Der Weg
nach Bayreuth 05 ワルキューレ
バイロイト2日目8月8日月曜日。
この日は朝からピーカンのいい天気で、かなり温度が上がって日中は30度
近くまでいったような感じでした。まずは世界遺産の辺境伯劇場を見学しよ
うと散歩がてら出かけたのですが、朝9時からみたいで開いていないので、
目の前にある広場のベンチで待っていました。時間になると係りの人が入り
口を開けたので中に入って、入場券を下さいと言ったらなにやらドイツ語で
ぺラペラしゃべりだしたのですが、当然のことながら解らないので困惑して
いると、英語で「あなたの国は?」と聞かれたので「日本」と答えると、何
やらボードのようなものを出してきました。ボードには日本語で「劇場は現
在改修中のため見学できません。」と書いてありました。仕方なく出てきまし
たが、改修中ならそもそも受付を開けるなと言いたいですね。入り口にその旨
の張り紙でもしておけばいいじゃないですか。受付には3人も人がいましたが、
あの人たちはいったい一日何の仕事をしているのでしょうか?
気を取り直して、今度は新宮殿に行きました。でも内部は見学せずに広い庭園を
散策しました。そのあとリスト博物館を見学してから、ちょっと離れたところに
あるスーパーマーケットのEDEKAに買い物に行きました。私は海外に行くと
必ず地元のスーパーで買い物をします。特に今回はオペラが終わるのが夜10時
ころと遅いので、それからレストランに行くのも億劫なので、スーパーで食材を
買いだめして、ホテルで簡単に済ませることにしました。EDEKAは日本でい
うと中規模の食品スーパーといった感じで、イメージとしては食品館あおばとか
COOPとかサンワなんかと雰囲気が似ています。食品以外の雑貨も置いてあり
ます。今回はミネラルウォーターとビール、ドイツパン、チーズ、薄切りハム、
パックのサラダ等を3日分ぐらい買いました。もちろん買い物袋は日本から持参
しました。結構買ったのですが€10でおつりがきましたので、かなり安上がりと
なりました。その日の昼はさっそく買ってきたドイツパンをビールを飲みながら
かじって済ませました。2時間昼寝をして、今日はワルキューレです。
さて、ワルキューレですが今度はどこかの石油採掘所のようなセットです。文字から
すると旧ソ連かなんかの油田でしょうか?本当に脈絡のない演出です。それでも第1幕
は非常に引き込まれる舞台でした。ビデオの映像も通常見えないフンディングの寝室を
映していておもしろい演出でした。ただ一点不満なのはジークリンデ役のメルトンが恰幅
が良すぎること。私はジークリンデというのはワーグナーの作品の中で一番幸薄い悲劇の
ヒロインだと思うんですね。だからもう少し華奢な人を選んでほしかったなあと思います。
第2,3幕も音楽は問題なかったのですが、映し出される映像が意味不明でたぶん石油の
採掘か何かに関連する映像だとは思うのですが、話しの筋とまったく関係がないため非
常に目障りな演出でした。目障りといえば上の写真にある石油の採掘用のポンプ。これ
も脈絡なく出てきて、脈絡なく引っ込んでいき非常に謎です。最後のローゲの炎も木の
樽から本物の火がチョロチョロ出てきたのですが、木製のホールの舞台上で火を使って
いいのでしょうか?火気厳禁ですよね。消防法違反にならないのでしょうか…
ワルキューレは10月に新国立、11月にウィーン国立歌劇場の来日公演があります。
ウィーンのはジークリンデ役がペトララングなんでどうしようかと思ったのですが高い
ので新国立にしました。
(左からワルキューレ8名、ジークリンデ、ヴォータン、ブリュンヒルデ、指揮者)