高 知 県

   ≪高幡地域≫

  
 
 須崎市、高岡郡〔津野町、梼原町、中土佐町、四万十町〕

住所  神社名 祭礼日 内容 備考

 ≪須崎市≫
      須崎:須崎、池ノ内、下分、下郷、安和
      多之郷:多之郷、神田(こうだ)、押岡、土崎、野見、大谷、久通
      浦ノ内:浦ノ内、奥浦東分、奥浦西分
      吾桑:吾井ノ郷、桑田山(そうだやま)
      上分:上分甲、上分乙、上分丙
西古市町6−12 須崎八幡宮 10/14、15 神幸祭
14日:宵祭り16:00〜 15日:本殿祭12:00〜。 御神幸祭13:00〜。 花取踊り15:00〜。
宝永の大地震(宝永4年10月4日(1707年10月28日)の津波で流された御神輿が遠く伊豆まで流され、伊豆では豊漁が続いたいう噂が流れ、この御神輿を伊豆まで迎えに行ったことが記録として残っている。
安和309 安和天満宮 10/20(毎年) 神幸祭
(12:50〜)竹練り衆・花取踊り子の宮入り
(13:00〜)本殿祭
(13:20〜) 神楽(社殿内)、花取り踊り(境内)
(14:00過ぎ〜)おなばれ(御神幸)=竹練り・花取が先導して神輿がお宮を出発。御旅所は、参道にある。
(14:50頃〜)神幸御旅所祭=花取り踊り・神楽
(15:00過ぎ〜)還幸(神輿帰宮)
多ノ郷甲1780 賀茂神社 10/20(毎年) 神幸祭 隔年に須崎の浜辺まで御神幸があったが、現在は大間まで
太刀踊り 県指定保護無形文化財
神田417 八王子神社
押岡2673 貴船神社
野見168 神明宮
大谷1202 須賀神社 10/18 花取り踊り 県指定保護無形文化財
御神幸祭14:00〜、花取り踊り15:30〜16:30
 中ノ島(なかのしま)】
地番は大谷。面積は0.23m。周囲は1.7km。最高標高は75m。昭和57年に中の島大橋で結ばれた。
人口は57人(令和2年、国勢調査)。平成17年は43人。平成7年は52人。神社は麻利志天神社。
 【戸島(へしま)】
地番は大谷。面積は0.11km。最高標高は112.8m。人口は平成12年は19人。平成22年は9人。神社は戸島神社(大谷899)。
浦ノ内東分鳴無3579 鳴無神社 8/25 海上パレード
24日:餅投げ18:30〜、前夜祭19:00〜。
25日:本殿祭(大祭)12:30〜
御神幸祭(海上パレード)13:30〜15:00では、漁船3隻を御座船として神輿を乗せ、供漁船約20隻が大漁旗をなびかせる。
桑田山乙631 桑田山神社
大谷899 戸島神社
上分甲2868 住吉神社
上分丙77 津野神社
 【須崎の郷土芸能】
野見の潮ばかり=県指定保護無形文化財。野見。海神である竜神にその年の大漁と集落の繁栄を祈り、旧暦1月14日の深夜に行われる。
五色の短冊を飾った高さ15m余りの淡竹が集落の中央に立てられる。淡竹は、夜になると木遣り唄に合わせて若者達によって悪霊鎮めの地搗をしながら浜辺まで運ばれ、干潮時に沖に立てられる。後日、その竹が沖方向に倒れると大漁、岸方向に倒れると豊作の年になると言われている。

