宮崎県

 ≪北部地方≫

    延岡市、日向市、東臼杵郡〔門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町〕、西臼杵郡〔高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町〕

住所  神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪延岡市≫
 平成18年(2006)3/20、延岡市に東臼杵郡北浦町、北方町が編入合併。
 平成19年(2007)3/31、延岡市に東臼杵郡北川町が編入合併。
 ◎旧・延岡市
小野町5917 天神社 ? 
出北町三丁目131−21 出北神社 ? 
山下町一丁目387 今山八幡宮 11/23 神幸祭
天神小路292 亀井神社 9/23 神楽
熊野江町1741 熊野江神社 ?  だんじり廃絶  
須佐町5357 須佐熊野神社 10/30 神楽
大峡町7967 竹谷神社 10/30 神楽
 【島野浦島】
面積は2、82km2。周囲は15、5km。人口は1163人(平成17年)
島野浦町観頭549 島野浦神社  11/中旬 神輿 海上パレード、神楽
だんじり2台 白浜、奥納屋・地下
ヨド(宵宮):神輿が町内を巡幸する。(神輿小屋(御旅所のこと)2ヶ所あり、年交代で泊まる。夕方から神楽(熊野江神楽)が24頃まで奉納される。
 本宮:式三番の神楽奉納があり、8:00頃から神輿の町内巡幸が始まる。太鼓台は神輿の巡幸に遭わないよう町内を練る。そして、神輿が神社に帰還する12:00頃、神社前の広場で待ち受け、宮入りする神輿を阻止しようと競り合いになる。
 神幸は塩撒き・着面・宮司・氏子惣代・地区役員・神輿で練り、太鼓台は別行動をとる。昭和20年代までは、港内に甲板が平らな木造船5、6隻を並列に浮かべ、そこまで船で太鼓台を運び船上で踊った。
神輿=明治期の作。平成23年(2011)1/29、修復入魂式。宮大工の小澤存による。
前回は昭和7年の修復で76年ぶりの修復。

 初代は江戸期の作。
だんじり(太鼓台)=昭和10年代制作。担い棒や幕は外して保管。柳飾りなど装飾物は破棄する。
2台(白浜、奥納屋・地下)あるが年交代で祭りにでる。太鼓台を出さない地区は神輿を担ぐ。屋根は布団ではなく格子木枠に色紙を貼っている。かつては若連中が運営していたが、現在は消防団(2地区)となっている。
 【延岡の郷土芸能】
行縢(むかばき)臼太鼓踊
天正6年(1578)、豊後の大友宗麟が日向に攻め入り、薩摩の守る高城を包囲したとき、島津軍の伊集院という大将が自軍の士気を鼓舞するため、諸隊に命じて陣太鼓、法螺貝、鐘を鳴らして躍らせたという。この踊りを見た大友軍は、戦陣で音曲、踊りとはと嘲笑し油断したが、その隙に島津軍はあらかじめ仕組んでおいた堰堤を切り落とし大友軍の大半を溺死させ、大勝したと伝えられる。この時、平田美濃守光守という豪傑は、40貫(約150kg)もある大臼を首に掛けて踊ったと言われ、後になって、この平田一族が浪人となって南方に住み着き、この踊りを伝えたものが「行縢臼太鼓踊り」になったという。
 大友氏に滅ぼされた土持氏や行縢大日寺宗門徒の一揆供養のために始められが、後に五穀豊穣や雨乞いなどのために行なわれたと言われている。

