田舎町で心安らぐ



フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ


謎の水源から溢れる大量の水が川になって流れている。素晴らしい透明度、静岡のわさび栽培所を思い出してしまった。


工場の水車は、豊富な水を利用して昔から製糸など行われていたもの。川に沿って散歩道が長々と続く。

まあとにかく歩いてみようとテクテクテク・・・・・









みんな何かを期待して上流へ向かう。だから水源は見つかってないんだってば

でもなんとなくつられてテクテクテク・・・・すると



     洞窟の中に怪しい池発見!何だこれは?



山羊のチーズに打ちのめされる

めぇ


めぇ


うめぇ〜








ヤギのチーズ(シェーヴル)製造農家訪問

夫婦だけで営んでいる小さなチーズ銘柄。実はこの日までシェーヴルは苦手だったが、ここのを食べてあまりの美味しさに感動。ヨーグルト状(蜂蜜入り)・出来立て・熟成・ハードの4種類を試食させてくれる。

買って帰りたかったが、帰国までの日数を考えて涙を呑んで断念した。

この仕事に就いて以来、
夏休みどころか夫婦でレストランにも行った事がないという奥さん。ちょうど搾乳の時間帯だしねえ、テレビ?こないだCanal Plusでサッカー見たくらいかしら。そういえば娘が5歳の時「ママ、週末ってどういう意味?」って訊かれちゃったわ。でも私は良い仕事を選んだと思う。こんな素敵な環境で、家族もみんな元気で幸せよ。

「ウィークエンド」を知らなかった娘さんも現在農業学校に通っているとのこと。納屋の中は干草と糞の懐かしい匂い。うちの製品は大手の業者には卸してないの。営業の人が来たこともあるけれど、量産なんてできないからね。うちのチーズが食べたければどこどこのマルシェに来るしかないわよ。それから12月と1月は見学も試食もお休み。その時期はお乳を出さないの。だから真冬に新鮮で美味しいシェーヴルなんておおっぴらに売ってるのを見かけたら気をつけたほうがいいわよ、ふふふふ。

う〜、やはりひとつだけでも買っておくべきだったか。


         


六畳間ほどの小さな部屋に仕込んだばかりのチーズがいっぱい。徐々に水分が抜けて硬くなり、更に熟成させて美味しさが増す。

こちらのお庭 車の音もなーんにも聞こえない。
確かにこんなとこで暮らしたら町の生活は嫌んなるだろうなあ。




            


山の次は海だ!