私の友人達の力作をご紹介します・・・自分と同じ実験や自作を試みている人を発見すると何故か嬉しくなって来ませんか?


JA1HOU's 829B Audio Stereo Power Amplirire

渡邊氏/JA1HOU製作による双4極送信管829Bによるステレオアンプ。オーディオアンプに送信管を使うのはUV-211等でよくやるが、V/UHF用に作られた管の頭に角(プレート)を2本出したこの球を使う例は殆ど目にしない。球自身の独特なルックスもさることながら、オリジナルプレートキャップ、背後に位置する出力トランスや電源トランス類の赤色カバー、それに木製のケースとボリュームつまみ。見ていると、電気的・オーディオ的な部分からそれを包み込む金属や木材の工作にまで興味が及んで楽しい。Ep=370V、Bias=30mA(each)/Class AB1、Gain=12dB、f-Response=40〜25KH(1dB Down)と渡邊氏からコメントがありました。 詳細は渡邊氏までお問合せください。


JA1HOU's Dyr Type KW Dummy Load with Air Forced

渡邊氏/JA1HOU製作による強制空冷によるKWダミーロード。オイル式でKWを連続供給するとオイルがボコボコと沸騰・噴出し、後処理に大変な思いをす事があるがドライ式はこうた心配が無い。1KWの円筒型無誘導抵抗(65mmΦ/360mm長)を用いているが、1.8KWを連続30分間放り込んでも問題は無いが、相当な熱風が出てくるそうです。気になるSWR特性はMFJ259Bで計ると1.6〜120MHz=1.1、145MHz=1.2 150MHz=1.3、170MHz=1.6との事です。なお写真の様に110mmΦ程度に薄い銅板を筒状に巻きインダクタンスキャンセルを行っています。またCMカップラによるパワー計を取り付けてありますが、かなりの精度が出るようです。左はフロントビュー。右はリアビューで冷却ファン(吹付け)を取り外した様子で無誘導抵抗が見える。ケースはテクトロニクスの波形モニター用を使用している。測定用出力端子や独特のパネルデザインと配色に渡邊氏独特のセンスが光っている。 詳細は渡邊氏までお問合せください。


JA1HOU's Direct Convert Rx

渡邊氏/JA1HOU製作による14〜28MHzダイレクトコンバージョン受信機。もっぱら自局のオンエアモニター用ですが、巷にある高級受信機より遥かに忠実に復調してくれる。 構成はバンドごとの水晶発振器とDBMの組み合わせで復調し、ICによるAF増幅と言う極めて簡単なもの。受信機のIFのf特やALCによるエンベロープの崩れを気にすることなくモニターできます。この出力をPC-FFTによるオーディオアナライザにつなげば、IMDの測定など高級測定器に変身します。 詳細は渡邊氏までお問合せください。


JA1HOU's GU-74B HF Liner Amplifire / Modified HL-1K/6

渡邊氏/JA1HOU製作による14〜28MHzアンプで、母体は東京ハイパワーのHL-1K/6(50MHz)です。HL-1K/6の電源・冷却環境をそのまま使い、Hv=2000V・Ip=500mAで700Wを出力するそうです。オリジナルの4CX250Bx2の時は400Wしか出なかったそうですので、電力的に見れば大成功と言えます。バンドは氏のアンテナ設備に併せ14/18/21/28MHzとし、あまり欲張っていません。このデータはHL-1K(HF)やFL-2100Z等、500W時代のリニアアンプ改修の参考になるものと思います。写真左はシャシ上部、右はシャシ下部のソケット周りです。ソケットはSK-2Aを使っている模様です。詳細は渡邊氏までお問合せください。

写真は上述アンプの入力終端抵抗をチップ型ダミー抵抗(Florida RF Labs/32-1051・・・秋月電子で@\300)に交換した様子。今まで5Wの抵抗器を8本パラっていたが、撤去され随分すっきりした。なおシャシが鉄製のため、銅版でグランドリターン回路を構成している。渡邊氏によれば、冷却風が通るので50Wを加えても全く問題ないとの事。


JA1HOU's GU-74Bx2/HF Liner Amplifire

渡邊氏/JA1HOU製作による14〜28MHzアンプです。ロシア球GU-74Bを2本組み込んだRFデッキと電源コンソールで構成されています。特筆は、RFデッキにはチューニングノブがありません。カムとギアモーターによるプリセットチューンを実現しているからです。バンドスイッチを切替えると、目的のカム接点が電気的に選択され、動き出したギアモーターがカムのディップ点で停止する仕組みです。カムを必要なバンド数用意すれば、簡単にマルチバンドのプリセットチューンの制御系が出来る訳で、アマチュアならではの素晴らしいアイデアです。また、RFのみならず、メーターやノブ類の選定、それにパネルの塗装とイルミネーション等、渡邊氏のこだわりが伝わってきます。詳細は渡邊氏までお問合せください。


