試合結果と観戦記


R.E.A.D〜2000 SHOOTO〜
5月22日(月)後楽園ホール




激渋カードが満載で個人的には相当楽しみだった5.22後楽園大会。
どうやらチケットの売れ行きもカード同様渋いとの事でやや心配。
初メインのマッソーもインタビューで「お客さんを意識し始めた」と言っているので、
満員になっているといいなと願いつつ6時20分頃後楽園に到着。
しかし、ダッフィーが安売りしていたのでちょっと残念。
試合前に3.17から気になっていた加藤君のTシャツを購入し、試合開始を待つ。


ライト級 5分2R
○井上和浩(無所属) 【判定2-0】 戸井田カツヤ(和術慧舟會)

井上選手、強いんだけどやや消極的かな?
テイクダウンを奪ったり、スタンドも優位に進めて判定勝利を収める。


ウェルター級 5分2R
●石川 真(PUREBRED大宮) 【判定2-0】 竹内幸司(シューティングジム横浜)



2R、竹内選手が三角に入りかけた時、石川選手が外に出そうになったのでブレイク。
ブレイク後の体勢がやや竹内選手有利でスタートし、三角が完璧にキャッチ。
しかし石川選手は気合で脱出!盛り上がります。
最後に石川選手がガードの上からパンチを当てるもタイムアップ。竹内選手の判定勝ち。

ミドル級 5分2R
△和田拓也(K'z FACTORY) 【ドロー】 池本誠知(ライルーツコナン)



ミドル級期待のホープ同士の一戦。我が心のメイン。個人的に池本選手を応援しようと決めているのだが、勝利予想はワダタクかな?とやや複雑。

まず打撃に活路を見出したい池本選手がパンチを当てに行くと、ワダタクは素早いタックルで見事テイクダウンを奪う。そしてガードの上から重い右ストレートをガンガン入れる。すると池本選手のセコンドからは良く通る声(笑)で「脇締めて!」「右、気をつけて!」と交互にアドバイス。

何とか粘るも1R終盤にパスされ、サイド→縦四方へと移行し、腕を狙われる。必死に腕をロックして我慢するもワダタクは強引にアームロックへ!池本選手の腕がねじれるも何とか脱出!会場大盛り上がり。

2R、またもやワダタクが上になるも、池本選手、今度は下から三角で固める!辛うじて極まりはしないものの、ワダタクは下手に動けずかなり厳しい体勢。池本選手はその体勢で頭を殴り続ける。セコンドの方も熱くなりすぎて鈴木さんに注意を受ける。

ワダタク、凄い粘りで何とか振りほどきスタンドへ。すると池本選手のハイが入る!
このまま打撃でいけるんじゃないかと思ったが、惜しくもタイムアップ。
最高に熱い試合でした。二人の今後にかなり期待。
次は2〜3年後チャンピオンシップで再戦っていうのもいいですね。


ウェルター級 5分2R
●村濱天晴(WILD PHOENIX) 【判定2-0】 ライアン・ボウ(無所属)



下北でライアンのvs藤原戦で衝撃の膝KOを見ているので、必然的にライアンの勝利予想。失礼ながら村濱選手がライアン相手にどれだけ粘れるか?といった所に注目していました。

が、試合展開は予想と全く違い、1Rいきなり村濱選手がテイクダウンを奪う。するとおもむろに立ち上がり足をガッシリと掴むと何とジャイアント・スイング!マジで一回転半はしていたでしょうか。芸人魂爆発です。しかし、この後はライアンが下からアームロック、側転パスガードなどを見せ、判定的にはライアンか?

2Rも村濱選手の芸人魂は再燃し、バックを取ると今度はジャーマンを炸裂させる。
ライアン相手こんな事が出来るとは、村濱選手恐るべしでしょう。
結局1Rを取った判定でライアン勝利。次は五味戦との事。これは楽しみ!


ライト級 5分2R
阿部弘行(RJW) 【判定3-0】 野中公人(PURBRED大宮)




アベニイ、パンチ技術がメキメキ上達してる。打撃が得意な野中選手を圧倒。



ミドル級 5分2R
○アレックス・クック 【1R 1'27"レフェリーストップ】 ザ・ばばんば●



ばばんばは悲願のクラスA入りを賭けて、久しぶりの修斗公式戦出場のクックとの初の国際戦に挑む。

注目のばばんば入場、今回は虚無僧スタイルで登場し、その後ボディブレードをぶん回してリングイン。試合が始まるとクックがコーナーに押し込み、パンチ連打。一発もろに入った後はガードがきかなくなりラッシュを浴び、レフェリーストップ!

崩れ落ちたばばんばに向かってクックは「見たかこのヤロー」!ばばんばの入場が気に食わなかったんでしょうか?ぶち切れてましたね。


ライト級 5分3R
●大石真丈 【2R 1:48 スリーパー】 バレット・ヨシダ○


バミューダトライアングル!


ついに日本上陸のバレット・ヨシダ。今大会最大の目玉選手で「ホイラーを最も苦しめた男inADCC」という肩書きもあり、かなり期待。ちなみにバレットの入場曲はレッチリ。(アンダー・ザ・ブリッジだったかな?)

1R開始とともにバレットは引き込んでスルスルッと足を上げていき三角、十字とを交互に繰り出す!芸術的な足捌きに歓声がわく。そして三角でキャッチするもヂャッカルさん何とか脱出。

2R今度はバレットがロープ際で上になる。すると亀になるヂャッカル選手。バレットはバックから足を差し込み、チョークのタイミングを伺う。で、とうとうバレットの腕が首に絡み付き見事な一本勝ち。

とにかく凄い。まだまだ打撃の面では確かに不安はあるが、バレットのグラウンド技術は凄い。ホレボレするくらいだ。今後の希望としては植松選手、朝日選手との技術戦が見たいですね。


ライトヘビー級 5分3R
○郷野聡寛 【判定3-0】 アンディ・ウォン●

これはもう明らかに実力差があった試合。打撃でも圧倒してほぼ戦意喪失寸前まで追い込んだものの決めれず。最近の郷野選手はやや決定力と言ったところでしょうか?やや消化不良でしたね。

アンディ・ウォン選手、ガードがうまかったです。郷野選手を終盤までパスさせませんでした。でもいきなり郷野選手とやらせるのは厳しいかな。


ウェルター級 5分3R
△桑原卓也 【ドロー 1-1】 イアン・ジェイムス・シャファ△


ついにメイン。北森さんが「今日はマッスルではなくマッソーと応援下さい」と前口上。マッソーにはきっちり初メインを激勝で飾って欲しかったんですが…。

お互いあまり自分からは仕掛けず、間合いを計る。シャファはマッソーの左前に細かいローを的確に入れ続け、マッソーは得意のカウンター右ロングフックに入れずやりにくそう。見る見るうちに真っ赤になる左内股は痛々しい。

この状況を打破する為にタックルにいくもがぶられ、うまくテイクダウン出来ても展開できずブレイクが入る。結局この展開が続き、試合終了。残念ながら判定も聞かずに席を立つお客さんも多かったです。個人的にはタックルもうまく切ってたし、手数も多いシャファが勝っちゃうのかなとも思いました。

今大会の感想としてはクラスBの試合は過去最高に良かったと思います。池本vsワダタク、村濱vsボウ、ばばんばvsクック、石川vs竹内・・と凄まじい展開の試合有り、衝撃のKO有りと会場は相当盛り上がりました。

これでメイン、セミが熱ければ最高の興行だったんですけど・・。やはりメインとセミっていうのは大会の印象を決める上で相当重要なんですね。改めてそう思った大会でした。


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