伊形花笠踊り=市指定無形民俗文化財。伊形地区に伝わるが、雨乞いの行事・津波・大潮と発祥の説はいろいろある。
 かつては、旧暦の7/16、17に奉納されていたが、現在は8/15の龍神祭で奉納され、16日海岸で笠流しを行い、一連の行事が終了。
 【第●回まつりのべおか20●】
8月初旬開催。2010年で34回を数える。主催はまつりのべおか推進協議会。
土曜:中央通・川中シンボルロードにて、出会い神輿。太鼓競演会、ばんば総踊り。お旅所神楽奉納
日曜:大瀬橋上流河川敷にてまつりのべおか花火大会
 【城山かぐらまつり】
11月初旬、城山公園二の丸広場で開催。主催は城山神楽実行委員会。
1997年、神楽の保存伝承活動を通して地域交流、青少年健全育成、地域興し等に繋げようと、宮崎県延岡市(伊形・大峡・尾崎・鹿狩瀬)、同北川町(川坂)、同北浦町(歌糸)、同北方町(椎畑・美々地)、大分県佐伯市蒲江(竹野浦・第2回より参加)の保存会が連携して開催。毎回、県内外の保存会を招聘し県境を越えた広域的な活動となっている。
 ◎旧・北浦町
古江 天野神社 旧6/16 子供太鼓台4台
(本村、浜中、中野内、地下)
※一番大きな神社で、各村の太鼓台はここと鎮守の祭りに出る
北浦町市振577 市振神社 旧11/17、18 神輿
だんじり2台 平成18年、20年ぶりに復活  
神楽
ヨド(宵宮):神事のあと神楽10数番が奉納。21:30頃に終了。
本宮:翌朝、神事のあと地区内を神幸する。先ず神社旗、塩祓いという猿田彦、房付棒(オオトリゲ・コトリゲ)、太鼓、神楽舞子、宮司、神輿、御幣、弓矢持ち、矢立、氏子惣代、地区役員と続き、太鼓台が最後。ただし太鼓台は列から離れ自由に行動する。
だんじり2台=制作年、大工 等は不詳。平成18年、20年ぶりに復活。昭和初期と昭和40年代に修復。
古江本村(古江1891) 古江神社 11/2、3 神幸祭
子供太鼓台2台 本村、浜中
ヨド(宵宮):神楽。本宮:稚児行列、神輿、だんじり。
中野内(北浦町古江403乙 八王子神社 旧9/15,16
土日の時のみ出す)
子供太鼓台   
古江地下(北浦町古江539―乙 地下神社 旧9/18,19
(土日の時のみ出す)
子供太鼓台1台   
阿蘇(北浦町古江2949ノ乙) 阿蘇天神社 旧10/17、18 神輿
だんじり1台   
海岸地区神楽 阿蘇公民館前で神楽奉納
直海(北浦町市振3732) 直海神社 旧10/16、17 神輿
だんじり 過疎化のため休止
古江神楽 JA延岡北浦支店前で神楽奉納
北浦町宮野浦370 宮野浦神社 11上旬〜下旬 例祭
北浦町三川内1147 三川内神社 112、3 神輿、だんじり
三仙台神楽
北浦町三川内大井 大井白山神社 11/1 三仙台神楽 大井農業集落センターで、神楽奉納
北浦町三川内歌糸 歌糸菅原神社 112、3 神輿、だんじり
三仙台神楽
北浦町三川内梅木 鴟尾神社 113、4 神輿、だんじり
三仙台神楽
北浦町下塚 産土神社 114、5 三仙台神楽 下塚公民館で神楽奉納
北浦町市尾内 菅原神社 113、4 三仙台神楽
 【三川内(みかわち)の神楽】
『北浦町史〜通史編〜』によると、三川内地区には、「岩戸」の演目を重要とした岩戸目標系の神楽が伝承され、霜月に奉納されている。
神楽は神社の拝殿で舞われ、拝殿の前庭には神を観請した御棚をしつらえ、また、面舞以外は二人舞であり、畳二畳の広さの舞座で舞われている。神楽の起源は、遅くとも江戸時代後半には舞われており、明治期から今と同じ演目であったと思われる。
  ◎旧・北方町
美々地 美々地神社 123土曜 美々地神楽
菅原 菅原神社 122土曜 菅原神楽
荒平 荒平神社 123土曜 荒平神楽
早下 早日渡神社 123土曜 早日渡神楽
下渡川 猪の内神社 121土曜 猪の内神社神楽
平の内 平の内神社 121か2土曜 平の内神楽
早中 打扇神社 4土曜 早中臼太鼓踊り
 【北方の郷土芸能】
菅原神楽
=12月初旬。椎畑、日平、槙峰、滝下地区で夜を徹して舞う。

