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いわなの英語

奥の部屋
(英語で悩んでいる人へ・・・私なりのヒントです。)



いわなの単語帳(ABC順)
私の集めた単語です。好みと偏向がありますが・・・。)

species (種)

admit (入学を認める)
adult school  (カルチャー・センター)
alive and kicking (とれとれピチピチ)
another round (全員にもう一杯)
apartment (アパート、マンション)
assignment (割り当てられた課題)
asylum (亡命)
babies in middle age (高齢出産)
baby steps (小さな1歩の積み重ね)
bark up the wrong tree (お門違い)
baseball (野球)
blog (ブログ日記)
Bushism (ブシズム)
businesslike (てきぱき)
by twos and threes (三々五々)
centerarian (百歳以上の人)
Cheers! (乾杯!)
chopsticks (箸)
Christmas (クリスマス)
cold turkey (きっぱりと)
come of age (成人する)
come out , come out, wherever you are. (もういいかい)
commitment  (打ち込むこと)
delinquent (不良)
diagonal (斜め)
Dr.Laura (ドクター・ローラ)
entirely fitting (宜[むべ]なるかな)
fight fire with fire (目には目を)
fire, sack (首にする)
firefly (蛍)
full employment (完全雇用)

gal (女の子)
good sport (優しい人)
guy (やつ、みんな)
haiku (ハイク)
hilarious (ちゃんちゃら可笑しい)
holiday (休日)
huff and puff (息切れする)
hurricane (ハリケーン)
hygiene (衛生)
insolent (生意気な)
latitude (ゆとり)
lycoris, (red) spider lily (彼岸花)
marking pin (待ち針)
money order (郵便為替)
national living treasure (人間国宝)
New Year's card (年賀状)
nice round number  (キリ番)
odd(s) and ends (雑用)
on the active list (現役の)
on the house (会社持ちで)
outsider (アウトサイダー)
pathology (病理)
pet peeve (いらいらさせるもの)
portfolio (紙ばさみ)
presence (存在感)
PTSD (心的外傷性ストレス症候群)
put on one's thinking cap (じっくり考える)
rabbit foot (ウサギの足)
rain (雨)
rain cats and dogs  (土砂降り)
red sea bream (鯛)
rock (超イケてる)
rookie (新人)

serendipity (幸せな偶然)
shut-in  (引きこもり)
sports meet (運動会)
stakeholder (利害関係者)
sushi (寿司
sweetheart (いとしい人)
sweat (汗)
true-blue (生粋の)
vexed, chagrined (悔しい)
whole bean paste (つぶあん)
work from home (在宅勤務)
work out (ジムなどで身体を鍛える)



species (種)

 species は単数、複数同形の名詞で、生物学上の「種」を表す。「ひとつの種」はa species、「多くの種」は many species。種とは、分類上最下位の単位で、お互いの交配が可能なグループのこと。

 とは言え、わかりにくいので、homo species 「ヒトの種」を例に取りたい。「ヒト」とは人間の生物学上の標準和名である。生物学上の種として人類を言う時はカタカナで「ヒト」と表すことが多い。

 「ヒト」とは、広義にはヒト亜族に属する動物の総称であり、狭義には「現生人類」(ラテン語で「ホモサピエンス、「賢い人」という意味)を指す。
現生人類は、ヒト科、ヒト亜科、ヒト族、ヒト属(genus)、サピエンス種、サピエンスとなる。

 ヒト科には、猿人(アウストラロピテクスなど、ルーシーが有名)、原人(ホモエレクトスともいう、北京原人、ジャワ原人など)、旧人(ネアンデルタール人など)、新人(ホモサピエンス、最初の現生人類はクロマニョン人)がいる。旧人と新人は亜種は違うが、種としては同じで、交配可能だった。

 320万年前、アフリカの東部エチオピアで、人類の祖先と言われる、二足歩行していた猿人の骨が発掘され、ルーシーと名付けられた。今、世界中にいる人類は皆、この女性の猿人、ルーシーたちの子孫である。ルーシーたち猿人は、やがてホモサピエンスに進化した。

 10万年前、地球上には、ホモサピエンスだけでなく、様々なヒトの種 (different human species) がいた。ホモサピエンスは東アフリカのタンザニア付近に住んでいたが、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)はヨーロッパに、ホモ・エレクトスはアジアに、ホモ・ソロエンシスはジャバ島に住んでいた。

 現代ヨーロッパ人が、祖先であるネアンデルタール人の遺伝子をほとんど含んでいないのは大きな謎で、他の人種との交配が進んでいたのかもしれない。

 約7万年前、ホモサピエンスは認知革命を行って他の種を追いやり、東アフリカから地球全土に広がった(『サピエンス全史』ユバル・ノア・ハラリ著)。

 ホモサピエンスはアフリカを出て、世界中に広がった。1万3,000年前には南アメリカに到達したと言われる。

 霊長類(primate) とは、「動物の首長たるもの」、生き物の中で「超」(第一位の位置にいるもの)という意味。ヒトや類人猿(チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、ボノボ)、サルなどは霊長類に属する。サル以外では、ワオキツネザルも霊長類。

ヒト上科は、テナガザル科(小型類人猿)、オランウータン科(大型類人猿)、ヒト科に分かれる。 「類人猿」は一般的には人類以外のヒト上科に属する種を指す。

 ヒトはサルから進化したのではなく、サルとヒトの共通の祖先から、現在のサルとヒトへ分化した。ドリオピテクス群の一派は現生の大型類人猿(ゴリラ、チンパンジー)への道を辿り、別の一派が人類への道を辿ったと言われる。

 ゴリラ、チンパンジー、ヒトの共通祖先はアフリカに住んでいた。人類の祖先も類人猿の一種に過ぎなかったが、二足歩行→両手が使える→道具が作れるという進化を遂げた。霊長類進化の系統樹を見ると、3000万年以上前にサルから類人猿が分岐。700万年前にヒトがチンパンジーから分岐、300万年前にアウストラロピテクス(猿人)、170万年前にホモエレクトス(直立して歩く人)、100万年前にホモサピエンス、10万年前にネアンデルタール人(6万年前頃絶滅)、6万年前にクロマニョン人が出現。ホモサピエンスとホモエレクトスの共通祖先が分岐したのは、20万〜180万年前という説もある。

 DNA構造では、サルと類人猿のDNAは7%の違いがある。類人猿の中でヒトと最も近い種、チンパンジー(コモンチンパンジーとボノボ)とヒトとのDNA差は1.6%しかない。このたった1.6%の差に、喉頭と舌の構造の突然変異があり、言語への道が拓かれた。
 
これこそがスピーシーズ

 <今日の単語>
endangered species 絶滅危惧種 / human species 人類



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