R.E.A.D〜2000 SHOOTO〜
8月27日(日)横浜文化体育館
ミドル級 5分2R
△鶴屋 浩(パレストラMATSUDO) 【ドロー0-0】 池本誠知(ライルーツコナン)△
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| 打撃を当てたい池本選手 | 出るか必殺・首投げからのVクロス! |
| ついにやってきました格闘技デー8.27!夏真っ盛りのような厳しい残暑の中、文体に行きましたよ。横浜のビッグカメラでドラクエを買ってから(笑)。と、まあそんな事は置いといて、さすがはサステイン主催の文体大会、第一試合から良いカード組んでくれるじゃないですか!両方とも好きな選手なので期待大です。ちなみに戦前予想はべたにVクロスで鶴屋選手。 やはり鶴屋選手、初っ端から必殺のVクロスへの序章・首投げを狙いに組み付いていきます。池本選手も相当練習してきたのか上手い事足を引っ掛けて(↑の写真参照)粘ります。森さんも盛んに「首投げ気をつけろ」と指示。しかし分かっていても止められない鶴屋選手の首投げ。何度か投げられるが、腕をしっかりクラッチして凌ぎます。池本選手もガード状態からまくってマウントを奪取し、殴りつづけスリーパーを狙うが極めきれず2Rへ。 両者ともやや疲れ気味。特に鶴屋選手は苦しそうな表情を浮かべていた。やはり両者の実力は拮抗していたようでこのままドロー判定に。やはり今の修斗、簡単に連勝してクラスAに行けるほど甘くはないんですね。 |
| 2試合目はワダタクvs楠選手。両者とも池本選手との対戦はドローなので非常に興味深いカードと言える。1R楠選手はワダタクのタックルを見事に切り、上から積極的にパンチを繰り出し、このラウンドを取る。ワダタク、ルミナばりの飛びつきスリーパーを見せる場面も。 2R、ようやくワダタクがテイクダウンを奪い、ガードから相変わらず重いパンチを浴びせるが、それのみでやや攻め手不足。しかし上になると楠選手には何もさせずこのラウンドはワダタク。で、判定はドローに。意外な2試合連続のドローで会場はやや停滞気味といった感じか。 それにしてもこれでミドル級のクラスBは訳がわからなくなった。池本は楠、ワダタク、鶴屋とドロー。ワダタクは池本、楠とドロー。ようするに今のところ【池本=楠=ワダタク=鶴屋】という事か?そして一歩先に行ってるのが川勝将軍という事だけは間違いなさそうだ。 |

| 村濱選手、芸人魂Tシャツを着て会場を盛り上げつつ入場。対するはロシアンダイハード・セルゲイ・ヴィチコフ。お互い元ミドル級なのでパワーの差はあまりないか? ゴング開始と同時に村濱選手は赤コーナーから猛然とダッシュ!そして真空飛び膝蹴りが少しかがんだヴィチコフの顔面に直撃!!お互い吹っ飛ぶ!!!会場爆発!!そして村濱選手は倒れたヴィチコフに覆い被さろうとするも、審判が止め、ダウンカウント。するとヴィチコフ、膝がガクガクなのに立ち上がろうとする!そして何とか立ち上がったと思ったその時、再び力なく倒れていった。 壮絶なKO劇に会場はヒートアップ!もちろん村濱兄もヒートアップ(笑)!コーナーに上っては落ち、喜びをあらわにする。(何となく↑の写真雰囲気分かりますよね。コーナーへ猛ダッシュしてます。)とにかく最高でした! |

