天上の華 制作秘話(^^;

「仮にも小説という表現方法を選んでおいて、それ以外の文章で説明を加えるものではない」

という訳で、ちょっと控えめにしようかな〜と思いまして、こういう感じにしてみました。
(その割には、しっかり表からも入れますが(笑))

 このお話は、95年11月に出した泉の個人誌に載せたお話です。

 ちょっと長いですけど、当時のフリートークをそのままのせてみますね。

>以下
「この話は誰が何と言っても、私はハッピーエンドだと思う」
 と、いう訳で、いかがでしたでしょうか?
 ちょっと意味の分かりにくい話になってしまったかな〜と、少し心配しています。
 あまり細かいことは気にしないで、雰囲気で読んでくれたらいいな〜とか………(^^;

 この話がハッピーエンドなのは、珠鴬と和沙の幸せが「二人一緒にいること」なので、結果的にハッピーエンドだと私は思っています。

 「彼岸花について」
 実は私、彼岸花ってあんまり沢山咲いてるのを見たことはないんですよ…。家の方は田舎だけど、山を切り崩してつくった住宅地なので、田圃とかはないんです。でも、ちらほらと見かけた事はあって、印象に残っていました。
 その華が彼岸花だとはっきり名前を知ったのは、多分高校の帰り道だったと思います。
 「火事になる〜」の話も、その時友達に教えてもらいました。
 真っ紅で、とても綺麗で私は好きなのになと、その時思いました。今もそう思っています。
 だけど最近ではそんな不吉な華という言われ方もあまりしないでしょうね。友達の中にも、庭にこの華が咲いているという人もいましたし……。今回はあえてマイナスのイメージで書いてみましたが、すごく好きな華です。でなきゃ本なんて作らないよね。
 ちなみに、彼岸花に毒があるのは本当らしいです。ただし、触った後によく手を洗えば平気な程度だとか。根はよくさらせば食用にもなるそうで、飢饉の時に備えて昔の人が「不吉」というイメージを広めて採らないようにした、という説もあるらしい、となんかの本に書いてありました(多分(^^;)
 そういう話を聞くと、なんだかうなってしまいませんか?

「珠鴬と和沙」
 双子の方には申し訳ないけれど、やっぱり双子というのは興味深いテーマだと思う。
 でもこの話は、最初は別に双子じゃなくって、一人の中に二人分の意識があって、理性と感情に分かれていて、という昔からあったネタを、ひねっていたらこうなりました。(ひねり過ぎて書いた本人もよく分かっていなかったりして…ははは<いえ、一応私は分かってます、多分ヾ(ーー )ォィ)
 ちなみにこの話、最初に思いついたのは小説の最初の2行。(紅い華が揺れている。風に広がる、燃える紅。あれは、炎。すべてを焼き尽くす…)です。実はこの2行をもとにその他の設定やキャラクターが後付けされているの。私の小説は大体そうで、いつも最初の詩(プロローグ)からできています。
 二人の名前も、曼珠沙華の中の字を使いたくて考えました。

 しかしこの話、ちょっとあまりにも趣味的(というより、重い)過ぎたので、次はもうちょっとポップで(笑)明るく軽い話が書きたいな〜とひそかに思ってます。
 私の書く話、基本的に暗めの話が多いので、どうなるかわかんないですけど……。と、言う所で、まとまらないけど、一応トーク終わり。
>以上

 ふう、昔っから語り好きの女だな私は(爆)
 
 さてこの話、ご覧になった方がどのくらいいるのか分かりませんが、旦那のHPに「エヴァ カオシンバージョン」というのが置いてもらってあります(^^;
 で、こっちの方があくまでオリジナルのバージョンです。ほとんど話的には違わないのですが、大きく違う点は一つ、カオシンはあくまでカオシンですので、「おやおい仕立て」になっております(笑)
 オリジナルの方は、そういうつもりは一切ナシに書いております。
 ホントに違いはそれだけですね。う〜む、今更自分で言うのもなんですが、やっぱりエヴァバージョンの方はかなり設定に無理があるかな〜と(^^;思いますので、やっぱりこっちの方が、好きですね。すいませんm(_ _)m

 どうぞ皆様の、素直な感想を聞かせて下さいませm(_ _)m




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