JA1HOU's GU-74Bx2/HF Liner Amplifire with Presetable Tune

前項で紹介した渡邊氏/JA1HOU製作によるリニアアンプの改修版です。フロントパネルのバンドスイッチノブが撤去され、新たに製作されたコントローラから全てのを制御する形になりました。接続ケーブルの芯数は不明ですが、コネクタはD-sub25Pを使用しています。この取り組みは部品段階から自作を余儀なくされ、通常の自作では考えられない膨大な時間を部品製作と実験に費やしたものと想像します。特に心臓部分であるバリL機構と角度検知機構には随分と試行錯誤を繰り返された模様で、その状況を写真やメールで知らせて頂ました。まさに好きでなければ出来ない「技」だと言えるでしょう。ノブを撤去したフロントパネルは、上下にダークブルー色とマゼンタ色に塗り分けられ、境目に白のストライプ(アルミ)を入れる事でパネル全体を引き締めています。コントローラもマゼンタ色のパネルでまとめ、電気的・機構的な完成度の高さを支援しているようにも見えます。一見してリニアアンプだと感じさせない見事なデザインだと思います。なおこの改修で30mバンドが追加され、運用可能バンドは10〜28MHzとったそうです。前項も参照してください。 詳細は渡邊氏までお問合せください。


JA1HOU's GU-74Bx2/HF Liner Amplifire with Variable-Inductor

前項の大型リニアアンプをリメイクしたと渡邊氏。この写真を初めて見た人は、コリンズにこんなアンプがあったっけ?と疑問を持たれるに違いない。渡邊氏は友人から譲り受けたトリムを元に、KWM-2Aと同寸のケースを作り、その中に部品を組み込んで行った。コリンズ好きのOMの心意気がフロントパネル中央のローラーインダクタ・ノブやカウンターに現れている。そしてローラーインダクタやカウンターの駆動ギアメカまで、全てが自作と来ているから恐れいいる。さすが電子立国を支えて来られた世代だと、その根性に圧倒される。電気工作より機械工作が作業の中心だったと渡邊氏はメールで振り返っていた。
左はコリンズトーンのフロントビュー。右は背面越しの内部配置。こう言う作品を見ていると、回路や図面では表現し難い知る人ぞ知るノウハウが見え隠れして楽しくなる。


JA8FDT's GU-74B/144MHz Liner Amplifire

小池氏/JA8FDT製作による144MHzアンプです。Ep=2,400V(無負荷)/2,000V(全負荷)、Ip=500mA、Ecg=-45V、Esg=290V、Bias=150mAのAB1(GG)動作で、Gain=13dBが得られたそうです。 出力は、同調パイプ2本によるインダクタと可変キャパシタでチューニングを行い、信号の取り出しはプレートから可変キャパシタ経由で行う、いわゆるW6PO型。プレート電源の給電は、1000pFの貫通コン経由で50cmのフォルマル線を巻いたRFCで行っている。入力はT型回路です。
20Wドライブで400Wを出力しますが、50Wで無理押しすれば600Wまで伸びるそうです(ただしEpは1,800Vまで低下)。これは、電源トランスがFL-2100Zからの流用品で自ずと限界があるためで、大き目のトランスにすれば改善されるとの事です。
なお小池氏は、ロシア製真空やRFパーツの斡旋もされておりますので、是非一度お問合せください。


JA4CTL's 8877/HF Liner Amplifire with Preset Tune

浦岡氏/JA4CTL製作による8877リニアアンプです。機構系はDCサーボモーターによるプリセットチューンを可能にしております。
長年に渡る部品集めから設計・製作まで、浦岡氏の心意気が随所に感じられるアンプで、見ているだけで楽しくなります。
特にB&W社のタンク回路(コイルとバンドSWユニット)850Aは、昔も今も買いたくても買えない一品なんだそうです。
ほんの一部しか紹介出来ないのが残念ですが、詳細なお問合せは浦岡氏までどうぞ。


JA4CTL's 8877/HF Liner Amplifire with Preset Tune Renew!

プリセットチューンのためのサーボ系をグレードアップしていると聞いていたが、2004年1月ついに完了した旨のメールと写真が届いた。主な改修内容は、サーボアンプをモータ制御ICを使った回路に変更したのと、ギアメカとダイヤルを取り付けプリセットの確度を良くした点だそうです。またフロントパネルの同調目盛板やエスカッションに手が加わっているため、イメージが随分と変わっています。この様なアンプを個人でまとめるには、電気・電子・高周波の知識はもちろんであるが、電子制御・材料・機構関係の知識とそれら全てを整合し実装できる技術が必要である。大変バランスの取れたアンプに仕上がっており浦岡氏の技術レベルの高さが伺える。なお浦岡氏はホームページを開設されておられるので、一度覗いてみると良い。その技術力の高さを再認識すると共に、人間的な深みをそこに感じるはずである。