上鹿川神楽=鹿川渓谷の今村、東の内で受け継がれていた神楽。

笠下臼太鼓踊り=旧暦11月17日前の日曜に笠下観音堂で踊る。
  ◎旧・北川町
 【北川ふるさと夏まつり】
8月お盆に開催。会場は北川運動公園。延岡市北川町総合支所主催。平成23年(2011)で28回を数える。
家田盆踊り、北川音頭を披露。最後は花火。
 【北川の郷土芸能】
川坂神楽=3月中旬、川坂母子健康センターで開催。川坂神楽保存会主催。
神楽33番の内、代表的な舞を夜半式神楽(3〜4時間)で披露。
北川小学校児童による子供神楽もある。御神酒や郷土料理のふるまい、餅まき等が行われる。神社では岩戸神社。


白石神楽=12月に白石神社で奉じられると聞くが?

 ≪日向市≫ 
 平成18年(2006)2/25、日向市に東臼杵郡東郷町を編入合併。
 ◎旧・日向市
細島 細島八幡宮 7/下旬 神輿 海上パレードする
だんじり2台 南若、東若 
初代町長は和歌山から移住し回船問屋を営んでいた「紀之国屋」の4代目当主であったが、明治22年に町制施行という慶事に阪神地域の太鼓台を移入したと伝わる。
南若昭和48年清正・吉野川・地蔵の3地区で南若太鼓台保存会を結成。
=平成11年制作。布団屋根は赤色5段。
 明治23年(1890)創建。

東若
明治22年(1889)創建。布団屋根は赤・黄・青・白・紫の5色5段。
伊勢ヶ浜1 大御神社 天翔獅子
財光寺往還町7260 五十猛神社 11月 ほうき踊り、神楽
本町10−20 幸福神社
富高5895 富高八幡神社 9月 富高神楽
美々津 立磐神社 11月中旬
 ◎旧・東郷町
山陰神社 11月上旬〜中旬 小野田神楽
東郷町山陰乙2014 福瀬神社 11/2土日 福瀬神楽
寺迫八幡神社 11月上旬〜中旬
東郷町山陰庚2230 迫野内神社 11/3日曜 迫野内神楽
東郷町坪谷 坪谷神社 11/22、23 坪谷神楽
坪谷臼太鼓踊り
伊佐賀神社 11/2土曜 越表神楽
東郷町八重原迫野内622 八重原神社 11/3土曜 八重原神楽
東郷町山陰丁3 羽坂神社 11/22、23 羽坂神楽
鶴野内神社 11/3土日 臼太鼓踊り

 ≪東臼杵郡≫     
 門川町
門川尾末8927 尾末神社 11/2土日
(元・旧10/15)
神輿
太鼓台3台 尾末、上納屋、下納屋
ヨド(宵宮):神事の後、お日待神楽10数番奉納。23:30頃終了。
本宮:早朝に水浴して体を清めた24人が神輿を担いでの御神幸。これに布団三段の太鼓台が三台加わってだんじり練りが行わる。

