ヨーロッパの旅で唯一残っていたイギリス。北から南まで駆け足で巡ったが、緑豊かな田園と
多くの人種が行き交うロンドン、そしてやはり女王さまの国を実感した7日間だった。
10(金) 関空23:40<>
11(土) ドバイ4:30<>グラスゴー12:30<>フォース鉄道橋<>エジンバラ15:00
エジンバラ城・ホリルード宮殿・カールトンヒル・夕食<>ホテル20:00
ドバイで乗り換えても飛行時間18時間は辛い。幸い空席があり通路側に移動出来たが…
イギリスの入国は簡単に済み、すぐにバスでエジンバラへ向け出発する。
参加が39名という初めての経験に戸惑う。催行出来なかった人を集めたらしい。
途中、新しく世界遺産になったフォース鉄道橋に寄る。120年たっても流石に頑丈そうである。
菜の花畑を見ながらスコットランドの首都エジンバラに到着する。緯度も高いがかなり寒い。
ロイヤルマイルと呼ばれる石畳の道を歩いて、エジンバラ城に登っていく。
天然の岩山を要塞として利用し、歴史上にも重要な事柄があったようだ。
次は女王メアリーが好んだホリルード宮殿を表のみ見学し、カールトンヒルへ。
エジンバラ城も眺められる小高い丘だが、夕方で風も強く早々に引き上げる。
世界遺産となった1.6kmのフォース鉄道橋 エジンバラ・ロイヤルマイル
結婚式参列の男性たちの正装 道端でバブパイプを演奏する人
エジンバラ城 王宮の入口
衛兵の交代儀式 王室メンバーも滞在するホリルード宮殿
鈴なりのキングサリ スコティッシュサーモン
12(日) ホテル<>ボウネス<>ポター世界館・昼食・クルーズ・蒸気機関車<>夕食<>ホテル
2日目は湖水地方というのに、いつものことながら時差で調子が良くない。
急な坂を上っていくと、詩人ワーズワースが生涯を過ごしたダイダルマウントが見えてくる。
館内には遺品などが置かれているが広大な庭園の見事さに心奪われる。
いろいろな樹木が植えられ様々な花が咲き乱れている。歩き回ると気分も良くなった。
続いてピーターラビットのビアトリクス・ポターの世界館に入る。
見慣れた可愛いウサギと仲間がいて楽しい。
昼食はお馴染みのアフタヌーンティーで美味しくいただく。
午後は目の前のウィンダミア湖クルーズとトーマスのような蒸気機関車の乗車体験で終える。
ウィンダミア湖周辺はフットパスが整っていて、楽しみながら歩いている人も多く見られた。
ホテルは坂を少し上がった所にあり年代を感じる。
ワーズワースの家 庭園も素晴らしい
アフタヌーンティー。サンドウィッチ付き ポターの世界館
ピーターラビットが出迎える ピーターの仲間たち
13(月) ホテル8:15<>リバプール・アルバートドック・マシューストリート・キャバーンクラブ<>
昼食<>チェスターザ・ロウズ・旧市街<>コッツウォルズ・ホテル
リバプールは雨だった。アルバートドッグも雨風が強く早々に引き揚げる。
次はビートルズ発祥の地として有名なマシューストリートとキャヴァーンクラブを見学する。
ビートルズはあまり馴染みもなく、地下の狭いパブを一通り見て終わる。
午後は30分ほどでチェスターへ。ここは城壁に囲まれ中世の面影を残している町である。
白壁に黒い梁の家々や、ロウズと呼ばれる商店街が上階部分でつながり、傘なしで歩ける。
城壁の上から見る旧市街の家並や大聖堂が美しい。
バスは南へ南へと200kmも走り、やっと森のなかのホテルへ到着する。
貴族の館と言われるマナーハウスで、割り振られた部屋は別館で外観は倉庫かと思えた。
入ってびっくりで、室内は勿論、バス・トイレだけで6畳以上ある広さ。ベランダは庭に続き
翌朝には子連れの4頭の鹿やウサギがそこここで草を食べる様子も見られた。
夕・朝食も美味しい上に、食器類も上質のが使われている。
ビートルズがデビューしたキャバーンクラブ マシューストリートに建つジョン・レノン
ザ・ロウズの家並 イーストゲートの時計塔
貴族の館・マナーハウス 調度品も素晴らしい
部屋も広く落ち着いた感じ ベランダは庭に続いている
前菜・サラダ メーン・肉料理
デザート 朝食もセッティングされている
14(火) ホテル8:30<>エイボン・シェイクスピアの生家<>ボートン・オン・ザ・ウォーター<>
バイブリー<>昼食<>バース<>夕食<>ブリストル・ホテル20:00
エイボンではシェイクスピアセンターでその生涯と活躍した時代の展示を見て生家へ入る。
父親の仕事場や当時の食堂の様子などが再現されている。
この町にはシェクスピアに関わる人たちの家や1616年に亡くなり埋葬された教会もある。
