プロジェクト・T 2004 ◆稲の種まきとレンゲの開花◆


2004年度もプロジェクトTが始まります。
去年は冷害がひどくて、全国的にお米の収穫量が減った所が多かったです。

田悟作師匠からいつも聞かされるお言葉、
「丈夫で生命力にあふれた稲」
の重要性を改めて感じさせられた一年でした。

今年もよろしくお願いします。

2004年4月25日

田悟作さんが浸水させておいた種籾です。

こちらの品種はヒノヒカリ。晩生(オクテ)といって、やや遅めの種まきや収穫に適した種類です。

近隣の一般的農家の方々より、1ヶ月ほど遅く田植えをする田吾作さんにとっても、使いやすい品種といえます。

同日

こちらはモチ米の種籾。はやり浸水させてあります。

どちらの種籾も小さな芽が膨らみ始めています。

同日

種籾をまく育苗箱の土をならしているところ。

今年は箱の底に敷く土をやや薄めにし、上から覆う土を厚めにします。

覆土を厚めにすることで、種籾が発芽する力を引き出すという試みだそうです。

同日

手回しの種まき機で種籾をまきます。

今年は機械の調子が今一歩で、やや種の密度が高くなってしまいました。本当はもっと疎にまきたかったのですが・・・。

同日

ヒノヒカリをまき終わった後、機械をキレイに掃除します。空気圧で残った種籾を吹き飛ばします。

次にまくもち米の種籾と混ざらないようにするためです。。

同日

種をまき終えた育苗箱に土をかけていきます。

やや厚めにするということで、この行程は二度行うことにしました。チョット手間はかかりますが、丈夫な苗を目指すためです。

同日

種まき・覆土作業を終えた苗箱を庭に並べます。

去年は裏の畑に並べたのですが、今年は庭先の砂利地に並べました。

成長初期にあまり水分のない場所で育てて、苗の生命力を引き出し、丈夫な苗にするためです。

ある程度成長したら、裏の畑に移すそうです。

 

同日

一通りの作業が終了したところで、田悟作さんに近所の畑を案内してもらいました。

こちらは麦の穂。これからが収穫期ですね。きれいな緑色が目に鮮やかです。

 

同日

こちらは燕麦(エンバク)。初めて現物を見ました。よく馬の飼料(カイバ)に入っていますよね。

田吾作さんは、休耕田を遊ばせて雑草だらけにするのを避けるために、燕麦をまいたそうです。。

 

同日

さて、こちらがレンゲ田んぼの様子。去年と比べてレンゲの生育はあまり良くありませんね。花がかなりまばらに咲いています。

昨秋のレンゲ種まきが少し遅れたのが影響したのかもしれません。

レンゲの代わりにペンペン草が多かったですが、田悟作さんによれば、これも緑肥になるそうです。

 

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