JA0TJU's 50MHz/SSPA(Solid State Power Amprifire)

写真左は真貝氏/JA0TJU製作の12V系Tr:2SC2782x16パラの50MHzアンプです。単純なLCマッチングで、氏曰く「力ずくで作ったアンプ」だそうです。部品点数はネジまで含めると700点以上で、随分と製作・調整を楽しんだそうです。写真右その内部で、上面でダクト型の放熱板を挟んで下面にも同様なユニットを配置し、2SC2782を16本で運転します。電力合成は、トロイダルコアによる4合成x4+ウィルキンソンx2で8合成しています。インピーダンス変換部のコアは#61では発熱が激しく#63がベストとの事。個別アンプは90W(11V時:電圧降下考慮、14V時:120W以上)の能力ですが、電力合成の損失やSSB運用を考えると1KW程度での使用が良いようです。回路は12Vベースですが、電圧降下を考慮して制御用リレーは8Vで動作するものを選別して使用し、電圧低下によるプリアンプなど誤制御による損傷などに対応しています。内部もさることながら、フロントビューも真貝氏のセンスの良さがそのまま表れ、見ていると楽しくなります。

写真はラックに組み込んだ様子で5V300A電源と10V150A電源x2並列で、14Vを供給し何と200Aを流し込みます(黒いパネルは430MHz/500wアンプ、その下3台が電源)。バッテリー運用時は、35mΩ/100Wの抵抗に放熱板を付けて電流制御し、バッテリー4本に定電流充電する方式で700W程度の小型発電機で運用が可能です。
お問合せは真貝氏までどうぞ。


JA0TJU's 144MHz/SSPA with Junk Unit

真貝氏/JA0TJUよるポケベルアンプの改修例です。オリジナルの周波数は280MHzで、それを144MHzに改修しています。改修箇所は出力トランスと回路定数です。24V電源で1個当たり160W出力のプッシュプルアンプを、4合成し600W以上を出力するそうです・・・元々はリニアアンプではありませんが、改修によりSSBにも対応しています。デバイスには2SC3286(デュアルパッケージ・トランジスター)が使われており、片方で500mA(両方で1A)のアイドリング電流を流しているそうです。
管球式ハイパワーアンプの製作例は良く見かけますが、半導体やこうしたジャンクの改修例は少なく、貴重な例と言えます。お問合せは真貝氏までどうぞ。
2001年11月10日の深夜に、80mバンドで交信後この写真を送って頂きました。左はオリジナル、中央と右は改修版です。氏の半導体アンプはCQ誌上を時々賑わせておりますが、「無線と実験」を地で行っているような方です。


JA0TJU's 144MHz/SSPA with Junk Unit

真貝氏/JA0TJUよるポケベルアンプの改修例です。前項の改修SSPAユニットと同じ物を2台使用した、2SC3286PPx8パラレルの144MHzアンプです。15W入力(24V動作)で出力400W程度が得られ、効率は約55%です。フルにドライブすれば、KW級動作が効率70%で可能と言う事です。


JA0TJU's 2SK2216x8Units 430MHz/1KW SSPA


JA0TJU真貝さん製作の日立製MOS-FET"2SK2216"による430MHz/1KW_HPAです。
アンプ部は860MHz帯の携帯電話基地局用アンプを試行錯誤で改修(最終的に1本当たりチップコン1個+VC1個追加で改修)し430MHz用HPAとしています。ケースはアルミ板から切り出した全くの自作です。
単位アンプは24V時で飽和出力200Wで、中ポストアンプ及びファイナル共に同一アンプです。ファイナルは8合成し出力1KW++を得ています。
構成は、5WInput→10dB_ATT→2SK2216x1(ポストアンプ)→8分配→2SK2216x8(HPA)→8合成(1KW++)を実現しています。
動作監視のメーター等、背面のD-SUB/9pinコネクタを介し、電流・電圧・出力・反射波を監視でき、受信専用ANT端子や-60dBモニター端子、ANT直下プリアンプへの電源制御を組み込んでいます。 真貝氏によれば、これで2SK2216を使った、2パラ・4パラ・8パラと、350W〜1KW++までのアンプシリーズが完成したそうです。お問合せは真貝氏までどうぞ。
以下は後送して来られた入出力特性とIMD特性。入出力特性はポストアンプにも2SK2216が使われているためか、小電力入力時の特性が余り良くなく、真空管アンプの様に無造作に作ってもそこそことはならない模様。ポストアンプをレスポンスの良いデバイスにするなど改善の余地が有りそうです。IMDは1KW出力時のツートーンで見ているが、PEPからだと3rdで-29dB程度、5th以降は順調に低下しFETアンプらしさが出ている。500Wに出力を落とすと3rdは2dB程度の改善があるそうです。ところがIMDの値は、エキサイタの出力と同等だったそうですので、ここでの数字は参考で更に良い可能性があります。またスプリアスは、第2高調波まで観測出来たそうで-60dBとのことです。LPFフィルター無しですが、測定では8.5GHzまで第2高調波以外見えず、λ/4(基本波)先端短絡同軸トラップを内臓しているそうです。
それにしてもこのような固体化HPAを見るとCW/EMEなら十分と言えないでしょうか。


