秋 田 県

      ≪由利地方≫

     由利本荘市、にかほ市

住所  神社名 祭礼日 内容 備考

 ≪由利本荘市≫
  平成17年(2005)3/22、本荘市+由利郡矢島町、岩城町、由利町、東由利町、西目町、鳥海町、大内町が合併し誕生。
 ◎旧・本荘市
谷地町50 本荘八幡神社 9/連休の土日 神輿 神輿殿は昭和60年建造
山車11台 大町、中町、肴町、後町、猟師町、田町、美倉町、東町、駅前通、本町通、大門街
歴代の藩主が崇拝したという本荘八幡神社の祭礼であり、江戸時代の絵巻物を再現した、古式に倣って行われる大名行列。「エイサレ、ヨエサ」、「エイヤト、マカサ」の掛声とともに街を練り歩く。
山車は氏子11町のうち当番町を除く10町内で1台ずつ参加。県指定無形民俗文化財の日役町獅子踊りも奉納。大名行列に合流し、町内を回って家々で踊りを披露し悪魔祓いをする。
宵宮:13:30〜例大祭
    17:00〜巫女舞
    20:00〜神輿渡御。当番町を巡幸。先手、二一付灯篭、金幣、神官、御榊、先傘鉾、釣太鼓、後傘鉾、十五付灯篭、錦御旗、白幡、禰宜、宿亭主、御神輿、宮司、御供、供奉灯篭、神楽山
本宮:12:00〜神輿が八幡神社を出発。大名行列。祭典行列は先手、金幣、社人神子、御榊(初穂)、先傘鉾、釣太鼓、大名行列、獅子踊、各町山車、御神楽山、右左大臣、後傘鉾、錦御旗、白幡、巫子舞、禰宜、宿亭主、神輿、宮司、御供、御初穂。
18:00頃まで13町内を巡る。
桶屋町31 神明社 7/16 例祭
金山字金山25 稲荷神社 5/1 例祭
薬師堂字堂ノ下90 医薬神社 4/15 例祭
川口字柴野156−4 大日靈神社 4/10 例祭
大沢字南関5 熊野神社 4/15 例祭
大中ノ沢字後山9 熊野神社 4/15 例祭
石脇字東山4 新山神社 5/2、3 例祭
赤田字蓮池124 神明社 8/21 例祭
内黒瀬字坂下1−1 神明社 4/15 例祭
葛法字砂吐29 神明社 4/15 例祭 氏子は上葛法・宮下
出戸町字下川原中島103 須賀神社 7/15 例祭 祭りにキュウリを献じる風習あり
舘字神明ノ腰55 神明社 4/15 例祭
福山字家際11 豊受神社 4/10 例祭
1/14&8/14 獅子舞
内越字家ノ前326 白山神社 9/16 獅子踊(少年)
親川字濁川63 白山神社 6/15 子供みこし
雪車町(そりまち)字白山前33 白山神社 4/15 例祭
土谷字小深田16 白山神社 4/10 例祭
芦川字折林69 八幡神社 9/14 例祭
芦川字宮の前69 八幡神社 9/14 例祭
三条字松ノ木屋敷20−1 八幡神社 4/15 例祭
玉ノ池字元屋布67 八幡神社 4/15 例祭
船岡字家ノ下170 八幡神社 4/15 例祭
松ヶ崎字宮の腰27 八幡神社 7/5 例祭
万願寺字荒田目15 八幡神社 4/15 例祭
宮内字上下野15 八幡神社 4/15 例祭
滝ノ沢字日住山1 日住神社 6/8 例祭
鮎瀬字石橋山124 日住白山神社 4/15 例祭
二十六木字家口田98 日吉神社 4/15 例祭
藤崎字大町9−2 藤崎神社 4/15 例祭
尾崎7 本荘神社 4/28 例祭
万願寺字八人森39−1 三上神社 4/15 例祭
万願寺字九日町29 諏訪神社 4/15 例祭
親川字親川58 御嶽神社 4/29 神楽
滝ノ沢字滝ノ沢144 宮比神社 4/15 例祭
畑谷字元木42 薬師神社 4/7 獅子舞
 ◎旧・矢島町
矢島町城内字水上5 神明社 9/2土日 神輿 明治35年10月
山車6台 田中町、館町、城新、七日町、新丁、水上
神輿=明治35年10月制作。
以前のは慶応4年の兵火のため社殿神輿等焼失。
新丁=平成10年制作。  
田中町、館町、城新、七日町、水上
=昭和30〜40年代に作られる。
矢島町城内字八森3−4 矢島神社 5/13 例祭
 【廃村】
十二ヶ沢=平成初期廃村。
 ◎旧・岩城町
