THE RENAXIS W 1999
9月5日(日)後楽園ホール
| チャンピオン・朝日ついに沈む! 朝日が3度目の防衛戦で負けてしまった。ノゲーラの完璧なフロントネックロックが極まってしまい、タップはしなかったものの落ちてしまった。試合後の小方さんの心臓マッサージがなんとも痛々しかった。 やはり修斗ライト級のチャンピオンシップ(しかも寝技の鬼・朝日の試合)ともなるとグラウンド技術が凄く、試合は1ラウンド目から激しい足関節の取り合いの応酬で、かなりの見ごたえがあった。 朝日がアキレス腱固めを狙うと、ノゲーラはアンクルホールドで返す。しかもそのアンクルホールドが見事に入っていたので、朝日の足首がすごい事になってて、女性のお客さんの悲鳴が聞こえてきたりもした。とにかく痛そうだった。 そして勝負は2Rに決着した。 ノゲーラが朝日の首を捕らえた。「やばい、こりゃあ極まるぞ」と思った時、キャッチの宣告が入り、数秒後・・。朝日がなかなかタップをしないから「ネックロックのポイントがずれてるのかな」と思った瞬間に小方さんが試合を止め、テクニカル一本を宣告した。 朝日はぐったりと倒れていき、セコンドが飛び出していった。本当にこの瞬間は時間の流れが遅かったように感じた。 ノゲーラは本当に強かった。まさにチャンピオンに相応しい戦いだった。勝負が決まった時、彼のセコンドも飛び出してきたのだが、感極まって泣いていた。あれは良かった。修斗に命を賭けているんだなあと、しみじみ思わせてくれた。いい試合だったと思う。 朝日は残念な結果になってしまったが、次からまた頑張って欲しい。 |
| お互い相手の出方を見てから動くタイプっぽいので、攻めづらそうと言うか、間合いの取り合いが凄かった。 ディン・トーマスは外見とは裏腹に意外とテクニックがあるファイターで、特にタックルの切り方には目を見張るものがあった。宇野は何度もタックルを切られるので、ちょっと首を傾げていた。個人的な意見としては、もっと牽制のローキックやパンチを入れるべきだったのではないかなと感じた。 しかし、やはり宇野は修斗ウェルター級のチャンピオンである。チャンピオンになって初めての試合で、しかも相手が修斗初参戦の外人では負けるわけにはいかないのである。 最終的には、当然のようにスリーパーで一本を取った。胴に足は回っていなかったが、完璧にスリーパーが決まっていた。あれはタップするしかないでしょう。 ディン・トーマスは今後期待できるのではないでしょうか。早く経験をつんで欲しい。 |
| この試合も熱かった。1R池田の打撃がかなり良く、巽はあわやKOかというところまで追い詰められていた。かなり膝にもきていた。 巽のすごい所は、このラウンドを何とかしのぎ、2R開始早々タックルに入り、ブレイクになるまで膠着状態時に休んで、意識を回復させていた所だろう。池田にたたみ掛ける隙を与えなかった。やっぱり冷静にいろいろ考えているなあと感じた。 結局、判定で巽の勝利。次はノゲーラとのチャンピオンシップになるか?早くても来年の話だろうけど。それとも、バリ・ジャパだったりして? |
| この大会はライト級目白押したっだ。他の試合では植松が相次ぐローブローに耐え、腕ひしぎで極めるという試合は、見てるほうも辛いくらい痛そうだった。彼も本来の力を出せなかったため、かなり不本意そうだった。かわいそうだ。 その他、フェザー級の第一人者の秋本じんが最近調子の良いマモルに負けるという番狂わせもあった。今後のフェザー級はマモルが引っ張っていって欲しい。 今日の後楽園にきていた有名人で一番の大物は、なんと言っても桜庭でしょう。びっくりした。近くで見ても、何でこの人が日本最強クラスの選手なんだろうと思わせるような雰囲気の人だった。 次は大阪かぁ・・・行きてー! |
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