WEB KAMISHIBAI |
全ては 幻のようにかき消え 後には樹木だけが残こり ………… |
迷いの森の奥深く ここは 時間さえ迷うのだろうか |
![]() | ふれると 不思議な なつかしさが 伝わってくる |
そこは 深い慈しみに満ちた森 |
あとがき ですがせっかく此処までいらしたのですから、もう少しおつき合い下さい。 余地がたいへん多くありまして、このお話も実際にゲーム攻略中に私が感 じた部分をベースにしています。 迷いの森に入った人はみなスタルフォスになる、子供はスタルキッドに変 化してしまう。ゲーム中ではあえてさらりと表記していますが、とても残酷で 哀しい物語です。 主人公のリンクは時の勇者です。彼が二つの時代を行き来できるのは、 彼の出自によるところがあってこそでした。しかし彼は自分をコキリ族と信じ コキリ森に育てられました。自分が何者であるか指し示す印を自覚しつつ、 揺れ動いていたのでは?…と私なりに想像をたくましくしたものです。 そのことを考えると、ラストでのゼルダ姫の言葉は象徴的です。 「いるべき場所で、あるべき姿で」 自分が何者であるかを知ると言うことは、何をすべきかを知ることにも繋が っていきます。心残りなく次のダンジョンに向かって欲しかったので、彼に安ら げる場所をつくってあげたいとも思いました。 また、おさなごをのこして逝ってしまった彼の母親が、スタルフォスになって しまうのでは哀れすぎると思い、SFC版のストーリーにある「人が木に変化す る」というエピソードを使わせてもらいました。 森の一部となり我が子の成長を感じる事ができるようにと…そうだったらい いなという想いもこめて。 ラストシーンで、一面に咲く花は彼岸花です。ハイラルに咲いているかどうか はわかりませんが、ラストは花がいっぱい咲いている絵がいいなと思ったのと 名前から選んでみました。 最後までおつき合い下さってありがとうございます。 メールフォーム 2000年3月30日 作者 記 お礼にかえて いつくしの森を発表後、感想のメールを何通か頂きました。 作者の意図するところが、ご覧になった方に伝わっているという事は 何にもまして、嬉しくありがたいことです。 あたたかいおたよりをどうもありがとうございました。 今後のはげみにしたいと思います。 この場をかりてお礼にかえさせていただきます。 2000年4月5日 作者 あとがきの後書き |