JA0TJU's 430Hz/KW++ SSPA with 800MHz Junk Unit

真貝氏/JA0TJUよる、800MHz帯デジタル対応携帯電話基地局のジャンク基板を活用したSSPA。デバイスは2SK3174(ルネサステクノロジー/HITACHI&MITSUBISHI)のMOS-FET。氏によればパターンの変更をしない独自の手法により430MHz帯アマチュアバンドに改造したとの事。改造で432MHzで約400〜500W 出力が得られ、これを4合成してEME用アンプとしてまとめたものです。同様にジャンクユニットを改造してドライブアンプ(2SK2216x1)も組み込み、2ステージアンプとして低入力電力で法定出力電力を超える飽和出力を実現している。500W出力を得るのに必要な入力は僅か100mWである。アンテナ直下プリアンプの制御、受信専用ラインへの対応や送信遅延制御など実践的なEME運用の他、プリアンプも内蔵しパネルスイッチの設定で多様な運用形態に対応可能。グラフは200mW入力までしか記していないが、テストベンチでの実力は、恐らくアマチュアが製作するSSPAとして国内最高出力を誇ると思われる。電力もさることながら、目的外周波数のユニットを巧みにアマチュアバンドにアレンジする氏の技術力と工作力、それに美的センスは素晴らしい。一度ジャンクに堕ちても、こうして第2の人生を迎えられるユニットは幸せ者だろう。(Jun 23.2009)

その後「かなりいい加減ですが・・・」と前置きしてスペアナの写真とコメントが届きました。 バードの-40dBカップラ+10dB_ATT+10dB_ATTで合計-60dBに減衰、スペアナカップ経由で測定。 カップラのf特があり、864MHzの第2高調波ではカップリングが-3dB落ちるので、第2高調波はギリギリ-70dBc(1KW時)となっている。第3次は測定できない位い。
IMDは、PCのジェネレーターで2TONEを発生し、何とスピーカから拾ってという、アバウトな状態での測定。エキサイタ出力2W時、3rdで-28dB程度しかとれていない。エキサイタの特性が悪く、2TONEで出力計500W表示時で-25dBあるかどうかというところ。2TONEで出力計1KW表示時は-20dBと余り良くない。 出力フィルタは、ドライブアンプ出力の2分配器に2nd、3rdの高調波トラップ、最終合成器に同じく2ndと3rdのトラップを挿入している。


シングルトーン1KW出力時のハーモニックス。

1KW出力時のIMD。

500W出力時のIMD。


JF1UQS's 3-500Z/3.5〜21MHz Liner Amplifire

青木氏/JF1UQSの製作した3.5〜21MHz、3-500Zシングルのリニアアンプ。3-500Zをゼロバイアスで使ったGGアンプ。
  500W出力時のデータ(3.5MHz/CW)は・・・Ep=2100V、Ip=340mA、Ig=130mA、入力90W(但し入力SWR安定化のために-3dBパッド挿入してある)。
バンド切替えは当初リレーを考えていたようですが、結局ロータリーSWになってしまったそうです。タンクコイルは、EC線を使い空芯で製作され苦労の跡が伺えます。
完成までの紆余曲折が、シャシの隅々に感じられます。TS-520の上で何事も無かった様に鎮座する姿は、作った事のある人にしか伝わらないメッセージを放っています。
詳細は青木氏までどうぞ。


JF1UQS's 5T31/3.5〜14MHz Liner Amplifire

青木氏/JF1UQS製作。元々3.5MHzモノバンドで製作が始まった5T31アンプ。それをマルチバンド化したもので、各バンドで最大600Wを出力する。入力の整合はフェライトコアによるトランスで行い、非同調回路でバンド切替えから逃れている。不要輻射は7MHzで-45dB、3.5MHzと14MHzで-50dBのデータを得ている。2001年12月12日、このアンプで電監検査を指示事項無しで合格したそうです。なお、5T31?とご心配の向きもあろうかと思いますが、れっきとしたリニア仕様のアンプです。詳細は青木氏までどうぞ。覗き窓越しに見る5T31の輝きは、最高の気分にさせてくれるのでは・・・オーナーもそれを信じてMakingAmplifireしております。


JA4PWT's 3-500Z/50MHz GG Liner Amplifire

原氏/JA4PWTの製作した50MHz/3-500Zシングルのリニアアンプ。私が発表した、バリLよるアンプ製作記事(CQ誌1998年10月号)を参考にされ製作した。
数回のメールのやり取りの後、完成した旨を伝える手紙に同封してあった写真。フロントビューのみであるが、ケースはオシロスコープのフレームを流用している。各部の電圧電流を直視できるように4個のメーターが取り付けてあり、原氏の考え方が良く出ている。


