神奈川県二宮町吾妻山公園の万葉歌碑
小田原市の東隣の二宮町の万葉歌碑を見てきました(2010/03)。東海道線二宮駅の北側に標高136mの山があり吾妻山公園と呼ばれる公園があります。その頂上付近の広場に、公園の由来を書いた、下の写真のような石碑があり、その中に「相模路の・・」の歌が刻まれています。その下の写真は、展望台から撮ったものですが、そこから分かるように、この歌碑には、この広場でものすごく大きな存在感があります。
頂上からは、360度見渡せ、素晴らしい大パノラマです、といいたいところですが、訪問した日は曇りで少しもやが掛かっており、余り遠くまでは見通せなかったのが残念でした。
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歌
相模路(さがむぢ)の 余綾(よろき)の浜の 真砂(まなご)なす 児らは愛(かな)しく 思(おも)はるるかも (巻14-3372) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(大意) 相模路の余綾の浜の真砂が美しいように、あの子のことが可愛いく思われる。
所在地、行き方
中郡二宮町。東海道線二宮駅下車、北口から町役場の前を通り、坂道を20分程登ったところです。海に近いところですので、標高136mということは、スタート地点からの標高差がほぼそれだけあることになります。下の地図のマークのところに歌碑があります。