長野県飯山市小菅神社の万葉歌碑
長野県飯山市瑞穂にある小菅神社(こすげじんじゃ)の万葉歌碑を訪ねてきました。下の写真です。
この辺り、飯山市瑞穂は「小菅の里」と呼ばれています。野沢温泉村と木島平村に挟まれており、北に北竜湖があります。
小菅神社は、戸隠神社、飯綱神社とともに、信州三大修験霊場の一つだそうです。大きな広がりを持った神社で、里の東側の小菅山の中腹にある奥社が本殿で、麓の集落に里宮があります。
万葉歌碑は、里宮にあります。小菅神社社務所の横の鳥居をくぐった先、里宮拝殿に上がる階段の登り口にあります。下の写真は講堂前の広場横に設置されていた小菅神社案内板です。浅葉野の里と書かれています。なお、この講堂前で、松子と呼ばれる神事、柱松柴灯神事(はしらまつさいとうしんじ)が行われるそうです。
歌
浅葉野(あさはの)に 立ち神(かむ)さぶる 菅(すが)の根の ねもころ誰(たれ)ゆゑ わが恋ひなくに (巻12-2863) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(作者) 柿本朝臣人麻呂歌集。
(大意) 浅葉野に生い立つおごそかな菅の根のようにこまやかに、あなた以外の誰にも恋したりはしないのに。
所在地
長野県飯山市瑞穂6048 小菅神社 (→ 地図のマークのところです)
行き方
インタネットで得た情報によると、JR飯山線飯山駅から長電バス野沢温泉行きバス25分、関沢バス停下車、徒歩20分だそうです。私は車で行ったため、バスの確認はできていません。