次はボートン・オン・ザ・ウォーターで町なかを綺麗な川が流れ白鳥やアヒルなどが戯れている。
小川には3連になったアーチ状の石橋も架かっている。民家も昔ながらの造りそのままである。
少し走ってウィリアム・モリスが『イングランドで最も美しい村』と証したバイブリーに到着する。
ここも清流が流れ静かな時も流れている。手入れされた庭は種々の花が咲き絵を見るようである。
古い建物を眺めながら坂を上ってショートウォークを楽しむが、もう少し時間がほしい場所である。
ここからバースまで72km。最初はロイヤルクレッセントという世界遺産の三日月状の建物を見る。
次は世界遺産の紀元前1世紀ローマ時代浴場跡で、18世紀に温泉リゾートとしたローマン・バス。
オーディオガイドで説明を聞きながら進むが、ローマ人の凄さを改めて感じさせられた。
シェクピア記念館 生家が残されている
リトル・ベニスと言われる村 ライムストーンに彩られた家
ハチミツ色の家が並ぶ 14世紀織物職人の住宅
緑と川の流れが美しい 辺には花も多い
フイッシュパイ プールまである浴場跡
15(水) ホテル8:00<>ストーンヘンジ<>ロンドン・昼食<>観光・バラ園・夕食<>ホテル
大草原の中に巨大な石が環状に立っている謎の世界遺産。紀元前三千年から建造されたそうだが
祭壇として使われていたなどと分かってきたがどこから運んだかはまだ確証はないらしい。
広すぎるのでビジターセンターからはシャトルバスで行き、見ながら一周する。
それでも見ていると何となく石が語り掛けてくるような気持にさせられる不思議な場所である。
昼食もそこそこにロンドン観光へ。バッキンガム宮殿、ビッグベン、ウェストミンスター寺院と
これまで何度も写真などで目にした光景が広がる。
バッキンガム宮殿前は大勢の人で、女王は不在。衛兵もネパールのグルカ兵が立っていた。
バラ園は広々としてバラを初めいろんな花が咲き、流れの側には日本庭園も造られている。
草原の中に立つストーンヘンジ それぞれ表情が感じられる
警護が厳重なバッキンガム宮殿 ウェストミンスター寺院
ビッグベンと国会議事堂 クイーンメアリーローズガーデン
たくさんのバラが咲き誇っている 淡い小型のバラ
鮮やかな黄色のバラ これぞバラの感じ
16(木)ホテル<>ロンドン塔・ビッグベン・大英博物館<>昼食<>ウインザー城<>夕食<>ホテル
貸し切りの2階建てバスで出発。小説などにも度々出てくるロンドン塔。今日は小雨模様で
陰気な雰囲気を醸し出している。周りを歩いていくとタワーブリッジも見えてくる。
跳ね橋は日に2~3回とかで見られないが、テムズ河と似合っている感じがする。
最後はいよいよ大英博物館へ。世界中から集められたというがトルコでもギリシアその他でも、
ガイドに『本物は大英博物館で』と憎々しげに言われたことを思い出す。
規模と言い質の高さも世界一の中を駆け足で説明を聞きながら、人混みのなかを写真を取りながらでは
到底じっくり見ることは出来ない。ショップも行列で集合時間ギリギリ。
ツアーの謳い文句『たっぷり2時間滞在』なんてと思う。
中華街での昼食後は自由散策とオプションに分かれて行動する。
ウィンザーのセントラル駅を通って城へ上っていく。女王滞在の旗が閃いていた。
ラウンドタワーを見上げながら廻り、ステートアパートメントに入る。
人形館から始まり 調度品や装飾品、絵画など素晴らしい品々の羅列である。
ここでもオーディオガイドの出番となるが、聞きづらく番号を押してもすぐに反応しない。
ゆっくり聞く時間もないので、目で見ながら進まざるを得ない。
帰りも渋滞に巻き込まれる怖れがあるとのことで急がされる。代金14000円は高いと感じた。
18:00に散策組と合流し、パブで最後の食事をしてホテルに戻る。
ロンドン観光で乗った2階建てバス ロンドン塔と310mのシャード
不気味さが感じられるロンドン塔 ロンドンを象徴するタワーブリッジ
アッシリアの守護獣神象 パルテノン神殿の彫刻
エジプトの壁画の一部 エジプトのミイラ
ウルのスタンダード ウインザー城へ向かう道
女王滞在の旗がはためく 衛兵の交代儀式が始まる
17(金) ホテル10:30<>空港11:30~14:30
イギリス第2の空港・ガトウィック空港へ向かう高速は渋滞もなく1時間ほどで到着出来た。
出国に向けて手続きが始まるが、セキュリティチェックは厳しく靴を脱ぎ、回る機械のチェックを受け
ボディチェックまで。すべての人ではなかったがツアーでのチェックは初めてだった。
ドバイまでとドバイからもエミレーツ航空は空いていて、楽な席に移動出来た。
18(土) ドバイ00:35~03:00<>関空17:00