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オバチャリダ―北の大地を行く２００１年夏 ６日目−２ |
| ７月２２日 （日）〜２ 「この自転車、オタクの？」 と不思議（？）な人が声をかけて来ました。
お互いの旅を報告しあい、写真を撮り合い、（私が撮ったのは成功したけど、撮られたのは失敗だった） 「がんばろうね〜♪」と言い合って、其々別の道を下り始めた。 ウトロ側への道はカーブも少なく、どんどん加速して行く。 ハンドルを握る手に力が入る。 ペダルに乗せた足も踏ん張っている。 せっかくの知床峠、一瞬で下ってしまったらもったいない。 と自転車を止めてしばし休憩。
「私ね〜、登れたんだよ〜」 言葉が通じないのか（アタリマエ！）、 首をかしげてまでこちらを見ています。 今度こそ、アッという間に下りきり、温泉街を抜け、超世俗的なドライブインで遅い昼食です。 食欲があまりなく、ミニいくら丼を食べました。 時間はどんどん過ぎて行きます。 もう２：３０です。 今日中に網走まで行けるのかなぁ〜？ 海沿いのまったく平坦な道を先を急ぎます。 でも時々立ち止まって振り返り、羅臼岳を確認します。 でも、もう見えない！ このころになって、右足の指先が痛み出してきました。 ジンジン・ピリピリと痺れるような痛さです。 以前仕事で痛めた所（人差し指と中指の軟骨が擦り減ってしまっているのです）が、さっきの下りの力みで復活したようです。 これ以上無理すると激痛に変る筈です。 更に、短パンの下に履いているレーパンのパットが汗でよれて、ペダリングする度に内股の同じ場所に食い込むのです。 走りながら、何度も引っ張って直しますが、また元に戻ってしまいます。 峰浜で、斜里岳を眺めながら休憩しましょう。 もう４：００です。 もう網走は無理です。 斜里のヤマト運輸の場所を確認して、あともう少し、狭くなった国道をゆっくりと進みます。ずーっと斜里岳が左側に見えています。 ５：００ やっと斜里町のヤマト運輸に到着しました。 もう疲れ果てて、面倒くさいので、そのまま「小さな引越し便」で送ってもらおうとしたら、 「袋に入れた方がずーっと安いですよ♪」 と何度も言われ、 仕方ない（？）分解を始めました。 でも、工具を持つ手は力が入らず、ワナワナと震えます。 そして師匠に送ってもらった分解の写真を持ってきてないので、あれこれと手間取ってしまいました。 や〜っと袋に入れ終わり、手続きを済ませ、さあ！と思って、駅への道を尋ねたら、 「歩くにはちょっと遠いですよ。 ちょっと待っててくれたら、私の車で送ってあげますよ」 とお姉さまが言ってくださった。 助かった〜♪ もうかなり右足指が痛いので、歩けるかどうか心配だったのです。 もし電車がなかったら、バスでと言われましたが、運が良いことに５分後に ６：０１の網走行き普通電車がありました。＼(^o^)/ 自転車と一緒に殆どの荷物を送ってしまったので、今晩一泊分の荷物しか持っていません。 ラクチン♪ ラクチン♪ 車窓から国道が見えます。 本当ならここを走っていたんだ・・・・・ 色々と身体に故障を持っているけれど、自転車の旅はそれなりに楽しめる♪ 処で、今夜の宿をまだ決めてなかった！ 今夜は海の幸より、ドッシリ、コッテリのステーキが食べたい♪ 外出しなくて済むように、レストランがあるホテルが良い♪ でも、こんな時間で大丈夫だろうか？ 幾つかの無人駅を過ぎ、６：４０ 網走に到着しました。 改札口のすぐ横に 「観光案内所」があり 【今夜の宿ＯＫ】 の看板が出ています。 ヨタヨタと入り、早速問い合わせてもらいました。 セントラルホテルに空きがありました。 ただしシングルは満室なので、ツインルームだそうです。 着いてみると、ビジネスホテルというより、シティーホテルの感じです。 お部屋も広くて落ち着きます。 ホコリまみれ、汗まみれ、脚の内側にはチェーンの油汚れまで付いてしまってます。 そんな私でも、と〜っても感じ良く迎え入れてくれました。 お風呂でサッパリして、北海道最後の夕食です。 もちろんステーキディナー♪ ワイン♪も頼みました。
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| 完 |
