オバチャリダー北の大地を走る(ヨロヨロ編)(3)
1998年5月5日 (3日目)

 5:45に目が覚めてしまった。 支度をして早朝散歩することにします。 シラルトロ沼まで下りてみます。 キャンプ場があります。この季節にキャンプは寒いだろうな。 鳥の声はいよいよ大合唱になってます。 聞き分けられないくらいです。 
なんと、低い生垣の上に“ベニマシコ”がいました。 トノに言ったら羨ましがるだろうな。
しばらくベンチに座って、湿原を堪能します。

朝食後TVの天気予報で 「今日は全体に気温が上がるでしょう。」 旭川 25℃、 網走 22℃、 稚内 11℃ ・・・・ なのに 釧路は 13℃ 

8:40 タイヤの空気を入れ直して出発です。 今日はすこーしの向かい風、お天気は上々です。 登りの時は、数をかぞえながら、そして辛くなったら歩きます――またまた登り下りの連続です。
登りの途中で左下に草原を見つけ、下りていって休憩です。 太陽が当たって枯草がポカポカと暖かい、 とーっても幸せ!!
今日は元気です。 鼻はズルズルいってますけど・・。

帰ったら、 自分の身体とちゃんと向き合おう。
今日は、ロードの人達と何人もすれ違いました。 「イエーイ! ピース!」
なんと、ママチャリ旅行者もいました。 前にも後にも荷物いっぱいくくりつけて、モクモクと走ってます。 丁度彼が登りの時でしたから、下を向いていてピースの交換は出来ませんでした。 それにしてもすごい脚力です、尊敬してしまいます。

何か鉄塔らしき物が見えて来た。 もしかしたら、ここが最高地点かも知れない。 登りきった所で見渡すと、もうこの先平地しか見えない。 ゆるく、長い下りを気持ち良く下りて行く。 右側にはずーっと湿原が広がってます。 
遠矢のあたりから景色は、「工業地帯」のようになって単調でつまらない。 休憩場所もなくただ走るだけ。

12:00ジャストに、釧路T字路に到着。 信号待ちしていたら、町が「サーー」と霧に包まれてしまった。 風も真冬のように冷たく、 帽子と手袋をフリースに変える。 それでも寒い、雪でも降ってきそうです。 
視界の悪い中やーっと 釧路駅前に到着しました。  オナカスイター と和商市場に入ったけど、 でももっと暖かい所で休みたい。私は温まりたい!! ということで、駅前の東映ホテルに入りました。 10階のレストランでスパゲッティーとコーヒーのお昼ごはん。 きっと霧がなければ海が見えるはず・・・ 久し振りにコーヒーを3杯もおかわりして、ゆっくり1時間半も休憩してしまいました。 さあ、出発! 道道53から道道660に入って行きます。 霧が晴れてきて、右に両阿寒岳がまた見えてきました。 今回はぐるーっと阿寒の外側を回ったということです。

釧路動物園を通り過ぎたところに、 「山花温泉リフレ」があります。 農林省関係の施設だそうですが、一流ホテルのような設備です。 段々と宿が良くなってきます。 ここに3:00到着!!
温泉もすばらしいし、夕食は「薬膳」です。
メニューに説明が付いてます。 「疲労回復」 「ホルモンバランスを整える」・・・・・なんか皮肉だなー!っと苦笑しながら、おいしくいただきました。 
本日の走行距離: 60Km
   合計: 198Km

 


あとがき・反省

翌日は、釧路空港からJASで帰ってきましたが、 国道から釧路空港までなんとまたしても登りでした。 (T_T)
羽田に着き、輪行も重くてタイヘンだったので、組み立てて走りました(荷物は宅急便で送付)。 多摩川大橋から多摩川を走り始めた時、濃い緑の匂いに驚きました。 東京もイイジャン!

 ☆体調の悪い時は、旅は無謀!
 ☆不純な動機で旅に出てはいけない!
 ☆いつか、この屈辱を晴らすゾ! (全然反省してない) 
 ☆もっと長い休みを取ろう! (^^ゞ


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