今回は旅行記


8月26日(日)大阪府立第一体育館

大会前日から伊丹空港まで
さて、いよいよ26日は大阪!なんですが、いかんせん航空券が格安だった為朝が早い。6時に羽田に来いと言われてもハッキリ言って困ってしまう。


まあブツブツ言ってもしょうがないので駅の近くに住んでいる友達の家に25日の夜からお邪魔する事に。当然「寝たら死ぬ。」と思ったので寝ずに行く事にする。まあこれは今考えると失敗だったかな。


電車の中でも当然「寝たら死ぬ。」と思ったので、到着予定時間を計算し、携帯のアラームをセットする念の入れよう。おかげで無事6時に羽田に到着する事が出来た。まあ、ほとんど気合ですね。


羽田到着後、代理店で貰ったチケットを航空券に取り替える手続きがあるんですが、それがまたこのIT化された世の中でこんな事があっていいのか?と言いたくなるような受け付け3人による手作業。その為それはそれは長い列が。だからフライトの一時間前に空港に来いという事だったんだな。睡眠欲のピークに達しつつあり、何だか不機嫌になる俺。


何だかんだと文句を言いつつも飛行機の速さは魅力的。離陸して水平飛行に入ったと思ったらすぐ下降し着陸。寝る暇もない。8時に伊丹空港着。

未知との遭遇

大阪はどんよりと曇り、ぽつぽつと雨が降っている。試合開始まで時間があり、それまで大阪観光しようと考えていたのでこの天気はちょっと憂鬱。


とりあえず、なんば行きのバスに乗る事に。到着後体育館の場所を確認しておこうと思っていたんですが、駅にある地図を見たらすぐ分かった為、谷町九丁目にある墓地に墓参りに。それにしても大阪の地下鉄の初乗りの高さといったらない。ぼったくりだ。


墓参り後、歩いてなんばへ。ちょうど時間帯がパチンコ屋の開店前だったので、どの店の前も人だらけ。ぼちぼち腹も減ってきていたので、大たこ目指して一直線。ここも朝も早くから相変わらずの行列。やはりここのたこのでかさは魅力的なのか?


この列に並んでいる時、橋の向こうからマネキンを持った人(二人組)が歩いて来た。その時は、そのマネキンがまさか、まさかあの人だとは思いもよるはずはなかった・・。


あ、大たこはやっぱりまいうーでした。

兼本さん

腹ごしらえも終わり「なんばでも探索するか」と歩きはじめると遠くに大阪名物食い倒れ人形が目に入る。ああ三島さんが勝ったらあれのマネが見れたのにとやな事を思い出してしまう。


するとさっきマネキンを持っていた人が食い倒れ人形の前にそれを立て、ハンディカムで何やら撮影らしきものを始めた。「何だろう」と思い、近づいて見てみると顔には紙のお面が。ああ、MTVJAPANでお馴染みの兼本さんじゃないですか!!大阪一人旅なんて実は結構アクティブなんですね。


撮影してる人に話し掛けると、「これ最終話なんです。そこら辺に立っててくださいよ。撮影しますんで。」と言われたので言われるがままアホみたいに立っていた。その後兼本さんと一緒に食い倒れ人形の前で記念撮影。ああ、いい写真が撮れたと結構満足。


撮影していた人曰く、兼本さん宅の留守電には案外面白いネタが来ないので困っているそう。皆さんお手伝いしてあげてください。

甲賀流 in アメ村

さて、兼本さんとの記念撮影も終わり「早起きは三文の得」という事を身をもって体感した後はアメ村へ。まあアメ村の行き方がイマイチ分からないので(笑)愛モードで「アメ村 最寄駅」と検索。即座に四ツ橋という情報をゲットし、移動。ああ便利な世の中になったもんだ。


アメ村は下北と裏原を足したような感じで、じっくり見て回れば結構面白そう。でも今回はあまり時間もないので甲賀流を買って真ん中の公園で食す。これも結構まいうー。やっぱりたこ焼きはマヨネーズかかってた方が美味しい。もっとたこがでかけりゃ最高なんだけど・・・。でも大阪は美味い店が一杯あっていいな。


さすがにお腹に物を入れると眠さがますますUP。ちょっと早いけど会場へ行くことに。座って寝たいというのが本音。

会場入り

では、いよいよ会場へ。ぼったくり地下鉄の中でルミナの迷彩Tシャツを着ている人がいたので、この人についていけば余裕だろうと思っていたが、迂闊にも見失う俺。ああ、アホかもしれない。


何とか無事会場に着くと「あ、後楽園で見た顔だな」という人がチラホラ。やっぱりみんな頑張って大阪まで来ているんですね。あまり後楽園では混雑しなくなってきた物販も、やはり大箱では結構な賑わい。自分も大阪に来た記念として久々にパームストアのTシャツを購入。


席(2階パノラマ)は文体より見やすくていい感じ。1階の後ろの方もひな壇がかなり高く、見やすそう。金かけてんなぁという印象。でもまだあまりお客さんは入っていない。ちょっと寂しい。


そして一着さんのセコンドに付く北山さんに会う。一着さんは調子も良く、相当強いとの事。期待しよう。さて、ぼちぼち試合開始のようだ。
会場に入る時に配っていたうちわ。

ミドル級 5分2R
大原友則(シューティングジム東海)【1R 2'37" 腕ひしぎ十字固め】徳岡靖之(パレストラKAKOGAWA)