岩城赤平字梅ヶ沢10 熊野神社 7/9 神楽
岩城富田字板敷145 月山神社 4/15 獅子舞
岩城亀田字亀田町10 天鷺神社 9/8 例祭
岩城赤平字長ヶ沢205 白山神社 6/18 例祭
岩城勝手字赤砂132 紀宮神社 6/24 例祭
岩城滝俣字宮ノ下166 金峯神社 4/15 例祭
岩城内道川字上ノ山26 神明社 8/16 例祭
岩城二古字川尻66 神明社 7/1 例祭
岩城六呂田字若王寺49 神明社 4/28 例祭
岩城上黒川字南沢62 住吉神社 4/29 例祭
岩城下黒川字中村138 神明社 4/24 例祭
岩城富田字平田尻74 白山神社 7/25 例祭
岩城泉田字小森105 八幡神社 5/14 例祭
岩城下蛇田字宮ノ内1 八幡神社 9/2土日 例祭
岩城勝手字下谷地34 御嶽神社 6/16 例祭
 【旧藩祭】
毎年7月第2土・日曜日に、岩城氏亀田藩2万石の城下町の中心であった亀田地区(天鷺城前広場、岩城亀田町内、亀田体育館)で開催される。
市指定無形文化財の亀田大神楽や手踊りが町内を練り歩き、旧亀田藩の時代を偲ばせるイベントである。また市内外からの招待芸能が披露されるほか、旧藩芸術文化交流展も同時開催される。
土曜は18:30から亀田町内を行列が巡行した後、19:55から主会場の天鷺城前広場で芸能の競演が行われ21:30の花火の打上げでフィナーレとなる。
本宮は9:30から町内巡行、天鷺城前広場での競演は11:15〜12:15の予定である。   
 【岩城の郷土芸能】
君ヶ野餅つき舞=君ヶ野餅つき舞保存会。6月下旬披露。豊作祈願の踊りで、20名の踊り子が臼と杵を用いて踊る。
 ◎旧・由利町
前郷字前郷95 日枝神社 9/8 踊り山3台
(トラックに飾付け)
大町、博労町、上町[かみまち]
大日神楽
前郷獅子こ踊り
 滝沢城二代目城主である滝沢兵庫頭政範が、城の鬼門にあたる飯沢の太夫山に遷座した「山王権現」を、滝沢城破却後の承応3年(1654)、前郷山王町の大日霊神社境内(現在地)に遷座して以来、それを祝って行われるようになった祭典である。
以前は、遷座した日を記念して旧暦の8月18日に行われていたが、現在は9月8日に行われている。
御神幸には前郷各丁内からは踊り山の他に行列大日神楽、獅子こ踊りの奉納の他、裃を着用し、陣笠を付けて粛々と歩く行列が出る。
日枝神社境内の神楽殿では、大日神楽、獅子こ踊りなどの民俗芸能が奉納される。
大日神楽(前郷神楽)=宵宮に奉納。伊勢系太神楽。二人立ち一頭獅子の神楽舞。鎌倉時代以降伝承。中世の武将由利氏が由利の地を統治していた元久年間(1204〜5)に、郷の氏神である大日霊神社の前立神として神楽様を信仰し、 由利の里の悪事・災難払い・五穀豊穣祈願として、大日霊神社に奉納したのが始まりとされている。
前郷獅子こ踊り=一匹の雌獅子を、二匹の雄獅子が奪い合うしぐさを演じたもの。現在日枝神社に奉納しているが、明治44年(1911)に愛宕神社が日枝神社に合祀するまでは、旧上町の氏神である愛宕神社に奉納していたと伝えられる。
吉沢字上林41 神明社 4/15 神輿 神輿殿他計7点は国指定有形文化財
町村字家の畑65 鮎川神社 4/15 例祭
奉行免 白鳥神社 4/15 子供神輿
米山 八幡神社 4/15 神輿
森子字八乙女下99 大物忌神社 4/15 神輿
久保田字諏訪台8 諏訪神社 4/15 子供神輿
小菅野 柴倉神社 4/15 子供神輿
曲沢字山本1 宮比神社 4/15 神輿
黒沢字山本37 新山神社 4/15 神輿
7/15 湯立神事
田代 太神宮 4/15 子供神輿(三部落で)
屋敷 春日神社 4/15
二夕子 宮比神社 4/15
陣ヶ森 神明社 4/15 子供神輿
川西字宮沢57−1 八幡神社 4/15 例祭
川西字根城290 白鳥神社 4/15 例祭
南福田字東鳴瀬26 日枝神社 4/15 例祭
由利町統一祭典(各集落神社の祭り。実施日4月15日)
 【廃村】
金山=昭和48年廃村。

