山梨県南都留郡山中湖村文学の森公園の万葉歌碑
富士山の山梨県側、北側の麓には富士五湖があります。その一番東側の湖が山中湖のほとりに三基の万葉歌碑があり、その一つが文学の森公園の万葉歌碑です(2010/7)。この公園には、三島由紀夫文学館、徳富蘇峰館等の文学館、沢山の歌碑、句碑を配した小路があり、しばし文学に浸れる公園になっています。
この公園にある万葉歌碑は、下の首が刻まれています。その説明板には「実際の句碑は太陽の広場公園にあり・・」と書かれています。いわば親子関係にあるようです。なお、親の方は、 太陽の広場公園の歌碑を参照して下さい。
歌
富士の嶺(ね)の いや遠(とほ)長(なが)き 山道(やまぢ)をも 妹(いも)がりとへば 日(け)に及(よ)ばず来(き)ぬ (巻14-3356) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(大意) 富士山の遠くて長い山道も、妻のもとへ、というので一日もかからずにやってきた。
所在地
山梨県南都留郡山中湖村平野 (正確な住所は不明)
行き方
御殿場側からの国道138号線が山中湖にぶつかる旭日丘交差点の西500mほどのところに文学の森公園があり、公園入口から100mほど南へ進むと歌碑があります(→ 地図のマークの辺り)。