。
この周りはブドウ畑でワイナリーが集まっているとか。
ケープポイントを目指してバスは海岸を走る。途中クジラの姿も…
駐車場からケーブルで上がり10分ほど階段を上ると山頂の灯台に着く。ここからもクジラの潮吹きが見られた。
下ってハガキと切手を買い、自分宛のメッセージを書いてポストに投函という慌ただしさ。
(このハガキは2ケ月かかって12月16日に届いた。どういうルートで来たのかハガキに聞いてみたかった)
また下りいよいよ喜望峰へ。海には線引きはないが大西洋とインド洋が合う所、懐かしいバスコ・ダ・ガマの
名が甦る。道が付いている崖の上へは時間もなく残念だがツアーでは仕方がない。
また、5年ほど前バイクでアフリカ縦断をした際ここに立ち、今年亡くなった戸井十月さんを偲ぶ。
次はボルダーズビーチへ。昼食でロブスターが出てくるが期待より小さめだったものの味はよかった。
遊歩道を行くと小型のペンギンたちが真近にいる。赤ちゃんペンギンはまだ産毛が残っていて風に揺れている。
上の方に巣があり、そちらにものんびり寝ているのが何とも可愛い。
山越えをしてケープタウンに戻り、ウォーターフロントでの夕食後、シグナルヒルの夜景を楽しむという忙しい1日。
ここでは宵の明星は金星ではなく、土星というのが面白い。
カーステンボッシュ植物園 南アフリカの国花 キング・プロテァ
ピンクッション 赤いピンクッション
マンデラのストレリチア・レギナエ 極楽鳥花・ストレリチア
ケープ・ポイントからの喜望峰 喜望峰周辺のトレッキングもある
英語とアフリカーンスで書かれた標識・最南西端 昼食のロブスター料理
ケープ・ペンギンが5mほど先に 午後のせいかのんびりしている
17(木)ホテル<>ケープタウン<>ヨハネスブルグ<>リビングストン<>ザンビア…ジンバブエ<>ホテル
23時就寝で3時にモーニングコール。朝食用をもらって4時出発。国内線で2時間、国際線に乗り継いで
ザンビアのリビングストン着。飛行機を降りロビーまで歩くが、むっとした熱気と強烈な紫外線でクラクラする。
80ドルと共にビザの申請・入国の手続きをして小型バスで世界三大瀑布のビクトリアの滝へ向かう。
太陽が照りつけるなか滝の方に歩いていく。展望台からも岩肌ばかりで流れはほんの少し。
ザンビア側の出入国事務所で出国。意外に時間がかかる。
バスに戻り大橋を渡って、こんどはジンバブエへの入国である。ここは45ドル。
出入国カードも所持金、使う予定金まで書かされる。
こちら側はメイン・フォールズをはじめ水量が多く、轟音と共にきれいな虹も見られる。
道順が示されていて歩きやすい。時折飛沫がかかるので涼しく気持ちがいい。
出口近くには発見者のリビングストンの像もある。
ホテルのあるビクトリア・フォールズは観光地のせいかきれいな印象を受ける。
ホテル内も部屋もアフリカの感じがするものの、蚊に悩まされる。
夕食時にはガーデンで現地の人たちが見事な踊りを披露していた。
ザンビア側のビクトリアの滝 ジンバブエ側の公園入口
メイン・フォールズ 水量と音がすごい 飛沫にきれいな虹がかかる
滝の上では泳いだりしている ハマエンサス・ヒガンバナ科
土地の人たちのパフォーマンス 入口近くのお土産屋さん
18(金) ホテル7:30<>ボツナワ・チョベ・ボートサファリ・サファリドライブ<>ホテル<>ボマディナー
朝食の前にホテルの屋上に上がってみると、ビクトリアの滝の水煙が見えていた。
ホテルを出発して少し行くとボツナワで、また入国の手続きがいる。今回は以外と早く済んだ。
チョベ国立公園では、まずチョベ川のボートサファリから。20名全員が乗れるボートで、お茶菓子の
接待もある。ガイドさんが動物を見つけては知らせてくれるので双眼鏡で覗いて確認する。
鳥やカバ、ワニ、バグーン、バッファロー、インパラ、ウォーターバックなどが一緒に見られ感動する。
なかでも、アフリカ象のオスたち メスの親子など数が多く圧巻としか言いようがない。
また、並んで鼻だけ出しながら川を渡り、中州のエサ場へ行く様も見られた。
バイキング方式の昼食の後は、3台の4輪駆動車でゲームサファリに出掛ける。
揺れる道をスピードを出して行くので、サングラス、マスク(スカーフ) 帽子は欠かせない。
インパラは至る所に、キリン、シマウマ、クドウ、イボイノシシなどや鳥類、ライオンは見れず仕舞い。
ガイドさん案内のクラフトマーケット(露天)で手作りの置物や皿など言い値の半額以下で買う。
19時からは広いレストランでのボマディナー。
布を掛けてもらい、歓迎の輪で踊り、ペインティングしてもらってテーブルへ。
ワニのソテーから始まって、クドウ、イボイノシシ、ホロホロ鳥など食べてみる。
イモムシも小さいのを食べて名前入りの証明書をもらった。
踊りが始まり、ドラムを叩いたりしてアフリカの夜を思いっきり楽しんだ。
チョベ国立公園の象の群れ(母親と子供) オスの象たち。土をかけている
バッファローの周りには白サギがいる 闘うための角は見事
白い線があるクドゥ。オス メスのクドゥ
高い木の葉を食べるキリン 沢山見られたインパラのオスとメス
ホロホロ鳥を食べている鷲 じっと動かないアフリカハゲコウ
カバの群れ。時折アクビ(?)をしていた 虫よけの天蓋付きのベッド
樹齢2000年以上のバオバブ ソーセージがぶら下がっている
19(土) ホテル9:00<>リビングストン13:15<>ヨハネスブルグ15:00
半数が滝の遊覧飛行に出掛け、8時30分まで部屋でゆっくりする。
また出国、入国、出国を繰り返す。
帰りの飛行機は、寒さに震えた行きと違い13時間も快適に過ごせた。
20(日) 香港12:25<>関空20:55
香港で成田への人たちと別れ、3時間ほどぶらぶらして待つ。
出発が遅れたものの関空着が10分早かったので、23時前には帰宅出来た。