JA4PWT's GU-74B/50MHz GG Liner Amplifire


原氏/JA4PWTの製作した50MHz/GU-74BシングルのGG型リニアアンプ。拙筆「ロシア球GU-74Bによる50MHzアンプ」の製作記事(CQ誌2001年5月号)を参考にされ製作した。
氏は島根県在住で部品の調達など都会に住む人には分からないだろう苦労から製作が始まった。外観から察すると前項の3-500Zアンプのケースを流用したように見えるが違うだろうか?。現在1.2KWをIcg=1mA以下のドライブで実現しているが、プレート効率が65%程度なのに満足できず、出力タンク回路の微調整を行っている。プレート入力が1.9KWもあるので出力アップの可能性があるが、負荷抵抗がやや低いのではと思われる。入力ドライブに対する各パラメータも取得されており興味を引く。タンク回路は入力がパイ型で出力はパイL型。GU-74Bの動作環境は、Esg=310V・Ecg=-52.8V・Bias=100mAである。質問やお問い合わせは原氏までどうぞ。


JA4CUC's GU-74B/50MHz GG Liner Amplifire


原氏/JA4CUCの製作した50MHz/GU-74BシングルのGG型リニアアンプ。前項と同じ拙筆「ロシア球GU-74Bによる50MHzアンプ」の製作記事(CQ誌2001年5月号)を参考にされ製作した。
原氏は前項で紹介したJA4PWT/原氏のローカルで、お互いに情報を交換しながらKWアンプを製作された様子。添付されたメモには・・・AC=200V・Ep=2750V・Esg=290V・Ecg=-56V・Bias=100mAにてDrive=24W・Ik=700mA・Isg=24mA・Icg=0mAでInput=1925W・Output=1000W・効率=51.9%・Ggain=42倍・・・が得られたと記してありました。効率51.9%でやや低めなのは、プレート同調容量がややHi-C気味で負荷抵抗が低めになっているものと思われ、定数の変更で60%程度は維持できると考えられます。また入出力リレーを一般のパワーリレーでむき出しで設置しているのも気になります。むき出しなら出力回路に直付けするか、同軸の中間に入れれるのなら確実な同軸関係を崩さないシールド環境をベースにする方がべたーでしょう。質問やお問い合わせは原氏までどうぞ。


JA4FM's 4CX250Bx2/50MHz Liner Amplifire

池田氏/JA4FMの製作した4CX250Bx2/50MHzリニアアンプです。600W程度の入力が得られるとの事です。30年前に作りかけたTRCVのシャーシに無理やり押し込み、W=240mmxH=200mmxD=280mmと大変コンパクトに仕上げられています。バーニアダイアルは、40年前の学生時代に大井町のジャンク屋で入手した「ハリクラフターズ」からのハズシで、ご自慢の品との事です。なにやら、製作途中でトランスが焼けるトラブルがあり、巻き直して貰いようやく完成したんだそうです。お問合せは池田氏までどうぞ。アンプとは関係ありませんが、後ろに見えるスピーカーが「時代」を感じさせてくれるとは思いませんか。


JP3KHH's 3-500ZG/50MHz GG Liner Amplifire

塚口氏/JP3KHH製作の3-500ZGシングル50MHzリニアアンプ。特徴は何と言ってもプレートコイル内側でショートリングを回すバリL機構。実はオーナーがCQ誌1998年10月号に執筆した方法をそのまま採用されている。3-500ZGシングルのGGアンプであるが、プレート電圧を3KV以上と高めに設定することで直線性を改善されている。入力は並列共振回路でドライブ入力をタップダウンし整合を取っている。高調波は外付けのLPFを入れ-70dB以下に収まっているとの事。背面パネルには東洋通商の同軸リレーCX-800Nが見える。入出力特性グラフで出力がやや湾曲しているのは受電電圧の低下によるものと推測される。Bird社のパワーメータを多数並べる様子から氏の意気込みが伝わってくる。お問合せは塚口氏までどうぞ。


JP3KHH's GU-74B/50MHz GG Liner Amplifire

塚口氏/JP3KHH製作のGU-74Bによる50MHzシングルGGアンプ。オーナー製作のGU-74Bアンプを参考にされている。入力はカソードドライブだがπネットワークでステップアップが行われ、利得の低下が抑えられている。出力はπL回路により高調波の抑圧を狙っている。26Wのドライブで1.2KWを出力するが、このデータはEp=2.75KV(やや高め!)、Isg=24mA、Icg=Invert、電力利得=40倍である。グラフに示すように1KW出力でも驚く程リニアで、製作された塚口氏も驚ろかれたようだ。冷却はSanAce92(38mm厚)をGU-74Bの底とファイナルボックス排出に1個ずつ使用している。写真はファイナルボックスのサイドショットである。タンク回路のリターン回路を銅ベルトで行っているが(メンテナンス性向上のため)、もう少し幅のある造りにした方がリターン回路上の電位発生を抑えられ効率が上がるものと推測する。お問合せは塚口氏までどうぞ。なお氏は大変熱心な方で、前項の3-500ZアンプとこのGU-74Bアンプを半年に満たない時間で完成されている。

