厚木市七沢広沢寺温泉の万葉歌碑
厚木市七の広沢寺温泉玉翠楼に巻14−3362「相模嶺の・・」の歌の万葉歌碑があります。国文学者の中西進の業績を記念して建てたそうです(私はこのサイトを書くにあたり、中西進編の「万葉集」講談社文庫を大いに参考にさせてもらっています)。
この歌碑の前面は幾種類かの葉で覆われ、碑面があまりよく見えない状態でした。しかし、無理に曲げると茎が折れそうだったため、そのまま撮りました。あしからず。
歌
相模嶺(さがむね)の 小峰(おみね)見かくし 忘れ来る 妹が名呼びて 吾を哭(ね)し泣くな (巻14-3362) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(大意) 相模嶺(さがむね)が小さな頂を隠すように、山の彼方に忘れてくる妻の名を呼んで私を泣かすな。
所在地
厚木市七沢2607 広沢寺温泉 玉翠楼
行き方
小田急小田原線伊勢原駅から県道64号線で北へ7kmほどのところに広沢寺温泉があります。そこの、玉翠楼という宿の前庭に歌碑があります。下の地図のマークの辺りです。