 ≪高岡郡≫     
 津野町
 平成17年(2005)2/1、葉山村+東津野村の合併で誕生。
 ◎旧・葉山村
     上半山: 赤木、杉ノ川、白石、大野、黒川
     下半山:窪川、貝ノ川、三間ノ川、姫野々、新土居、樺ノ川、西谷、永野
赤木2140 熊野神社
杉ノ川840−1 五社神社
白石1774−5 河内五社神社
大野236 大本神社
黒川630 五社神社
貝ノ川800 大本神社
新土居 八幡神宮 9/下旬 炭鉱節、江島踊り
姫野々604−4 三嶋神社 10/最終土日 神輿
宵宮におなばれ、花取踊りの奉納
 神輿=文化7年(1810)大坂で作られた。8月10日、須崎着。13日、葉山着。本来賀茂神社用に作られたのをもらい受けたという説もあり。
床鍋 有宮神社 旧・1/25&5/25&9/25 例祭
永野852 王子神社
 ◎旧・東津野村
        ⇒船戸、芳生野(よしうの)、北川、力石、烏出川、桑ケ市
高野地区 三嶋神社 11/16(毎年) 津野山古式神楽
花取り踊り
船戸2335 船戸河内五社神社 11/2土日(元・10) 津野山古式神楽
花取り踊り
芳生野甲4519 諏訪神社 11/19(毎年) 津野山古式神楽
新田(北川1) 新田白皇神社 11/11 津野山古式神楽
宮谷(北川1199) 大元神社 7/18(毎年) 夏神祭
11/18(毎年) 津野山古式神楽
北川2257 三島神社
北川4218−5 河内五社神社 11/15(毎年) 津野山古式神楽
上郷 熊野神社 11/22 花取り踊り
 【津野山古式神楽】
国指定無形民俗文化財。延喜13年(913)藤原経高が京より津野山郷(東津野・梼原)に来国し、開拓を始め三嶋神社を祭り始めた当時より、神話を劇化した神楽を伝えたものと言い伝えられている。
五穀豊穣、無病息災その他を祈願して秋祭りに氏子が神社に奉納します。演目は「宮入り、身潔、神楽由来、幣舞、手草、天の岩戸、悪魔祓、花米、二天、山探し、弓舞、鬼神退治、猿田彦、長刀、妙見、四天」。11の素面の舞と、6つの面をつけての舞があり、舞い納めるには約8時間を要する。
現在は、毎年
 11月15日 北川地区   河内五社神社
 11月16日 高野地区   三嶋神社
 11月19日 芳生野地区 諏訪神社にて奉納される。
(時間は、いずれも12時30分頃より)
 檮原町
    四万川:上組、中の川、本モ谷、茶や谷、下組、東川、東向、富永、坂本川、六丁、井高、坪野田、文丸、神の山
    越知面:田野々、永野、井の谷、上本村、下本村、横貝、太田戸
    檮原:檮原、松谷、上成、宮野々、竹の藪、広野、仲間、上西の川、下西の川+後別当、大蔵谷、川西路、飯母、太郎川、神在居、仲洞、豊原、川井、川口
    初瀬:家籠戸、上折渡、下折渡、大野地、影野地、佐渡(さわたり)、初瀬本村、仲久保
    中平:中平、大向
    松原:松原、久保谷、島中
川西路2196 三嶋神社 10/29、30 神幸祭
牛鬼1体
津野山神楽
宵宮は牛鬼を先頭に武士行列、神輿行列が5〜600m先にある神社の御旅所に行き、その後地域を練り歩く。
茶や谷 海津見神社 4/29 牛鬼2体 竜王宮とも称する
坂本川98 西ノ宮神社
田野々1295 三嶋神社 11/3 津野山神楽 横貝、上本村、下本村、田野々集落の産土神
牛鬼の御神幸は11時〜13時、三島神社から小学校の方に廻って御旅所、そして一周する形で三島神社、翌年はこの逆に廻る。13時からは津野山神楽。
竹の藪 三嶋神社 11/23 津野山神楽
広野1398 三嶋神社
佐渡386 峯山神社
初瀬本村7 初瀬神社
下折渡93 下折渡神社
仲久保351 中久保神社
中平227 三島神社
松原384 松原天神宮
【津野山神楽
国指定重要無形民俗文化財。延喜13年(913)、津野経高が土佐梼原への入国と同時に始まったとされている。
全部で18演目(宮入り、幣舞、手草、天の岩戸、悪魔払い、大蛮、花米、二天、山探し、弓舞、鬼神退治、長刀、折敷、妙見、豊饒舞、鯛釣り、四天 など)。全部舞い終えるのに約8時間を要する。
囃子は大太鼓、締太鼓、笛、銅拍子などを用いる。
津野山神楽は10月下旬から11月にかけて各集落の神社で不定期に舞われている。
 ≪高岡郡≫     
 中土佐町
 平成18年(2006)1/1、中土佐町+大野見村の合併で誕生。
 ◎旧・中土佐町
         久礼
         上ノ加江:上ノ加江、矢井賀
久礼6545 久礼八幡宮 旧・8/14、15 神幸祭 旧・県社、土佐三大祭りのひとつ。
宵宮:深夜〜未明 御神穀(おみこく)祭=高さ6m、重さ約1トンの大松明の行列が、深夜、神社まで練り歩く。
    20:00〜  花火大会
本宮:15:00〜  御神幸
上ノ加江2804 廣埜神社 旧・2/初午 神幸祭 太刀練り
10/8 神幸祭 網代花取り踊り
矢井賀543 松尾神社 神幸祭 花取り踊り
御神幸は塩払い、一の旗に続いて松尾神社奉寄進旗、鳥毛の長柄長刀、太刀を従えた神輿の行列を鼻高天狗が先導し参道を進む。その後に地元小学生を中心とした花取り踊りが奉納される。