| 第三試合が終わったところで、クラスAの選手達が入場し開会宣言。あっけなく終了し、全選手退場。いよいよ今日の心のメイン三島vsフェイトーザだ!ややというか、かなりドキドキしてきたりする。コブラ固めでもド根性ノ助サイクロンでも何でもいいからとにかく勝ってくれ〜!というのが本音。 フェイトーザの入場後、三島選手がおなじみ「福岡市ゴジラ」で入場し、ついに試合開始。フェイトーザがどの程度打撃を練習してきているかがこの試合の鍵だと思い、注目していたがやはり柔術家は柔術家。あまり得意そうではなかったので、この時点でいける!と時期尚早の勝手な思い込み。 しかし三島選手は打撃勝負で行かず組み付いていき、なんと支え釣り込み足でスコーンとフェイトーザを倒し、いきなりハーフガードへ!これで足が抜ければサイド。そしてコブラ固めだ!三島さんパスしてくれ!!しかしそこは世界のフェイトーザ。しばらくするとするっとガードに戻す。ここら辺はさすがと言ったところか。三島選手は上からコツコツとパンチを浴びせる。しかしフェイトーザは決定打を浴びないように上手く防いでいる様子。 2Rも前半は三島選手が上になりペースを握るも、後半ついにフェイトーザが上に。やや体力的に辛そうな感じがしてきていたので猛烈に心配しながら見守る。しかし、しっかりとガードを取りコントロール。このラウンドはドローか。そして最後の3R。今度はフェイトーザがテイクダウン。やはりグラウンドでの動きは素晴らしいものがあり、三島選手は必死に足を抜かせまいとするもハーフガードに。ラウンド終盤には足が抜けそうになる場面もあったが何とか凌ぐ。このラウンドはフェイトーザ。 そして注目の判定はやはりドロー。息の詰まるポジション争いに脱帽。THIS IS SHOOTO! |


| これまた大混戦のフェザー級。まあ普通に考えれば初代王者決定戦に駒を進めるのはマモルと秋本選手なのだろうが、前回の試合で3位の太田選手が見事な一本勝ちを収め、マモルが痛恨のドローをしてしまった為、この試合が組まれた。要するに年末のNKホールに向けた非常に重要な一戦。 1R、マモルのタックルをきちんと対処する太田選手。するとマモル選手が組み付いてコーナーに押し込み、差し合いという場面が続く。2Rも同じようにコーナー際での攻防。そして太田選手が上に。するとマモルはするするっと足を上げていって、体をねじり、下からの十字へ!極まるかと思ったが何とか脱出。ギロチンも狙うがこれも極まらず。 3R、ついに試合が動いた。1、2Rと同じようにまずはコーナー際での攻防が始まるとマモルが打点の高い膝を入れ始める。いい感じだ。そして最後にイイのが顔面に直撃!崩れ落ちる太田選手。立ち上がれない!これでようやく初代王者への切符をマモルが手に入れた。vs秋本のチャンピオン決定戦、楽しみですね! |

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| 相変わらず凄い人気。会場は大盛り上がり! | |
| やはり会場では一番人気のルミナ。対するはマッソー・クワタク。ルミナの久々の日本人対決なので楽しみな一戦。果たして皆が攻め切れなかった難攻不落のマッソーを極めれるか?それともマッソー、ここでルミナを倒して王者挑戦か? 1R、いつもにまして慎重な立ち上がりのルミナ。スタンドで向き合うのは珍しいかも。ルミナがローを繰り出すと、その瞬間「待ってました!」とばかりにクワタクは渾身のカウンター右フックを放つが当たらず。それにしてもあのフックが当たったらさすがにヤバそうだ。一発KOは間違いない。 何度か同じような展開が続き、クワタクが右フックを繰り出した瞬間、ルミナはものすごい速さでそれを掻い潜りバックへ回る!あれはハッキリ言って野獣の動きだ!そのままバックマウントを奪うと、ルミナクラッチからスリーパーを狙う。どっかで見たような展開。 クワタクに左手をがっちりと掴まれ、なかなか腕を首に絡められないので、空いている右腕でパンチを浴びせるルミナ。しかし左手は抜けない。「おかしいな?」といった感じでパンチを連打するも、最後の方は力が入らないような感じがしたのでスタミナ切れか?と思った瞬間、1R終了のゴング。 2Rは相変わらずカウンターに命をかけるクワタクを何とか倒し、上になるも目立った動きはなく、ついに最終の3Rへ。そしてこの3Rに思いがけない事態になった。青コーナー付近でクワタクがタックルに入るとルミナは押し込まれ場外へ転落してしまう。何と立ち上がったルミナの顔は大流血で真っ赤!ハッキリ言ってこっちがビビるほどの流血!しかしまだやれるといった感じでダッシュでリングインするも、もちろんドクターチェックでストップ。(のちに分かったのだが)バッティングでの流血だったのでその時点までの負傷判定ということになり、ルミナが勝利。 申し訳ないと言った感じでお客さんに謝るルミナ。勝ち名乗りを受けた後はバク宙やシャドーを見せ、少しでも盛り上げようとする。彼のプロ意識の高さと背負っているものの違いを感じた。 |


