※ 検索エンジンからこられた方へ: こちらの新しいバージョンをご覧ください。 (2013-01-28 追記)

岩瀬順一の「半切断を用いた,実数体のすばやい構成法」

Dedekind の切断にならうが, 有理数全体ではなく,正の有理数の切断を考える。 さらに,上組は忘れて,下組だけを考える。 それを「半切断」と呼ぶ。

これらの集合が,正の実数の集合になる。 正の有理数は,「それ未満の正の有理数からなる集合」として, この集合に埋め込める。

和・積は, 二つの半切断の要素すべてにわたった和・積のなす集合と定義できる。。

完備性,すなわち,空でなく有界な実数の部分集合には上限がある, の証明も簡単にできる。

正の実数全体から実数全体を構成するのは, 自然数全体の集合から整数全体の集合を構成 し,整数全体の集合から有理数体を構成するのとまったく同じである。

英文の pdf ファイルで,A4判2ページ。

※ トップページから行けますが, こちらからも行けます。 Rapid Construction of Real Numbers by Half-Cuts.

(検索エンジンのために:「実数」「定義」も書いておく。)


岩瀬順一 (IWASE Zjuñici)