 ◎旧・大野見村
          ⇒奈路、吉野、久万秋(くまあき)、三ツ又、槙野々、長野、神母野、大股、萩中、下ル川、東川、竹原、野老野
大野見奈路1111 奈路天満宮 11/25(毎年) 天狗、神輿 大野見郷の総鎮守
花取り踊り ここ数年休止
大野見吉野841 嶋神社
大野見久万秋82 熊野神社
大野見寺野143 津野神社 11/7 三番叟
大野見三ツ又80−2 海津見神社
大野見竹原 竹原熊野神社 7/29&10/29 花取り踊り
大野見野老野508 野老野神社

 四万十町
 平成18年(2006)3/20、高岡郡窪川町+幡多郡大正町、十和村の合併で誕生。
 ◎旧・窪川町
      窪川:窪川、口神ノ川、中神ノ川、奥神ノ川、桧生原(ひさはら)、東川角、西川角(にしかわづの)、奈路、根々崎、宮内、根元原(こんげんばら)、神ノ西(こうのさい)、大向、若井川、若井、川口、秋丸、家地川、野地、仕出原、寺野、見付、大井野、西原(さいばら)、金上野(きんじょの)、天ノ川、峰ノ上、高野、折合
      
東又:黒石、志和峰、飯ノ川(はんのかわ)、弘見、土居、平野、道徳、奈路、数神、藤ノ川、八千数、与津地、親ヶ内、本堂、志和、大鶴津、小鶴津、向川
      
興津:旧・与津
      
松葉川:七里、勝賀野、中村、川ノ内、北ノ川、市生原(いちうばら)、一斗俵(いっとひょう)、中津川、米奥(よねおく)、作屋
      
仁井田:床鍋、影野、下呉地、魚ノ川、替坂本、六反地、仁井田(にいだ)、小向、平串、富岡、中ノ越(なかのこえ)
窪川1326 三熊野神社
口神ノ川666 羽衣神社
中神ノ川 河内神社
奥神ノ川 河内神社
桧生原547 桧生原 11/3 花取り踊り
東川角274 六十余社 地内に辷道・東川角・小久保川あり。
東川角725 厳島神社
西川角125 天神宮
奈路150 判官神社 神輿
根々崎4 礫石神社
宮内236 三島神社 本村の鎮守
宮内986 白皇神社 枝村の払川の鎮守
根元原 大元神社
神ノ西125 滝山神社
大向128 竃戸神社
若井川528 河内神社
若井84 春日神社 11/1、2 花取り踊り
秋丸243 秋丸神社
家地川108 河内神社
野地 野地神社
仕出原100 高岡神社 11/15 神幸祭(神輿5社) 流鏑馬
 高岡神社は、五社さんともいわれ五つの神社の集まり。
元はは、仁井田大明神と言われる一つの社だったのを弘法大師が、五つの社に分けたと言われています。
それぞれの神社は、独立した神社で戦国時代に仁井田(旧窪川町)を治めていた仁井田五人衆と言われる武家の神社で以下はその紹介。
一の宮(東大宮)仁井田五人衆の東氏
二の宮(今大神宮) 仁井田五人衆の西氏
三の宮(中宮)仁井田五人衆の窪川氏
四の宮(今宮)仁井田五人衆の西原氏
五の宮(森の宮又は、聖の宮)仁井田五人衆の志和氏
寺野103 河内神社
見付 大本神社
大井野404 大井神社
西原463 三熊野神社
金上野722 成川神社
金上野1109 金上野神社
峰ノ上65 天満宮
高野 檜原神社
折合 折合三所神社 集会所の脇
黒石1184 八坂神社
志和峰字後山 志和峰神社
飯ノ川字下モ中山 北野天満宮
弘見字天神山 大元神社
土居字土居ノ段山 島神社 9/1 例祭
平野115 平守神社
道徳字三ッ森 河内神社
奈路字楠ハザコ 判官神社
数神50 遠山天神宮
藤ノ川字宝山 神明宮
与津地 島神社
親ヶ内 稲荷神社 10/8 例祭
志和 志和天満宮 10/25 例祭 氏子は志和・小鶴津・大鶴津・志和峰・与津地
向川字岩谷山 岩谷神社
興津1604 興津八幡宮 10/15(毎年) 神輿 旧・郷社
宮舟1台、花台1台 花台は平成21年、復活
花取り踊り
七里1636 池野神社
七里甲1011 八坂神社
七里甲1388 鴨神社
七里甲1392 三熊野神社
市生原 高加茂神社
一斗俵 河内神社
秋丸590 秋丸神社 10/23 花取り踊り
志和 天満宮 10/25 例祭
志和 諏訪神社 10/28 例祭
米奥甲1314 白河神社 旧・7/28 花取り踊り
作屋は西ノ川(鎮守は六十余しゃ)、上作屋、(鎮守は河内神社)、下作屋(鎮守は天満宮)からなる。
床鍋671 三島神社
下呉地477 大山野神社
奥呉地106 河内神社
奥呉地261 河内神社
魚ノ川375 大本神社
替坂本 河内神社 神社は集会所に隣接
六反地433 和霊神社
仁井田1317 海津見神社
仁井田は神有集落(鎮守は海津見神社)、汢の川集落(鎮守の三日月神社は集会所に移転)、本田集落(鎮守は白皇神社)、浜ノ川集落(鎮守は嶋神社)からなる。
小向217 天神宮
平串999 天満宮
富岡(平串1116) 立山神社
中ノ越133 音無神社