東由利原=開拓集落。昭和58年廃村。
 【由利の郷土芸能】
屋敷番楽=毎年8月16日(宵宮)に集落にある舞楽堂において公開されている。天明3年(1783)、飢饉に襲われ亡くなる人が続出した際、集落の人々が相談し、荒沢村(現・矢島町荒沢)におもむいて、 本海行人の伝えた獅子舞(本海流番楽)を習得し、五穀豊穣・悪疫退散を願ったのが始まりとされている。

奉行免神楽=伊勢系大神楽。舞は、『三つ足』『御幣の段』『鈴の段』『狂』に分かれており、裏舞として『お亀おどり』があったと伝えられているが、現在『お亀おどり』は行われていない。毎年4月第2土曜日に『白鳥神社』の祭典の際に奉納される。

新上条獅子舞=本海流番楽。一説によれば、元文元年(1736)、鳥海町の小栗沢に伝わる獅子舞を習得し、始めたものだという。 舞は中断ぎみであり、現在全項目を演じることはできないが、毎年4月15日の祭典と12月16日の「獅子の日」には、絶やさず舞を演じている。

曲沢の精霊立ち(しょりだち)=かつては、町内14集落において行われていたお盆を代表する行事であったが、伝統を守り、稲藁に火を付けて文句を唱えながら回しているのは、現在は曲沢のみ。
これは祖霊を迎え、そして送る、お盆を代表する「迎え火・送り火」の行事である。7月31日、8月6日は「迎え火」、8月16日は「送り火」の日にあたる。この日は、各家々の子供や大人が夕食後、稲藁を持って墓に行き、墓地の前で稲藁に火を付け、文句を唱えながら大きな輪を描くように稲藁を回し、祖先の霊を迎え、そして送っている。

菖蒲たたき=かつては11集落で行われていたが現在は飯沢のみ。旧暦の5月5日、子供達は蓬と菖蒲を「わらつと」に入れ、それを縄で巻いた道具を持って、各家々の庭先で力一杯地面に叩きつけ、「きょうは 五月のゴロエジの菖蒲叩き それひとつ ふたつ みっつ おまけに もうひとつ」と、災難に合わないように祈っている。

天神講
=旧・由利町においては唯一、子供だけの集団で組織され行われている「講」であり、鮎川でのみ行われている。一年に春と秋の二回行われ、天神様を拝礼した後、共同飲食している。
また蒲田集落の天神講は、就学前から中学3年までの子供たちで組織され、天神様の石碑に拝礼する際、年長者が叩く太鼓の合図で、全員が「あー」と大きな声をはりあげるという古い形態をそのまま継承しこの行為を伝えている天神講は県内では他に無い。。
 ◎旧・東由利町
東由利館合字館野4 大物忌神社 5/8 例祭
東由利蔵字蔵108 神明社 5/1 例祭
東由利法内字法内1 羽宇志別神社 5/1 例祭
東由利田代字亀島38 神明社 6/16 例祭
東由利館合字館野 大物忌神社 5/8 例祭
8/19 鹿島送り
鹿島送り=稲作の豊穣を祈る祭。先祓い、槍持ち、神輿、舟、氏子、当番の順に牡丹野橋まで囃しながら行列し、近くの高瀬川に鹿島舟を流す。
東由利老方字御嶽25 御嶽神社 7/19 例祭
1/5 梵天
 【東由利の郷土芸能】
地下ノ沢の番楽=地下ノ沢番楽保存会。本海流番楽の流れをくむ。8月14・15日披露。鳥舞い・翁など12幕からなる番楽となっている。