神幸は塩を入れた三宝を持つ塩祓いが先頭、塩を撒きながら進む。地区惣代が道案内し、地区境で次の地区の総代と替る。ハレ厄にあたる男性二人が猿田彦・天鈿女に扮し御神幸の先祓い、続いて神社旗、赤・黄・緑・紫・白五色の幟、神輿、宮司、神官3名、太鼓や笛を奏する伶人、氏子総代11名が連なる。この後、尾末・下納屋・上納屋の太鼓台3台、子供神輿5台が続く。
 神幸のコースは、途中5ヶ所の御旅所で神楽の奉納がある。
子供神輿は自分の地区は隅々まで廻る。15:00頃、神幸は帰ってくるが神社前の赤沢家で直会をして神社に入る。太鼓台も赤沢家で御神酒を頂いた後、社殿を3回廻り宮司の拍手で終了となる。
太鼓台(だんじり)=太鼓台は明治期巾着網の漁師たちが四国から移入したものと云われている。昭和初期、昭和40年代に修復。
布団屋根は3段。色は、尾末は黒・赤・白。下納屋は黒・赤・緑。上納屋は黒・赤・青。
門川尾末1728?1 門川神社 11/23 小園臼太鼓踊り
門川尾末6343 中山神社 1/7 裸参り 年男がふんどし姿で参拝する
門川神楽
加草2939 加草神社 11/23 門川神楽
川内4951 川内神社
庵川2565 庵川神社
 諸塚村
家代 家代神社 7/2日曜 神輿 神楽、棒踊り
練りふみ=亨保年間、家代に疫病が大流行し、多くの死者が続出した。そこで人々は家代神社の祭神スサノオノミコトに疫病退散の祈願をこめ、旧暦6月15日に神楽とともに“ねりふみ”を奉納したのが始まり。今では男子青年だけでなく、女子青年、中学生も伝承保存に努めている。
飯干 春、秋 団七踊り
七ッ山 桂正八幡神社 11/15 桂神楽
桂神楽江戸末期に神官宅の火災で、その記録を全て焼失しているため口伝えとそれを筆写したわずかな記録しか残っていない。椎葉村の利根川神社、高千穂町黒仁田の神楽と同系統と言われている。
戸下 戸下神社 1/最終土日 戸下神楽
南川 南川神社 2/最初土日 南川神楽 南川神社神楽保存会
南川神楽民家持廻りで毎年実施。その民家の庭には神高屋(みこや)が設けられ、四方の柱には椎の木、屋根は、青竹で作る。
そこで二十余りの神面をかぶり行列で舞いながら神高屋に舞い込み、八百万神々を迎え、夜を徹して舞われます。
 椎葉村
 ■下福良地区
十根川、仲塔、奥村、財木、木浦、胡麻山、夜狩内、上椎葉、村椎、若宮
十根川 十根川神社 11月 十根川臼太鼓踊
氏子は十根川、大久保、椎原(しいばる)、鹿野遊(かなすび)、内の八重(うちのはえ)の五集落。
 ■大河内地区
栂尾、大藪、大河内、合戦原、矢立、竹の枝尾、小崎
栂尾 栂尾神社 11/3 栂尾臼太鼓踊
栂尾臼太鼓踊=以前は昭和46年までは旧・10/5、6に踊られた。
明暦2年(1656)頃、栂尾を訪れたせみょう法師という人物が伝えたという。法師は、京の有名な能役者の子で平家落人とともに椎葉へ移り住んだと伝える。
 踊りの人数は決まっていないが、現在12人である。先頭から2人目までの太鼓持ち、後に続く鉦たたきの2人、都合6人はカシラと呼ばれ、踊り手は毛がさと美しい鳥毛を背負い、太鼓持ちは日月を描いた的をつける。
 演目は「しせつ(神の踊)」、「羅生門」、「お船・富士の巻狩」、「人の小娘」、「酒屋」、「うすきど(旗納め)」の6つがある。
 「羅生門」は、大江山の鬼退治物語で、神楽の鬼神面と同じものをかぶり、鬼を演じる。それぞれの演目は、打ち入り、庭けき、入れ、中入れ、輪踊、庭ぞろい、竿踊、庭ぐち、引きなどで構成される。
 衣装は、紋付き羽織、たっつけばかまにかさをかぶり、草履を履き、鳥毛を背負うのが基本である。
 踊りの運びは、まず神社本殿入り口の鳥居の下で素足のまま2列に並び、太鼓、鉦を打ち鳴らす。次に拝殿前の踊り庭で「しせつ」を踊る。
 下の神主宅で昼食、酒宴を済ませた後、六尺棒を持つハリバンを先頭に踊り庭に向かい、本踊りに入る。
 踊り手は太夫側と頭側に分かれて、2列に並んで踊ったり、輪になって踊ったりする。最後の「うすきど」では、踊り手、鉦打ちは鳥毛を外し、村人全員が御幣、ササ、のぼりなどを手に、踊り手と一緒になって踊る。
 ■不土野地区
尾前、向山日当、向山日添、尾手納、古枝尾、不土野
尾前神楽=当日10:00午前10時頃より御幣切り、13:00頃六社山の神社本殿へ神迎えに登る。宮司以下、神楽子や村人が山上の本殿に登り本殿祭を行う。本殿の拝殿で、一神楽・大神神楽・花の手・扇の手の四番を舞う。本殿祭が終わると、太鼓を打ちならしながら山を下り、拝殿に戻り神前に御幣等をおさめる。神楽は18:00頃から始まる。
 ■松尾地区
栗の尾、畑、水越
不土野尾前 尾前神社 12/13、14 椎葉神楽
下福良 椎葉厳島神社 12/13 上椎葉神楽
大河内 大河内神社 旧・8/15 大河内臼太鼓踊 十五夜踊りとも称される
不土野 11/3 臼太鼓踊・山法師踊 どちらかを奉納
臼太鼓踊=戦前までほとんどの集落で、が奉納されていた。
現在は、栂尾(つがお)、大河内、大藪、十根川、不土野の5集落である。