その後IMDデータを取得され、写真にして送って来られた。左の写真がそれで、3次IMDは尖頭値から38dBも落ちている。塚口氏によればエキサイターであるTS-2000の特性がそのまま出ているとの事である。したがって真の実力はそれ以上だろうと考えられる。こうなるとエキサイターのIMDが気になって仕方ない。


VK4KDD's 430MHz & 14〜50MHz Two Amplifires

VK4KDD/Ronが、初めてのe-mailからいきなり自作アンプの写真を添付してきた。

写真はλ/2長同軸型キャビティによる430MHzアンプ。球は4CX400シングルであるが、動作はGKだと思われる。高圧電源の入り口に真空リレーが見えるが、これで何をしているかは不明。まさかスタンバイではないと思うが、高圧のオフディレイ用かも知れない。プレートチューンやリンクコイルとロードチューンの様子が良く分かる。RFCは430MHzにしては随分と巻いてあるが、巻き過ぎのような気がするがどうだろう・・・。このアンプは700〜800Wの出力を持つとRonは誇示していた。以下Ronからの原文ですが、temp compensated・・・のくだりが興味を引きます。
One amp is for 70 cm with halfwave cavity, this one is temp compensated. When the cavity becomes longer because it warms up, the capacity is reduced because the plates move away from each other. This is with a 4cx400 and has very good cooling even at 700 or 800 watt out.

これは14〜50MHz用のマルチバンドアンプ。最初は50MHz専用機として製作したがグレードアップしてHFを追加したそうです。4CX600JBシングルでWARCバンドを含む構成で出力は1KWと言っています。電源は別ですが、真鍮・鉄・アルミ材料を使ったケースに入れるのが彼のスタイルらしい。シロッコファンの噴出しがそのまま真空管方向に向けられているが。これでどれくらいの冷却が出来ているのかやや疑問である・・・1KWともなると。疑問質問などの問い合わせは VK4KDD/Ronまで英文でどうぞ。


JA2XCR's 3-500Zx2 HF GG Liner Amplifire

丸尾氏/JA2XCR製作の3-500ZパラレルによるHF(80m-10m)5バンドアンプ。写真は左:フロントパネル、中:RFデッキ部(製作途中)、右:電源部である。オードソックスな回路を品質の高い部品で組み上げ、全く無理をしていないアンプである。RF部と電源部を完全に分離しラックマウントされ、写真では確認できないがソケットを5mm程度沈め、底から3CX3000A7用のシロッコファンで吹き上げている(風量は十分だが騒音が課題らしい)。フィラメントはAC5Vの並列配線で、バイアス電圧は6V/30Wのツェナーダイオードで得ている。プレート電源はAC2200Vをブリッジ整流しDC3200Vを得るが、負荷時は3000Vを割り込み2800V程度まで下降する。またスタンバイ方式は33KΩ陰極抵抗の短絡/開放による自己バイアスで行っている。入出力タンク回路もオードソックスなπ型を採用している。出力側のバンド切り替えは単純なタップ切り替えで、空きタップをショートする手法は採用していない。こうした部品は職場の廃品でまかなえるそうで、オーナーの様なプアマンハンドメーカーとしては羨ましい限りである。HFでありRF部は大変ゆったりとした造りになっているが、リターン回路がRFで駆動された時に発生する筐体輻射がやや気になる。また冷却風の通りがチムニィ処理できない分、ソケットをオープン型にして管面に直接風を当てたい気もする。なおこの写真は「静岡DX同好会(SDXRA)会報」に掲載されたものからの引用です。質問やお問い合わせは丸尾氏までどうぞ。


Mr Harada's 8877/3.5MHz & 8874/50MHz Tow Linear Amplifire

安城市在住のHarada氏製作による3.5MHzと50MHzのリニアアンプ2作。前者は8877/3CX1500A7による3.5MHzのGGアンプで、大型のコイルとVCで無難にまとめ28Wドライブで安定に1KW出力を得る。入力・出力共にπ型タンク回路。冷却は背面に取り付けられたシロッコファン(ORIX)でシャシ底から吹き上げる強制空冷。コバルトブルーに塗られたフロントパネルに、梅沢製のボールドライブ&ダイアル目盛と氏お気に入りのシーメンス製メーターやSW類が映え、独特の雰囲気をかもし出している。なお出力タンクコイルはバリLで、気分次第で他バンドでも運用可能との事。