舟打場の獅子舞=8月13日には厄災消除、9月11日には豊作祈願で、笛太鼓あわせて20人近い関係者がタスキ袴で夜を徹して全戸を巡回する。
 ◎旧・西目町
西目町西目字潟保29 潟保八幡神社 4/3日曜 神楽 潟保神楽保存会
9:00神事、御旅所への渡御、12:00に還御、神事の後、直会。氏子たちが獅子を持って「おいでおいで」と唱えて回る。
西目町西目字上中沢17 大山祇神社 4/15 例祭
西目町西目字井岡233 宮比神社 4/15 例祭
西目町西目字根子ノ沢25 熊野神社 4/15 例祭
西目町沼田字敷森46 沼田神社 4/14 例祭
西目町出戸町字掘切110 太子神社 4/15 例祭
西目町海士剥字北沢24 月山神社 4/15 例祭
 【西目の郷土芸能】
中沢番楽=天明5年(1785)頃直根村百宅から伝授されたものといわれている。
毎年盆の13日同町内神社の境内で舞われているこの獅子舞は、神前舞、ジジイ(爺)舞、三番そうなど、太鼓、笛、銅拍子などのにぎやかなはやしで、古式豊かに舞われ、町の無形文化財に指定されている。


潟保の神楽獅子=市指定無形文化財。伊勢から楽師を招いて神楽を学び、それに獅子頭を作り舞をつけて、天明元年(1781)8月八幡神社社例祭に奉納したものと伝えられている。
楽器は笛、輪太鼓で幽玄な調べに壮重な舞がつけられ、4月15日の町例祭に八幡神社に奉納される。
 ◎旧・鳥海町
鳥海町栗沢字上田野7−3 川内神社 4/29 山車 久保町
鳥海町上笹子字月山18 月山神社 旧・8/1 長持祭り(宵祭) 長持の奉納や銃剣道大会、子供みこし、唄、踊りなど
鳥海町上川内字道端95 白山神社 8/17 平根番楽
鳥海町上川内字提鍋103 大日宮神社 4/28 提鍋番楽
提鍋番楽=獅子舞は本海系。昭和初期に復興。番楽は鹿内流(羽後町)としているが、現在は獅子舞だけ。
鳥海町中直根字前ノ沢56 直根(ひたね)神社 5/9 例祭
8/27 前ノ沢番楽 本海番楽系。ゆったりした五拍子。
直根地区一円の祭りで、ホラ貝を鳴らし、札打ちしながら地区内をねり歩き、長持が奉納され、境内では獅子舞や番楽が奉納される。
鳥海町中直根字前ノ沢 諏訪神社 7/27 獅子舞、番楽
鳥海町平根 白山神社 8/17 獅子舞、番楽、盆踊り
平根番楽=上川内平根。獅子舞は本海系。本海番楽であったが、番楽の方が衰亡し明治期に鹿内(羽後町)から師匠を呼び学びとったといわれ、五条ケ橋は歌舞伎のような演じ方をする。
中伏見 太平山三吉神社 1/20 長持奉納 獅子舞
大栗沢と伏見の両集落から、約50人の若衆が参加。そろいの法被を着た若衆たちが二人一組となって長持ちを担ぎ、「ジョヤサ、ジョヤサ」と威勢よく声を掛け合いながらホラ貝を吹き鳴らし、町内を練り歩いて社殿に到着すると、「春のはじめに祈願をかけて、祈願成就に納めおく」と締めくくり、米俵と酒樽、炭俵など計8本を奉納する。
 【獅子舞番楽競演会】
寛永3年(1626)修験者本海坊によって伝承され、現在鳥海町に17団体あり、昭和47年より毎年競演会を開いている。
 【鳥海の郷土芸能】
貝沢神楽獅子=御幣と鈴をもち、胴持ち3人を従えて、ゆっくりした拍子で舞う。大栗沢・伏見の神楽と似ている。