山法師踊=臼太鼓と同系統の芸能、不土野と小崎で伝承。
小崎は明治28年(1953)までは旧8/15、16に住吉神社隣広場で、臼大鼓踊に引き続き踊られた。現在はイベントなどでのみ踊られる。
 【椎葉神楽】
 国指定重要無形民俗文化財。
椎葉村88郷のうち、神楽面を伝えているのは、昭和57年2月現在で32カ所、神楽を開催しているのは26ヶ所である。
 【上椎葉ダム(日向椎葉湖)】
昭和25年(1950)着工。昭和30年(1955)竣工。73戸、学校1校水没。水没面積386.9ha。殉職者105人。

 美郷町
平成18年(2006)1/1、北郷村+西郷村+南郷村が合併し美郷町誕生。
 ■西郷町
田代 田代神社 7月初旬 御田祭 県指定無形民俗文化財
11月下旬 若宮神楽
御田祭=平安時代から続く田植え祭りで、豊作と無病息災を願って行われる。神輿や牛馬が泥しぶきを上げて宮田に入る珍しい祭りとあって、県内外からの観光客で賑わう。
田代神社は田代地区の鎮守で標高900mの日陰山中腹にあり、祭りの日は、集落近くの上円野神社まで神霊を降ろし、そこから御神体を神輿に載せて上の宮田を経由し、中の宮田へと御神幸が行われる。
この上円野神社からの御神幸には、神輿の周りを笛、太鼓、獅子舞などが一緒に練り歩く。
 中の宮田ではまず田代小学校の各学年ごとに1基ずつ作られた子供神輿は先生や父兄と共に神田に入る。
神輿を担いだ若者が練り歩き、牛馬が泥を跳ね上げて駆け回る。この時、牛馬が駆け回る時にあがる泥しぶきを浴びると、無病息災の御利益があると言われている。宮田が整地された後、早乙女姿の女性たちが平安時代の歌謡の「催馬楽(さいばら)」に合わせて田植えを行れ古来の稲作神事が忍ばれる。
■土曜(前夜祭)=歌謡祭や花火大会。