後者は8874/3CX400A7を使った50MHzのGGアンプ。23Wのドライブで500Wを出力する。こちらも入力・出力共にπ型タンク回路。入出力切り替えは6msの真空リレーを使いブレークインを可能にしている。写真には写っていないが、冷却は60mmのシロッコファンによる強制空冷で、騒音は殆ど気にならないそうです。
いずれも1990年代前半に製作されたもので既に10年以上の歳月を経ています。19インチラックへのマウントを前提に設計されたもので、ラックマウントを目指す方の参考になると思います。ご質問や問い合わせはオーナーまでお願いします。


JA1VKV's GU-78B 7MHz Linear Amplifire with NFB


左はフロントパネルでメーターとノブそれにランプ類の配置が美しい、右はGU-78B周辺と奥にNFB用(左)と中和用(右)のバキュームVCが見える

左はドライブアンプであるGU-36Bとその周辺、右はフルパワー時のツートーン波形で非常に綺麗なエンベロープとクロスを示している

左はフルパワー時のIMD特性でPEPから換算した3rdIMDは-50dB近い、右はエキサイター(1W出力時)のIMD特性で同じく-60dB以下を示している

JA1VKV/田中氏製作の7MHzモノバンド・リニアアンプ。ドライブにGS-36B(Ep=1.1KV)、終段はGU-78Bx2とロシア球2ステージで構成している。半年ほど前に製作情報を頂戴していたが完成を伝えるメールと共に写真とデータが届いた。モノバンドと言うことでNFBによる低IMDに果敢に挑戦し驚く程の特性を得ている。その様子をスペアナ写真で確認できるが、フルパワー時の3次IMDはPEPより-50dB近い値を示している。この値になるとエキサイターに何を使ったかが気になってくるが、田中氏は自作のエキサイターで駆動し、1W出力時の3rdIMDは-60dB以下を示しているとのこと。大きなフロントパネルに多くの計器を配置する造りは、田中氏のリニアアンプに対する考え方が出ていて興味を引く。高分解能スペアナをはじめとする測定器群を揃え、特性や回路技術を追求する姿にアマチュアスピリッツとラジオ少年の心意気を感じる。また、大いに触発される。ご質問やお問い合わせは田中氏までお願いします。


JA2MRN's GU-84B HF Linear Amplifire


JA2MRN井戸さんの試作によるGU-84BのGKアンプ。周波数は3.5〜21MHz。G1入力は50Ω無誘導抵抗で終端される。出力はVVCとバリLによるπ型タンク回路。プレートRFCは2本構成(L型HPF2段)。プレート側とロード側のVVCがバリLを挟んでレイアウトされている。ファンとプレート側VVCが若干窮屈にレイアウトされているが、ファンは右奥(出力低Z側)に置き、タンク回路をシャシの中心に持って来ても良かったのでは・・・バリLが長すぎるのか?。出力側のリターン回路が長くなるため銅板を敷き詰めグランド回路の強化を図っている。この位置関係がそのままパネルデザインとなっている。写真には見えないが出力は同軸でコネクタに導かれるが、タンクボックス内とは言え、ここで同軸芯線がむき出しになるのがやや気になる。写真と一緒に14MHzでの入出力特性やIMD波形が送られてきたので一緒に掲示した。その中にIMDとローディングの関係で興味あるデータがある。CWで最大出力1.25KWにチューニング後、ロードVCを抜いた状態(左)と入れた状態(右)を示している。IMDの変化が実に面白く負荷の掛け方次第で5次以降の値が大きく変化し、場合によっては3次より大きくなる。このような違いを見ると、アンプの特性と言うよりチューニングの仕方が明示されていないデータには疑問を持たざるを得ない。入出力特性が意外と湾曲しているのは電源電圧の低下か?。入出力特性の1250W出力時の各データは・・・Ecg=-46V、Esg=350V、Ep=3.25KV、Ip=640mA。Idg=0mA。IMDデータはEsg=300V、Bias=300mA、ツートーンで出力1000Wpepによるもの。 また4CX1000Aを乗せたサブシャシと入れ替えも可能なようで、全体の印象としてはデータ取得用の実験機の雰囲気が強い。ご質問やお問い合わせはオーナーまでどうぞ。


JA2MRN's 7F71R 14MHz Linear Amplifire(Test)