伏見神楽獅子=獅子は頭持ち1人、胴持ち3人、のどかな祭囃子に似た拍子に合わせ、最初はゆっくり、後半は激しく舞う。

猿倉番楽(鳥海山文珠獅子)=本海番楽系。囃子手を下座と呼び、舞いは上7番下7番からなる。拍子はゆっくりした五拍子。

下百宅番楽=神社で獅子舞を舞った後、仮設舞台で番楽を舞う。

八木山水神楽=八木山児童館で披露。6月3日曜開催。

雪中田植=直根。小正月の行事で、屋敷の近くの雪をならし、田打ち、しろかき、苗取、田植の処作をし、中央に穂を立て、昆布・木炭を結び、そのまわりに藁12策田にみせた「豊作」行事である。

盆祈祷獅子舞=伏見、提鍋など10部落で行われている。8月14日から16日まで小路わたりのはやしをしながら獅子頭をまわし、各家々をまわり無病息災を祈る。

才の神焼き=平根ほか8部落で行われている。1月5日。子供が中心で田圃に藁を積み、稲に虫がつかないように火をつけ、その火で餅を焼いて無病息災を祈りながら食べる。

猿倉人形芝居=百宅の池田与八によって創案され、それに真坂藤吉、丸田今朝蔵の二氏が加わり、今に残る人形芝居を完成。
後に猿倉人形芝居と呼ばれるようになり、県内・東北など国内を巡業。非常に人気があったもので、現在は猿倉真坂勇太さん達が、本荘市木内勇吉氏の指導で継承している。

二階番楽=栗沢(小乗沢牛越外)。本海番楽系。神社で獅子舞を舞った後、境内の掛舞台で先番楽から順に番楽が演じられる。

八木山番楽=獅子舞は本海系番楽。古くは本海系であったが、明治期に鹿内番楽(羽後町)を取り入れ、獅子舞を舞った後、仮設舞台で御上旨の舞から番楽を演ずる。

興屋番楽=下川内字輿屋。本海番楽系。毎年、頭屋を決めて、その家で舞う。

上百宅番楽=本海番楽系。獅子舞を舞った後、番楽を演ずる。三番叟を「吉田」としている。

上直根番楽=本海番楽系。獅子舞を舞って番楽を演ずる。調子は五拍子でゆったりしている。

中直根番楽=本海番楽系。獅子舞を舞って番楽を演ずる。演目は熊谷・天女など数番を残している。

下直根番楽=本海番楽系。神前で獅子舞を舞った後、舞台で神楽と番楽が演じられる。番楽は15種目を伝えている。

天池番楽=本海番楽系。笹子地区では唯一の番楽。獅子舞は、若宮八幡獅子とも呼んでいる。

秋葉獅子=上笹子字町。安永の頃より伝わり、獅子は火伏せの神として信仰され神事の一つとなっている。胴幕を大きく広げ、獅子頭を前面に構え、上下左右に振る静かな舞。

大栗沢神楽獅子=江戸の終り頃に始まったといわれ、太々神楽とも呼んでいる。

本海番楽獅子舞=下百宅他12部落。山伏の宗教的な儀式の際に舞われたのがその起といわれ、寛永年間(1624〜44)に、京都醍醐の三宝院に属する芸能に勝れた鳥海山の修験者本海坊により創始された。
 【廃村】
栩山=戦後最盛時の戸数は2戸。昭和48年(1973)集団移転。

袖川=戦後最盛期には6戸あり、大正期には少し上流に袖川発電所が稼動し、所員も常駐したが、発電所は昭和46年無人化。
県の集落再編成事業受け、昭和48年、残っていた5戸が集団移転し、廃村となる。


