8、稲刈り&収穫祭

私たちが種まきから田植えをして育ててきた稲をついに収穫することとなりました。
途中、夏の水不足や日照不足など、多少の問題もあったようですが、
雑草にも負けず元気に丈夫に成長してきたようです。

10月7日、稲刈り&楽しい収穫祭

ついに、稲刈りの時が来ました。思えば、去年、お米サミットという会合で「お米屋といっても、米のことを何も知らない。もっと米の知識を学んだらどうだ。」という生産者の方からの問いかけから話が始まりました。あれから一年。本当に農薬も化学肥料も使わない、レンゲ栽培米の生育を一年通じて観察してきて、稲の生命力と生産力の不思議に魅せられてしまいました。

 そのレンゲ米の収穫ですから、感慨もひとしおです。周囲の田んぼではもうほとんど稲刈りは済んでいましたが、秋晴れの爽やかな空のもと、収穫作業を行うのはとても気持ちいいことですよ。コンバインによる機械刈りの他に、機械では刈れないところは人海戦術による、鎌部隊が手刈りを行いました。かなりの面積を手刈りしたので、翌日筋肉痛に見舞われた人もいたようです。

また、今回は一年間ご苦労さんという意味もこめて、収穫後に田んぼでBBQをして収穫祭も行われました。田んぼで火をおこし、カマドで炊いた新米のお握りは最高の贅沢でした。
 その後、来年のために、田んぼにレンゲの種を蒔きました。

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PA070021.jpg (106527 バイト) たわわに実った稲穂です。雑草に混じって、それに負けずに大きくなってくれました。
これはコシヒカリの方です。ヒノヒカリは夏に水が少なかったことも原因して、やや成長が遅れていたようで、今回の稲刈りには間に合いませんでした。
PA070030.jpg (85098 バイト) コンバイン初体験です。植えてある稲に合わせて運転しなければならないので、田植え機よりも難しかったです。顔が引きつってます。暑かったので腕まくりしていたら、後でチクチクしてきました。刈る時に舞い上がった稲穂の屑が痒くなる原因だそうです。   
PA070042.jpg (122120 バイト) こちらは、手刈り部隊です。左の人(通称「仙人」)は昔の経験を活かして手馴れた手つきでガンガン刈って行きます。
刈るのは、ノコギリガマといって、刃がギザギザの鎌を使います。こちらを見てもかなり雑草が繁殖しているのが分かりますね。
PA070055.jpg (75565 バイト) こちらは収穫祭の会場。といっても同じ田んぼの端っこの方です。かまどを組んでBBQをしたり、薪で新米を炊いたりしました。
収穫作業の後、おなかをすかせて食べる新米のお握りは最高の味です。満腹になって横になると、秋の空の大きさを実感!
PA070060.jpg (62009 バイト) 来年のために、収穫後の田んぼにレンゲの種をまきます。通常なら、稲刈り前、まだ稲穂がある段階で、種まきをするそうです。
小さな小さなレンゲの種ですが、来年の春にはまた見事なお花畑を見せてくれるでしょう。

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