JA2MRN井戸さんの試作による7F71RのGGアンプです。周波数は14MHzのモノバンダーですが、主に7F71Rの諸特性を探る為に試作実験中のものです。フィラメントチョークはトロイダルコアに平編み銅線を巻き込んであります。フィラメント電流が80Aもありますからアマチュアの工作手法としてこの方法は大変有効だと思います。プレート側は一般的なパイ型でVCはVVCを使っています。
さて気になるデータですが、グラフは出力1KW(左)と500W(右)時(PEP)のIMD特性を示しています。測定条件は、出力タンク回路をCW/1.2KWで最大出力になるよう調整し、その後ツートーンを入力したものです。3rdIMDは驚くなかれ、ツートーンの先端から容易に-43dB以下を示し、PEPからみれば-49dBに達します。この数字はIMDを意識したものではなく普通にCWのチューニング(ローディング)をしただけの値ですから、チャンピオンデータを出そうと思えば容易に-50dB以下が期待できるでしょう。
なお7F71Rの動作環境は、Ep:3600V、Esg:500V、Isg=15mA(1KW/CW)、Bias:-50V(Ip=200mA)、G=17dB(50倍:20W入力で1KW出力)です。
井戸さんは7F60RのGKアンプも同時に試作されデータを送って来られましたが、それよりGGでありながら利得の高く、さらに良好なIMD特性を容易に示してしまう7F71Rに驚かれた様子です。一度この球の魅力を知ってしまうと、もう病みつき状態に陥ります。
1960年代のVHF-TV放送機の主流が7F37Rや7F60Rだったのが、カラー化により1970年代中盤には軒並み7F71Rに置き換わって行った理由が納得できます。

その後追試でこのIMD特性が送られてきた。1KW(PEP)出力時と思われるが、ツートーンの先端からみて3rdIMDは-50dBを示しており、並みの特性でない事が判る。ちなみに井戸氏によれば、エキサイタからのドライブケーブル長によりこの値が6dB程度変化するとの事だが、これについては考察を加える必要がありそう。


JR7AAH's GU-74B 144MHz KW HPA with U-Shaped Plate Line & Short Ring

JR7AAH大場さんの作品。拙作のGU-74B/144MHz HPAを参考に自力で製作された。怪しいU-Shaped出力タンク回路等に、当初戸惑われていたようだが見事克服された。この周波数帯の共振と負荷の与え方についての感覚を掴んでいただけたと想像している。大場氏は、もとより工作好きと見え、板金工作や電気・電子工作は実に器用にこなされていて安心感がある。
報告頂いたデータを記すと・・・ドライブ:50W、Hv:2400V(無負荷時3200V)、Ip:800mA、Po:1KW。現在AC100V運用なので単相200Vに変更予定との事。
この出力タンク回路を追試され成果を収めているアマチュアがワールドワイドに広がり嬉しい。
JA5EEU's GU-74B 144MHz KW HPA with U-Shaped Plate Line & Short Ring

JA5EEU松本氏のGU-74B/144MHz/EME-HPA。U-Shaped Plate Lineに興味を覚えて頂き、半年ほどのやり取りの後完成を伝えるメールが届いた。
写真左は調整段階に届いたGU-74Bとプレート同調ラインの様子。右は完成後のもの。オーナー推奨のバリL方式を採用され、ベンドしたプレート同調ラインの内側にショートリングが確認できる。
Ep=2500V、Esg=340VかけIp=800mA、Isg=20mAで出力1.2KW力でプレート効率60%を得ている。なおGU-74BはGK方式で、入力はπ回路で50Ω終端してCgを駆動しているがSWRは完璧に1。
2011年7月のTV放送の完全デジタル化を待ってQRO申請するとの事。(2011.05.22)

IK0SMG's GU-74B 144MHz KW HPA with U-Shaped Plate Line & Short Ring

イタリアのPino/IK0SMGは時々近況写真を送ってくる。 過去に数回のメール交換があったが、今回はU-Shaped_Plate LineとShort_Ringによる出力タンク回路を採用したGU-74B/144MHzアンプのサプライズ写真を送ってきた。 もとより彼は工作好きとみえ、板金や電子工作は恐れい入ってしまう程の職人芸を感じる。入手できるパーツは各国でまちまちであるが、同じ目的のためにパーツを効果的に利用する姿が想像できて「何処も同じ…」の印象である。 動作データは添付されていなかったが、製作にあたって参考に出来る部分が多くここに掲示することにした。
U-Shaped_Plate_Lineを使うHPAはこのコーナーで紹介しているが、友人のVK4KDD/RonやDL2MDU/Chrisは自前のHP上で紹介されている。(2013.09.10)

JA1VKV's SD8901HD RECEIVER for 7MHz BAND

JA1VKV田中氏よりCalogic社のDMOS SWITCHデバイス"SD8901HD"を使った受信機"SD8901HD_RECEIVER"の完成を告げるメールが届いた。2006年8月、BBSの読者へ共同購入を募り、このデバイスを田中氏のマネージメントで購入した事を昨日の事のように思い出している。
氏は同じ受信機を2台製作された模様でその情熱に驚かされる。そして内部を拝見すると、シールドボックス処理を前提とした丁寧な作りに強いポリシーと夢を感じる。
7MHz専用でIF=8.83MHzのシングルコンバ−ションでウェ−ブ電子のDDSをリファレンスにしてPLLを組んでいる。SD8901HDは局発レベルが25dBm程度必要なのでその辺のスプリアス対策が大変だっとコメントを頂戴した。 別項のTest&Dataページでもう少し詳しく紹介しているので参照されたい。