水無=昭和48年(1973)集団移転。

手代沢(てしろざわ)=矢島営林署関係。昭和36年移転。
 ◎旧・大内町
長坂三嶽 長坂稲荷神社 3/2日曜 梵天 初午梵天と言われる。8:00〜11:30。
岩谷町字川端59 新山神社 5/5 神輿 氏子は岩谷町村、岩谷麓村
高尾字蒲田197 金峯神社 7/15 獅子舞
加賀沢字加賀沢12 出羽神社 7/15 例祭
葛岡字宮ノ腰73 金峯神社 9/9 例祭
滝字大滝野1 熊野神社 5/15 例祭
羽広字軽井沢55 熊野山神社 4/19 例祭
中館字堤台204 古四王神社 4/3 例祭
小栗山字小栗山38 神明社 5/16 例祭
新田字松ノ木台101 神明社 5/8 例祭
大谷字鍋倉126 住吉神社 6/17 例祭
岩谷麓字水上116 諏訪神社 8/17 例祭
大倉沢字向沢158 諏訪神社 4/27 例祭
長坂字上長坂48 諏訪神社 9/5 例祭
羽広字鳥居脇87 諏訪神社 8/27 例祭
大浜三川字大沢20 神明社 6/10 例祭
大内三川字大沢45 神明社 4/25 例祭
大内三川字川端273 八幡神社 4/25 例祭
新沢字上村14 八幡神社 9/15 神輿、獅子舞
中田代字上ノ山141 八幡神社 5/1 例祭
深沢字神野178 日枝神社 4/25 獅子舞
米坂字家ノ前87 御嶽神社 旧・9/15 例祭
及位字及位144 三嶽神社 5/3 例祭
新沢字水無無番地 筵掛神社 5/8 例祭
中俣字諸倉89 薬師神社 5/8 例祭
大内町役場によると、新山神社以外は神輿が見当たらないとのこと。
 【大内の郷土芸能】
岩谷麓ワタワタ=岩谷麓。1月15日披露。その年の新婚家庭を子孫繁栄、家内安全を祈願しながら臼を生木の棒でたたいて廻る。鳥追文句を唱えながら、臼を叩き、餅つきの仕草をする掛け声から「わたわた」と呼ばれる。