■日曜
(8:00〜)上円野神社神事(8:50〜)御神幸行列出発
(9:20〜)上の宮田着 
(9:40〜)豊年祈願太鼓
(10:30〜)祭典、子供神輿入れ、豊年神楽奉納、青年神輿入れ、牛馬入れ(随時)
(11:30〜)田植え神事、田植え
若宮神楽=町指定無形民俗文化財。年の神神社の神楽殿において、大祭前日は、「シメ神楽(序盤の地割から三番の御大神神楽まで)」が奉納され、当日は夜明けとともに一番の「住吉神楽」を奉納し、シメおこし(竹割り行事)が行われる。
 大祭夜中に舞われる、「蛇まき(蛇のけんか)」は、藁で作られた雄と雌の大蛇がからみあう様が表現され、雌の大蛇が勝った年は大豊作、雄が勝った年は大不作と言われている。この舞いに使われる二匹の大蛇は、昔から花水流区の方々により作られる。
 ■南郷区
神門小路前田 神門神社 1月下旬金土日 師走祭り
師走祭り=旧暦12月14日から同16日に当たる日程(昭和10年代までは9泊10日間の日程で行われていた)で、比木神社(児湯郡木城町鎮座)の一行がフクロガミ(袋神、花笠ともいう)を奉じて、延々約23里におよぶ決まりの道を神門神社(東臼杵郡南郷村鎮座)まで巡行し、そこに滞在して帰る祭りで、往古、異国神(百済王の一族)がこの地に定着したとする由来伝説が語り継がれている。
 神門神社に向かう「上りまし」にはお旅所に待ち受ける人々や沿道の篤信者は、フクロガミのふくらみ方や色合いによって年占をなしたほか、大根・にんじんなどの収穫物をフクロガミ巡行の路上に姿を表さないで差し出して置いたり、地区挙げて篝火をたいて迎えるなど、種々の習俗が伝えられている。
一行が帰路につく「下りまし」の際には、オサラバと称して、ヘグロ(墨)を顔に塗り、ショウケ(竹で編んだ笊)などを振って送る慣わしがある。


 ≪西臼杵郡≫
 高千穂町
 ■高千穂地区
三田井1037(中川登) 高千穂神社 4/16 神幸祭
12/中旬日曜 昼神楽 中川登集落センターにて
正午すぎ、高千穂署の署長が跨る御神馬を先頭に、神楽隊や棒術隊などを従えた御神幸行列が高千穂峡へ浜下りする。峡内のオノコロ池では故事にならって、氏子らが担ぐ神輿が水に入り、池の中を3周する。
三田井(上川登) 赤石神社 9/26 奉納相撲
12/中旬土曜 日神楽 上川登公民館にて
三田井宮尾野 荒立神社 7/29 例祭
三田井713 くしふる神社 10/10 奉納相撲
三田井北 菊の宮神社 11月中旬 昼神楽 菊の宮神社神楽殿にて
三田井(下川登) 逢初天神 12/1土曜 夜神楽 下川登センターにて
三田井(浅ヶ部)  磐下大権現 12/中旬土曜 夜神楽 神楽宿にて
三田井(上川登)  赤石神社 12/中旬土曜 日神楽 上川登公民館にて
押方(五ヶ村東) 中畑神社 11/下旬土曜 夜神楽 五ヶ村東活性化センターにて
押方3371−3(芝原東)  芝原神社 11/下旬土曜 夜神楽 芝原神社社務所にて
押方(跡取川)  二上神社 12/1土曜 夜神楽 跡取川活性化センターにて
押方(上押方) 嶽宮神社 12/中旬土曜 夜神楽 上押方鎮守乃社たけみや
向山6781(秋元)  秋元神社 3/21 例祭
11/下旬土曜 夜神楽 神楽宿にて
向山(尾狩) 山中神社 1/中旬土曜 夜神楽 神楽宿にて
向山(黒仁田) 柘ノ滝神社 1/下旬土曜 夜神楽 黒仁田活性化センターにて
向山(椎屋谷) 椎屋谷神社 11/下旬土曜 昼神楽 神社にて
 ■田原地区
田原(下田原)  広福神社 1/下旬土曜 夜神楽 下田原ふれあい館にて
田原640(上田原) 熊野神社 2/10 夜神楽 神楽宿にて
河内32-2(城山)  熊野鳴瀧神社 1/上旬土曜 夜神楽 神楽宿にて
 ■岩戸地区
岩戸1073-1 天岩戸神社 9/22、23 神幸祭
22日:東本宮で天岩戸神楽奉。23日:西本宮で天岩戸神楽・棒術を奉納。午後は神幸祭。
岩戸(上永の内) 御霊神社 11/下旬土曜 夜神楽 神楽宿にて
岩戸(五ヶ村) 歳神社 12/1土曜 夜神楽 神楽宿にて
岩戸(野方野)  石神神社 12/2土曜 夜神楽 野方野ふれあい四季彩館にて
岩戸(大平) 石神神社 11/下旬土曜 日神楽 石神神社にて
岩戸(黒原)  幸崎神社 12/2土曜 日神楽 黒原地区ふれあい広場あすか
岩戸2573(上寺)  落立神社 12/2土曜 夜神楽 上寺集落センターにて
 ■上野地区
上野(玄武) 上野神社  11/22 夜神楽 神楽宿にて
上野(下組)  柚木野神社 11/22 夜神楽 神楽宿にて
上野(黒口)  黒口神社 11/24 夜神楽 黒口研修施設にて
下野(下野西) 下野八幡大神社 11/22 夜神楽 神楽宿にて
 【神話の高千穂夜神楽まつり】
高千穂神社神楽殿で、11月22日:18:00〜22:00。11月23日:10:00〜23:00と2日に渡って33番の神楽が奉納される。
 日之影町
岩井川2822 大人神社 10/10 大人歌舞伎 県指定無形民俗文化財
大人歌舞伎=県指定無形民俗文化財。
天明年間(1781〜89)に定着したと伝えられる農村歌舞伎。領民に慕われていた岩井川中崎城主甲斐宗摂の供養のため、命日の9月9日に念仏踊りやばんば踊りを奉納していたのが、いつしか彼の好んだ歌舞伎を奉納するようになり、後に大人神社の例大祭に奉納されるようになったと伝えられる。
岩井川2422−1 岩井川神社 1/成人の日と前日 岩井川神社神楽保存会 12:00〜翌12:00
椎谷 秋葉神社 5月第一日曜・12/1土曜 椎谷神楽 13:00〜16:00
波瀬