勝利のファイティングポーズの徳岡選手。
大原選手は無念のリングアウト。


10年前の府立のメインイベンターだった大原選手が第一試合で登場。何だか感慨深い。だが、あくまでも当時はシューティングで今の修斗とは全く違う。それを示すかのように大原選手の復帰後の成績は芳しくない。でもそのたたずまいは渋くて好きなんだけど。


まあ、試合は予想通りの展開。徳岡選手がグラウンドで圧倒し、十字を極める。むう。


フェザー級 5分2R
藤田善弘(パレストラHIROSHIMA) 【1R 1'08" フロント・スリーパー・ホールド】 村田一着(無所属)


一着さんの完全試合でした。

アメリカのフックンシュートで活躍し、現在のフェザー級王者一着さんが凱旋帰国し、日本デビュー戦。この大箱でデビュー戦とは坂本さんも期待しているに違いない。


それにしても完璧な試合でした。タックルをがぶりギロチンで極める。汗をかく暇もない。素敵だ。


今後2年間での修斗フェザー級タイトル奪取宣言も素敵だ。




約20分の休憩の後、開会式。休憩長いよ。

怒る五味、泣く三島

前の2試合がそれはそれはあっさりと終わってしまい、ここで休憩と言われても・・・。しかも長い。早く終わるのは別に構わないのになぁ。


開会式はいつも通りムービーの後。そのムービーなんですが、坂本さん出すぎ(笑)。間違いなく選手より出てるなアレは。関係ないですが、今までで一番かっこよかったムービーはVTJ’99のやつかな。覚えてます?


開会式の後、三島、五味の両選手が挨拶。とても切ない時間がただただ過ぎておりました。


12月のNKはもう一回この試合が組まれるのか?それとも五味vsルミナなのか?



ミドル級 5分3R
池本誠知(ライルーツコナン)【3R 2'09" 腕ひしぎ三角固め】スティーブ・バーガー(ホドリーゴ・バギ柔術アカデミー)


バーガー、強いなぁ。

この切ない空気を振り払うには浪速のスピード・マスターに爆勝してもらわねば!でも開会式の時、右足に巻いていたバンテージが若干気になるところ。(筋膜炎だったそうですね。)


その池本選手はガウンを新調。コール時のテープも凄い。さすがはNGKスタジオを一人で満員にしたという伝説を持つ男だ。


そして相変わらず試合も凄い。ピンチをしのぎ、攻撃に転じる姿は漫画のヒーローのようだ。しかし今回の相手バーガーは相当強い。特に下からの攻めは強烈で、三角からの攻撃のバリエーションはかなり豊富。柔軟に絞めたり、腕狙ったりとかなり素敵。


最後もこのパターンからの三角腕ひしぎ。異常な曲がり具合だったけど、腕は大丈夫だったのかな?



ライトヘビー級 5分3R
ラリー・パパドポロス(AUS修斗スパルタン・ジム)【ドロー 0-1】須田匡昇(クラブJ)

ライトヘビー級チャンピオン認定戦でもおかしくなかった一戦はドロー。出会いがしらの一発の後、寝技に行かずにスタンドで勝負をかけてれば・・・。

それにしても相変わらずねちっこい修斗をするラリパパには脱帽。KO寸前までいきながらも、もの凄い粘り。とても御年37歳には見えないな。



ウェルター級 5分3R
マーシオ・クロマド(スポート・フィジカル) 【判定 0-3】 佐藤ルミナ(K'z FACTORY)


ルミナ入場

次はルミナ。宇野君はまさかのギロチンを極められ、三島さんも3Rかかったクロマドをルミナどう料理するのか?はたまたクロマドのカウンターアタックに散ってしまうのか?どう考えてもあまり噛み合いそうもないが、ルミナならそんな事は関係無しにいつも通りの戦いを見せてくれるかも、と淡い期待を抱いていた一戦。まあその期待は見事に砕かれてしまったのだが・・・。


展開的にはルミナがテイクダウンし、がっちりとコールマンロック。それを解いた瞬間に右左とパンチを入れる。これの繰り返しだった。ルミナがルミナじゃなくなった瞬間を目の当たりにしたようで、試合を見ながら地味にショックだった事は否めない。


しかしもう一つ思った事がある。ノーギャンブルファイトをするルミナはこれまたとんでもなく強い。これは間違いない。間違いないんだけど・・・。


「ルミナなら何かやってくれる」「ルミナは他の選手とは違う」「ルミナなら・・・」



ミドル級チャンピオンシップ 5分3R
桜井"マッハ"速人(GUTSMAN・修斗道場) 【判定 0-3】 アンデウソン・シウバ(シュート・ボクセ)


お友達を守れ!
打撃戦はやはり不利 アンデウソンの右が!
大阪大会メインはマッハの防衛戦。相手は2戦2勝、カト鉄に全く何もさせなかったアンデウソン。なかなか厳しい相手だ。しかしマッハなら何とかしてくれる。そんな気持ちがどこかにあった。


しかし、アンデウソンは強い。リーチを生かしたパンチでマッハは中に入れない。それを潜り抜けても、見た目からは想像も出来ないほどの腰の強さを見せ、テイクダウンを許さない。


パンチが徐々に正確にヒットし始め、マッハの頭が揺れる。ついにはバックマウントまで奪い、パンチの雨からスリーパーを狙う。ほぼキャッチ状態でもう時間の問題かと思われたが、何とかゴングに救われる。


この差を奪い返すのはさすがに難しく、マッハキャリア初の敗北。そしてベルトの移動。


無敵のアンデウソン。どうやれば倒せるのか?その答えはきっとマッハが見つけてくれるはずだ。


アンデウソン戴冠!


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