 ≪にかほ市≫
  平成17年(2005)10/1、由利郡仁賀保町+金浦町+象潟町が合併して誕生。
 ◎旧・仁賀保町
芹田字高磯63 稲荷神社 6/12 例祭
1/2 獅子頭巡行神事
畑字宮田8 稲荷神社 5/15 御獅子祓神事
樋目野字堂ノ本58 久斯(くし)神社 9/2日曜(元・8) シャギリ、御神輿渡行列
御獅子祓神事
シャギリと御神輿渡御行列=市指定無形民俗文化財。御神輿渡御行列が簡略化されながらも昔ながらの状態で行われる。その渡御行列には、笛の囃子に化粧した男児たちが太鼓をたたき、その前に道化役の若者たちが鉦を鳴らし露払いをするシャギリが付く。このシャギリは、衣装を含め昔どおりに伝承されている。
小国字上小国39 大澤神社 5/15 例祭
両前寺字阿部館53 香取神社 3/3 例祭
田抓字中嶋37 諏訪神社 5/15 例祭
田抓字木ノ下17 保呂羽神社 7/15 例祭
平沢字清水60 仁賀保神社 7/12 例祭
平沢字鳥森72 鳥森神社 6/18 例祭
1/3 獅子頭巡行神事
平沢字家の後68 熊野神社 8/7 例祭
平沢字上町4 八幡神社 5/15 獅子頭巡行神事 獅子頭が神輿渡御の先導になる。神前には、ミズ、ネマガリタケ、シドケ、モウソウチク、ワラビなどの山菜を供える。
平沢字宮ノ前46 室内神社 3/18 例祭
院内字城前64 七高神社 6/17 例祭
1/7 七日堂御頭神事
七日堂御頭神事=獅子頭。頭部の裏側に「明暦三丁酉(1657年)七月」の刻銘がある。
院内字杉山57−4 月讀神社 9/17 例祭
小国字下腰4 神明社 5/15 例祭
三森字御堂森1 薬師神社 9/8 例祭
1/4 御神宝獅子頭巡行神事
釜ヶ台字堂ノ前12 山神社(通称:薬師神社) 5/8 番楽 県指定無形民俗文化財
冬師字冬師49 神明社 5/8 例祭 県指定無形民俗文化財
 【仁賀保の郷土芸能】
冬師番楽
=県指定無形民俗文化財。本海流番楽といわれ、神舞、蕨折り、牛若弁慶、屋島、鳥舞、翁、三番叟、三人立、山の神舞、地神舞、空臼舞、一人餅つき、番楽太郎、二人餅つき、御獅子舞、やさぎ獅子、頼光が伝承されている。
 かつては、1月13日悪魔退散、8月13日仏供養、14日番楽、19日龍馬山奉納、9月8日秋祭り、11月10日悪魔祓いで演じていたが、現在は8月14日と19日である。
 ◎旧・金浦町
金浦字木ノ浦山18 金浦山神社 5/2日曜(元・15) 神楽、神輿 上方から来た奉公人が神楽をこの地区の人々に教えた。小中学生が、神楽をして町内を練り歩く。 
2/4(毎年) 掛魚まつり
掛魚まつり(たらまつり)=用意された大きなたらを2人がかりでぶら下げて、金浦山神社まで行列し、豊漁祈願、安全祈願をして奉納される。また、勢至公園ではたら汁販売、たら担ぎ体験コーナー、たらとにかほ市特産品の販売など多彩なイベントが開催される。
金浦字砂田63 羽宇志別神社 5/15 例祭
1/2 御頭神事(十二段)
御頭神事(十二段)=現在、御頭巡幸は正月2日村中のみで行われるが、戦前は、旧正月4日上郷方面、同5日象潟方面、同7日院内平沢方面と、他町村にも行われた。
黒川字三嶽後12 三嶽神社 7/10 例祭
1/2 御神宝獅子頭巡行神事
大竹字前谷地150 須賀神社 7/15 例祭
大竹字下後12 山神社 5/15 例祭
大竹字久保田1 白山神社 7/17 例祭
1/2 御頭巡行神事
前川字下林75−2 菅原神社 5/4日曜 例祭
飛字飛ヶ崎3 塩竃神社 7/10 例祭
 ◎旧・象潟町
象潟町字妙見下67 象潟出雲神社 5/3日曜(元・15) 車切 象潟町車切保存会
昔さながらのお神輿とおくねりやシャギリ等が町内を練り歩く。各家々では、御神輿にお初穂を上げ、家内安全、五穀豊穣を祈る。
象潟町字一丁目塩越5 熊野神社 5/15 例祭
象潟町字二丁目塩越187 海津見神社 8/20 例祭
象潟町字四丁目塩越173 戸隠神社 8/28 例祭
象潟町字五丁目塩越31 豊受神社 9/15 例祭
象潟町字五丁目塩越87 筑紫神社 8/25 例祭
象潟町小滝字奈曽沢1 金峯神社 6/2土曜(元・15) 延年チョウクライロ舞 鳥海山に住む手長足長という鬼を文徳天皇の命により慈覚大師が鳥海山大権現と小滝の蔵王権現に祈願して法力でこれを退治した。その時演舞を奏して神恩に感謝のお祭りを奏した時の舞である。
象潟町小滝字石名坂24 大山祇神社 6/15 例祭
象潟町川袋字滝の下54 久志神社 5/15 十二段獅子舞
象潟町長岡字堂ノ前16 熊野神社 6/15 例祭
1/2 獅子舞
象潟町本郷字中野43 神明社 6/1 獅子舞
象潟町横岡字大森13 神明社 7/19 神楽の舞
象潟町横岡字葛畑12 神明社 5/1 例祭
象潟町関字三平田57 諏訪神社 6/5 十二段獅子舞
象潟町大須郷字坂の下14 八王子神社 5/15 十二段獅子舞
象潟町洗釜字岡崎14 八幡神社 5/15 例祭
象潟町字大塩越101 八幡神社 5/15 例祭
象潟町大砂川字トドモリ20 八幡神社 9/15 十二段獅子舞
象潟町小砂川字中磯47 八幡神社 5/15 十二段獅子舞
象潟町字上狐森185 出雲神社 5/15 例祭
象潟町字家ノ後135 稲荷神社 3/末の日曜(元・10) 湯立神事
象潟町西中野沢字中野沢43 神明社 5/15 例祭
象潟町字中橋町83 八幡神社 5/15 例祭
象潟町字象潟島8 八島神社 5/15 例祭
象潟町字入湖の澗65 和多津見神社 8/1 例祭
象潟町大森 大森神明社 7/3日曜 大森歌舞伎
大森歌舞伎=市指定無形民俗文化財。以前は稲刈り前に大森神明社境内にやぐらを組み、豊作を祈願して代々神楽が各家々を回った後に同歌舞伎が披露されたが、現在は大森神明社の例祭に演じられる。
 【象潟の郷土芸能】
鳥海山日立舞=横岡自治会館前で披露。県指定無形民俗文化財。横岡獅子舞とも横岡番楽ともいわれ、藩主生駒氏が讃岐から転封の際、随行の楽師が伝えたとされている。日立とは鳥海山の炎が信仰に結びついたものといわれ、舞は熊野神社に豊作祈願と感謝の行事として、お盆に奉納されてきた。
 7月1日が神降ろしで、8月の13、15日に演じられ、9月1日の神送りが舞い納めとなっている。
 全部で19演目があり、ほとんどが四方堅めで舞われ、3拍子と5拍子の2種類がある。