| 最初、宇野選手の相手を聞いた時それで文体のセミに相応しいのか?と若干侮っていたマーシオ・クロマド。しかしこの選手がこの日最大の波乱を巻き起こすことになるとは全く想像出来なかった。 クロマド、入場してくると慧舟會ばりにリングで大の字になる。ちゃんとビデオで研究してきたようだ(笑)。でも、すぐに宇野君の入場が始まり暗くなってしまい。大の字になる真の効果が得られたかどうかは定かではない。1R、いつも通りの試合展開。じっくり間合いをはかり、ジャブで牽制し、タックルのタイミングを待つ。 宇野選手が仕掛けると、クロマド選手はがぶってタックルをきると、何を思ったか脳天に膝を食らわす。しばらく動かない宇野選手、「うわー、これで終わっちゃうのか?」と思ったが、何とか立ち上がり少し休む。クロマド選手はその間正座で恐縮しながら待つ。(↑の写真参照)2Rもさしたる動きはなく3Rへ。 宇野選手が青コーナー付近でタックルに行くと、がぶって首に手を回すクロマド。そしてそのまま倒れこみギロチンへ!まあこれも宇野逃げで逃げれるだろうと思って見ていると、これが全然抜けない!あれよあれよとそのまま数秒が過ぎ、レフェリーがストップ!!こんな事が起きるとは誰が予想出来る!?文体には本当に魔物が住んでいるんじゃなかろうか?とにかく驚いた。 「やっちゃった・・」と言った顔で引き上げていく宇野君の足取りは非常に重かった。これでクロマドはウェルター級王者挑戦ロードに突如として割り込み。ルミナは次彼とやらなきゃダメでしょう。どうなるウェルター級! |
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| ルタの必殺技・ギロチンチョーク! | 向こう側で倒れている宇野選手。 クロマドは初参戦で大金星。 |

| いよいよメイン!ライト級無敗対決でもありノゲーラの初防衛戦。巽選手はブラジルに流出したベルトを取り返すことが出来るか?注目です! 1R、お互い蹴りや前蹴りで間合いを計ると巽選手がパンチを繰り出す。それに合わせてノゲーラはタックルに入る!巽選手はうまく脇を指し、倒そうとするも粘りに粘るノゲーラ。異常なほどの腰の重さとバランス感覚だ!一旦離れると今度はノゲーラ、パンチを繰り出す。もろに顔面に数発入るとあの巽選手がダウン!!(3発ほど入っていた模様)。カウント7、8で急に立ち上がる。ギリギリまで休んでいたようだ。会場大歓声。 再開すると、巽選手が意識を回復させるためかタックルに入る。これは池田戦でもやっていて、倒して上を取りうまく体力を回復させていた。が、さすがノゲーラ、そのタックルを上手く見切ると必殺のギロチンへ!!(↓の写参照)巽選手、何とか数秒我慢するも無念のタップアウト!!ノゲーラ、ハッキリ言って恐ろしいほどの強さだ。あれほどの強さを見せつけられると、こちらはただただ恐縮するしかない。彼こそ真のチャンピオンと言えるだろう。 試合後、巽選手のセコンドについていた植松選手がノゲーラを見つめながら号泣。やはり先輩の敵は彼が取らなきゃ!そして無敵のチャンピオン・ノゲーラに勝てるのはもう彼しか残っていない!植松選手、頼むぞ! |
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| がっちりとギロチンが極まる! | ノゲーラは初防衛に成功!次は植松か!? |
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