波瀬神社

12月14日・3月下旬 深角神楽 波瀬神社神楽保存会、
宮水 宮水神社 4月第1金曜・11月下旬土曜 深角神楽 宮水神社神楽保存会
大菅 大菅神社 12月中旬 深角神楽 大菅神社⇒公民館。19:00〜翌14:00。
鹿川 鹿川神社 1月中旬 岩戸神楽 15:00〜24:00
古園 仁田原稲荷神社 3月中旬 深角神楽 稲荷神社神楽保存会
阿下 阿下神社 12月中旬 四ヶ惣神楽
新町 新町神社 1月第1土曜 四ヶ惣神楽 新町神社神楽保存会。10:00〜12:00
八戸上

八戸上神社

4月第1日曜 四ヶ惣神楽 八戸上神社神楽保存会。10:00〜12:00
平清水 平清水高九社神社 2月中旬 岩戸神楽 10:00〜16:00
古園 天神神社 12月中旬 岩井川神楽 神社⇒公民館。13:00〜18:00
小崎 小崎神社 12月上旬 岩井川神楽 小崎神社(13:00〜)
小崎公民館(19:00〜翌1:00)
糸平 小川平神社 12/22 岩井川神楽 13:00〜15:00
 日之影町の神楽
日之影町には現在27の地区で4種の神楽が各神楽保存会により伝承されている。

岩戸神楽
 ⇒椎谷、高巣野、平清水、戸の口、楠原、竹の原、中村、中川、上下顔、鹿川

四ヶ惣神楽
 ⇒阿下、舟の尾、新町、八戸上
深角神楽
 ⇒深角、一の水、波瀬、宮水、 松の内、奥、大菅、新畑

岩井川神楽
 
⇒大人、上小原、古園、大楠、小崎、追川、 糸平、興地、星山、矢形の的
 【日之影の郷土芸能】
深角団七踊り=
深角団七踊り保存会により8月のお盆に供養踊りと共に奉納。

松の木地区田植え踊り
=松の木地区田植え踊り保存会。平成9年、復活。

ヤンソレ踊り
追川ヤンソレ保存会旧暦の8月の祭礼に奉納
明治27年、大分県角野神社に悪病避けの踊りとして伝わったものを、追川の山口綱吉氏が習い覚えて持ち帰り、村人に教え伝えたもの。