鳥海山小滝番楽
=小滝・金峯神社内伝習館ほかで披露。県指定無形民俗文化財。鳥海山を祭祀する小滝修験衆が伝えたと云われている。
 舞で使用されている面の裏に万治2年(1659)と製作年が記され、しかもそれまでに使用されていたものが壊れたために作ったとあることから、それよりもかなり前から舞われていたと思われる。
 現在、15演目を継承しており、6月の金峯神社例大祭の宵宮と8月13日のお盆に天下泰平、国土安全、武運長久、五穀豊穣を祈願して演じられている。


釜ヶ台番楽=
釜ヶ台多目的会館で披露。県指定無形民俗文化財。本海流番楽といわれ、神舞、獅子、拝舞、翁、さんば、鳥舞、餅搗、三人立、若子舞、さかさま番楽、やしま、根子切舞、二人舞、熊谷次郎、牛若弁慶、やっちゃぎ獅子、番楽太郎、四人空臼を継承しています。以前は1月16日災難除け、4月8日薬師様祭り、8月14日初棚供養、15日悪魔退散、26日六夜待ち、9月8日秋祭りに舞っていたが、現在は8月14日と8月20日(共に19:30頃〜)に演じている。

伊勢居地番楽=遊仙寺延命地蔵尊で披露。県指定無形民俗文化財。鳥海山麓一帯の本海流番楽の一つ。
神舞、やきざ獅子、熊谷次郎、番楽太郎、蕨折り、翁、三人餅搗き、空臼舞、うれしき舞、地神舞、ばくち打ち舞、鳥舞、三番叟、一人餅搗きと多彩な舞を伝える。
4月1日神降ろし、8月13日初棚供養、同26日六夜待ち、二百十日、11月15日神送りの各行事に演じていたが、現在は7月23日の延命地蔵祭の宵宮と六夜待ちだけである。

鳥追いナマハゲ(嫁つつき)=象潟町大森。小正月15日夜に子供達が、木の枝などの皮をはいだ杖状のものをもち、新婚の嫁の家に入って嫁の回りや嫁の体を軽くつつきながら唱えごとをいう。
嫁が早く出産し、婚家に長く居つくようにとの意味らしい

 ★展示場
 【出羽伝承館】
由利本荘市岩谷町字西越36п@0184−62−0505。無料。休館日:12月29日〜1月3日。月曜日(月曜休日の時翌日)。9:00〜18:00。
亀田藩地区(岩城・大内・本荘)のサテライトミュージアム  コア(中核)施設。鉄筋コンクリート平屋建て525m2。建設費は1億5990万円。祭りや史跡の紹介、昔の農機具や農村風景の写真・郷土に関する書籍・書画等を展示保存している他、体験交流や学習の場としても活用されている。また長坂稲荷神社の梵天祭で奉納される梵天を展示。