 ◎旧・大正町
      東上山:大正(旧・田野々)、瀬里、希ノ川(旧・四手ノ川)、上岡、下岡、打井川、上宮、大正北ノ川、弘瀬、市ノ又、烏手、相去(あいざれ)、芳川、西ノ川、大正大奈路、大正中津川、下津井、下道、小屋加内、江師、小石
田野々(大正86) 熊野神社 8/11&11/12 神輿
牛鬼1体、子供牛鬼3体  
打井川1695 河内神社 神輿 佐賀より船に乗り大阪経由で京都で購入と伝えられている
中打井川 馬之助神社
奥打井川(打井川1349) 道又神社
大正北ノ川580 河内神社
弘瀬 大元神社
市ノ又204 氷室天神社
『南路志』三巻626ページ。文化10年(1813)発行には『日村天神 祭礼十一月廿五日 籠物鉾十一本 』とある。
烏手82 弓場神社
相去292 河内神社
芳川431 河内神社
西ノ川210 河内神社
大正大奈路896 天満宮
大正中津川750 河内神社
下津井681 仁井田神社 11/25(毎年) 牛鬼1体  
花取り踊り
江師226 河内神社
 旧・大正町は平成18年(2006)3月20日、窪川町、十和村と合併し「四万十町」となるが、
合わせて四手ノ川が希ノ川に、田野々が大正にそれぞれ改称。旧窪川町にも同名の大字が在った大奈路、北ノ川、中津川は大正を冠した。

 ◎旧・十和村
        昭和:昭和(旧・四手)、轟、窪川、小野、津賀、大井川、茅吹手、浦越、里川、野々川、大道、河内(かわうち)
        十川:十川(とおかわ)、戸川、古城(旧・烏)、地吉、川口、広瀬、井崎
昭和1211 三島神社 11/16 神輿
牛鬼
神楽、花取踊り 花取は久保川、小野、大道、河内の輪番で奉納
昭和1211 炎神社 11/18 神輿
神楽
河内神社 11/18 例祭
小野268 曽我神社 11/20 神輿1基
牛鬼1体
津賀169 河内神社 11/8 例祭
大井川2226 大井河神社 11/15 神輿
牛鬼
神楽、花取踊り
茅吹手186 河内神社 11/10 例祭
浦越268 河内神社 11/10 例祭 伊勢踊りは正月4日と9/11に奉納
里川181 河内神社 11/2 例祭
野々川51 河内神社 11/2 神楽休止
上大道 河内神社 11/23 神輿1基
下大道(大道1256 黄幡神社 11/22 例祭
河内361 河内神社 11/7 神輿 花取踊り
 旧・昭和村は昭和32年(1957)8月1日、隣村の十川村と合併し「十和村」となるが、合わせて昭和村の村役場の四手を昭和。また黒川が里川、細々が河内、烏が古城、大野が十川に名称変更した。
十川952 星神社 10/28(毎年) 神輿3基   
牛鬼1体  
花取踊り
神輿と牛鬼が約1.5kmの町中を練り歩く。神社の境内では花取り踊りが披露される。
戸川430 黄幡神社 11/28 神輿
牛鬼
花取踊り
古城1376 八幡神社 10/31 神輿1基   
牛鬼1体 花取り踊り  
地吉855 地吉八幡神社 11/1(毎年) 神輿1基   
牛鬼1体  
花取り踊り、五ツ鹿踊り
十和川口283 八坂神社 11/1 神輿
牛鬼
花取り踊り
広瀬582 河内神社 11/6 神輿
花取り踊り
井崎1165 八坂神社 11/12 神輿
花取り踊り
 『十和村史』昭和59年、十和村発行。1048ページには「神楽、花取踊り、牛鬼などが多く見られ各社賑やかである。以前は神幸そのものが賑やかで祭りの中心をなしていたが、近年は花取踊りが中心になりつつある。祭式作法も古風なものがみられる。また五ッ鹿踊り、牛鬼、賽銭箱、ひょうげ役といった伊予文化圏の影響を受けたものが目立つことも十和村秋祭りの大きな特色である。」とある。