2000.06.15(木)
*new*
6月12日、国立歴史民俗博物館の濱島氏、湯浅氏、福原氏 来社。
飯野八幡宮境内絵図、及び境内、本殿内部を撮影&見学された。
境内絵図のパネルは秋頃、歴博にて展示されるとのこと。
撮影現場でわたしが何を興味深く観察していたかというと、
絵図ではなく(全く役に立たぬテイタラクなので)撮影機材なのであった(笑)
いーじゃん、好きなんだもん。
ナニコレ?と思ったのは、フラッシュの電球傘に貼り付けてある透明なフィルム。
テープで無造作に貼り付けてあるので何かと思ったら、紫外線防止のフィルムとのこと。
電球自体にも紫外線防止措置が施されているが、念の為につけるのだそうな。
以前(昔過ぎてよく記憶していないが)
八十八膳献饌神事に使用する膨大な量の漆器が指定になった際に、
来社した撮影団(?)も非常に面白かった。
紫外線防止、熱防止、日光遮断 etc.
暗幕から覗くフラッシュの連続は夜まで続き、とても怪しかった憶えがある。
絵図を見る姿も怪しいと云えばそうだ。
ハンカチで口を押えながら絵図を吟味しておられる。
しかし、その怪しさも文化財の前では常識とされている。
文化財、遺産、などのカテゴリは実は無責任であることがままある。
1つに、指定になると所有者側の一存では無闇に修復ができない。
1つに、基本的に崩壊するまで許可が下りない。
1つに、修復費用は全額支給されるわけではなく、負担金が発生する。
偶に、何のために文化財として物を擁するのかということを考える。
お宝、財産などという下衆な変換をされてしまうよりは恵まれているとは思うが、
これから何十年何百年もメンテナンスをしなくてはいけないことを考えると、
嘘でも売り払いたくなる気持ちが痛いほどよくわかる。
何のために擁するのか、答えは多分
此処にあって初めて意味をなすものであるから擁する、だろう。
しかし、ただあるだけでは駄目だ。
使って貰い史実が増えて、初めて意味をなすのである。
分からないなりに私はそう解釈している。
*update*
JavaアプレットTateJPNで出した此処と此処だったが、
OSによって間隔がかなり変化することが分かった。
しかもかなり重いらしい。
結局縦書きは駄目なのかなあ…。
歴博の水木家資料ようなPDFとか、釈文まで画像で表示とか試行錯誤してみようか。
2000.06.23(金)
*update*
6月12日の撮影風景はこのような様子でした。
2000.07.06(木)
*new*
ボランティアの会と文学館側とやりあった内容を記述。
長文になってしまったので、別ページにしました。
興味のおありの方のみ、ここへどうぞ。
人によって不快に思われるかも知れません。
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