棒術
=古園保存会。旧岩井川古園の仁田の原に庄屋があり、棒術の手ほどきを受けた古園や上小原の村人たちがその警備にあたったものと言われ、その後、武道としての棒術が時代とともに踊り化されて伝わっている。

高鍋宇納間踊り
=樅木尾集落で継承。小原小学校の運動会で披露されている。
高鍋、宇納間方面から伝わった踊り。
 五ヶ瀬町
三ヶ所8736 三ヶ所神社 4月中旬 神楽
9月4土曜 荒踊奉納 国指定重要無形民俗文化財
11月下旬 宵神楽 三ヶ所神社神楽保存会、五ヶ瀬中等教育学校神楽クラブ
三ヶ所神社神楽=伊弉諾尊と伊弉冊尊の夫婦神が降り立ったとされる二上山を御神体とする神社の神楽。
三ヶ所神社神楽保存会。11月下旬の土曜。11:30〜宮の原生活改善センターにて。三ヶ所神社神楽保存会のほか五ヶ瀬中等教育学校神楽クラブが神楽を奉納。16:00頃からの奉納相撲大会では、泣き相撲から一般の相撲、地区対抗戦が行われる。地元婦人会によるバザー。
坂狩 中登神社 9/4日曜 荒踊り奉納 国指定重要無形民俗文化財
前日に三ヶ所神社で奉納された荒踊り奉納。
桑野内土生 桑野内神社 4月中旬 桑野内神楽
9月中旬 桑野内神楽
1/2土日 桑野内神楽
桑野内神楽=桑野内神社の神々を迎え入れ、高千穂の岩戸神楽の流れを受けた「神楽」三十三番を翌朝まで舞い奉納。
1月第2土日。18:00〜翌9:00頃。桑野内地区の下組生活改善センター。
桑野内横通 古戸野神社 9/23 神楽奉納
1/2土日 古戸野神社神楽
神楽、団七踊り、戸田流棒術が奉納。参集殿では、少年剣道大会が催される。
古戸野神社神楽=桑野内神社の神々を迎え入れ、高千穂の岩戸神楽の流れを受けた「神楽」三十三番を翌朝まで舞い奉納。
古戸野神社神楽保存会。1月第2土日。土曜日の18:00〜翌9:00頃まで。集落持ち回りで民家を神楽宿とする。
鞍岡6066 祇園神社 7/15、16(毎年) 森巻き神事 森巻き神事で始まり、午後は御神幸行列が町中心部を練り歩く。
10/2土日 祇園神楽 祇園神社秋季大祭(おくんち)
鞍岡大石の内地区 天津神社 11/下旬土曜 祇園神楽

天津神社大祭(おてんとうさん)

森巻き神事=延宝2年(1674)に始まった。茅(ちがや)を編んでヤマタノオロチに見立てた大蛇を作り、御神木に巻き付け、一夜作りの御神酒(甘酒)を供える神事。15日、8:00〜。
15日、12:00〜神幸行列。小学生による鼓笛隊、中学生による棒術・薙刀、小学生による薙刀、一般の棒術などの郷土芸能が披露される。
天津神社大祭(おてんとうさん)=16:00〜。祇園神楽の奉納、子ども相撲大会(18:00〜)、地元婦人会によるバザーなど。
 【五ヶ瀬の郷土芸能】
臼太鼓踊=鞍岡。平家一族が、秘境椎葉の山里に至る途中、鞍岡の里で華やかな京の都を偲びつつ踊ったのが始まりであると伝えられている。

団七踊=三ヶ所、桑野内。無礼討ちにあった百姓の娘二人が江戸に出て修行に励み、後に親の仇を討つという物語。事件の発端から仇討ちまで、口説音頭に合わせて踊り続ける。

 ★展示場
 【椎葉民俗芸能博物館】
椎葉村大字下福良1822−4。開館時間:9:00〜17:00。 0982−68−7033。休館日:年末年始。平成7年(1997)4/26開館。
臼太鼓踊りの展示、椎葉神楽面の展示、春祭り 的射の展示、椎葉神楽の御幣の展示。